BITTER'S RECORD IDIOT DIARY AT DECK - #7-11
(ビターのアホ買い縁側日記-第7〜11回)
僕は関西地区、ポール・フランク特派員は関東地区、そしてBitter特派員は中部地区を代表するレコード・ハンター。ちなみにBiiter特派員は、POP
ACADEMY主宰の1999年と2000年度レコード購入大賞に輝いた人です。ファンレーターは、mkitks@alles.or.jpまで。
縁側日記番外編整理しましょうもよろしくね。
(Sorry! Japanese Only)
第11回
6月分です。大量です。
6月3日(日)
P-Can ファッジ今池
バーゲンです。
- LILI & SUSIE「Anytime」CD (1988年)\515
アイドル的なルックスではないスウェーデンの女性ダンス・ポップ・デュオの日本でのデビュー・アルバム(本国ではセカンド)。邦題は「哀愁のモニュメント」。北欧美旋律とユーロビート的なダンス・サウンドがうまく調和した例。楽しい曲と哀愁をおびた曲とが半々になっています。楽しい曲の代表が“Girl
with a broken heart”で、哀愁代表が“Robert
and Marie(哀愁のモニュメント)”といったところか。しかし、“Robert
and Marie”の涙腺刺激度はハンパじゃないね。
- SPK「Angst live」Bootleg 12" \315
ブートレッグのライヴ。曲は“Will to power”、“Your eyes”、“Metal field”、“Metal dance”、“Dead steps”、“Napalm 2”の6曲入り。聴きたくもないのに買ってしまいました。とほほ。
- 八木さおり「MERLIN」CD(1988年)\515
全曲武部聡志編曲。心地よく聴きやすいアレンジのオーソドックスなアイドル歌謡で、
“流星少年”(谷山浩子作詞、作曲)がテクノ歌謡です。ここでは八木さおりの唄い方もテクノしています。シングル・カットされた細野晴臣作曲の“SAYONARA”がリミックスされていて、そのカップリングになっていた“心”(これも細野晴臣作曲)も収録しています。
6月10日(日)
Hard-Off 高蔵寺店
初めての訪問。広い敷地に100円ショップ ダイソー、ドラッグストア、ジーンズ・ショップなどと一緒にある店です。
- 冨田靖子「みつめてください。」LP (1984年)
\819
「富田靖子」は昔、「冨田靖子」だったのですね。ファースト・アルバムです。彼女のレコードを買う時はいつも戸田誠司のアレンジに期待をしてなのですけど、この頃はまだ戸田誠司ではなくて全曲瀬尾一三が編曲しています。瀬尾一三もテクノ歌謡でよく見る名前なので好きな方です。このアルバムでは“林檎雨”という曲がプチ・テクノ歌謡している胸キュン・ソングな他は、切ない“夜空のララバイ”が何とか合格といったところ。冨田靖子の歌もまだ味が出ていません。
rail
BUGGLEさんから買っておいた方がいいという助言を受けたTomo
Akikawabayaのレコードを買いに行く。他に気になったレコードがあったので店の人に尋ねてみると丁寧に説明してくれ、試聴させてもらい結局それも買ってしまいました。
- 藤真利子「アブラカダブラ」LP \1470
女優らしいです。細野晴臣、坂本龍一が曲を提供していたので買いました。フレンチ・ポップスで、藤真利子の浮遊感のある声が独特の世界を作り上げています。細野さんの作曲は3曲で、内2曲はイントロとアウトロ、あと“天使と魔法”という男性(誰?)とのデュエット曲があります。教授はしっかりと持ち味を出した“上海・夢の港町”と“SO
LONG”の2曲を提供。沢田研二が2曲提供していて、“モナリザの伝説”が宇宙感覚、“YAI
YAI YAI”が遊佐未森のようなメルヘンティックな曲になっています。松尾一彦作曲の“セピアの恋人”も鈴木慶一の“哀しきマリオネット”もよい。
- Saeko Suzuki「The law of the green」LP (1985年)
\1260
試聴させてもらったらいい曲があったので買いました。鈴木慶一と鈴木さえこのプロデュースです。ジャケのイラストやデザインは、一見しただけではTALK
TALKのレコードと間違えてしまいそう。1曲目の口笛、ベース、パーカッションだけのインスト“夏休みが待ち遠しい”で幕を開けるこのアルバムは遊園地にいるような感じにさせてくれる曲が並んでいます。ひねくれ者の私に童心に帰れと言っているよう(勝手な思いこみ)。“Good
morning”という曲は何かのCMで使われていた曲だと思います。
- Tomo Akikawabaya「ANJU」12" (1985年)
\1260
とりあえず買いましたけど...。曲は“Diamond”、“Dream
of no pillow”、“The hill of dreams”の3曲入りで、前2曲は7インチ・シングル「1985」に入っていたものですけど、長いヴァージョンのような気がします(確かめる気にもならない)。で、“The
hill of dreams”が短い変なインスト。頭痛が...。
6月16日(土)
TOTAL RECALL
- AL CORLEY「Square rooms」12" (1984年)
39.90 DM
アルバムを聴くと何の変哲もない退屈な普通のポップスなのですけど、この曲だけはいいです。ユーロビートと認識しているものの、けっして踊りやすい曲ではなく、良質の'80年代型ポップ・ソングと言う方が近いだろうか。この曲を聴くと懐かしいと思うとともにすごく励まされます。カップリングはアルバム「涙のスクエア・ルーム」にも入っている“Don't
play with me”という曲です。12インチ・シングルはどこの店でもやたらに高い値段がついているようで、この値段です。
- ALPHAVILLE「Dance with me」12" (1986年)
11.90 DM
ファースト・アルバムで見せたベルリンの哀愁が好きだっただけに、セカンド・アルバムからカットされたアップテンポのこの曲を聴いた時はちょっとガッカリしました。ディスコ受けしてしまったばっかりにユーロビート派からの需要が多く、高い値をつけるところも多くてずっと買うのを見送っていましたが、今回は大量注文のついでに買っておきました。A面のempire
remixは8分以上あるので、勢いのある曲ですけど長過ぎてダレてきます。B面は“The
Nelsonhighrise sector 2:The mirror”というゆっくりめの哀愁系の曲。こっちの方はどちらかと言えばファースト・アルバムの雰囲気に近い。
- ALLEZ ALLEZ「African queen」7" (1981年)
6.90 DM
B.E.F.のリストのところに載っていたので買ってみました。ヴォーカルの女性1人と黒人1人を含む6人組で、ジャケのメンバー写真ではニューロマっぽくキメテいるのにタイトル曲“African
queen”の音楽性は静かなジャングル・ビートです。B面は“Allez
allez”のremixで、こっちはテンポはがいいけど、ジャングルっぽい明るさがないです。
- ALLEZ ALLEZ「Valley of the kings」7"
(1982年) 11.90 DM
タイトル曲がB.E.F.のMartyn Wareのプロデュースです。だからB.E.F.のところに載っていたのですね。少しBOW
WOW WOWを思わせるジャングル・ビートで、Martyn
Wareだからといってどうってことはないです。B面の“Wrap
your legs”は最初から最後までアフリカの太鼓(何て言うの?)の音が鳴りっぱなしです。
- APRIL「The balance」CDs (2000年) 6.90 DM
APRILは「The longest journey」(アニメ?ゲーム?)のヴァーチャル・ポップ・スターらしい。Martin
L. Goreの名前があったので買ってみたのですけど何の事はない、曲は“Get
the balance right!”です。女性のささやきと「Get
the balance right!」と言っているだけのトランス・テクノ。6ヴァージョン入っています。
- B-CAP「Send me an angel」12" (1994年)
10.90 DM
リストではREAL LIFEの所に載っていたので、カヴァーだと思って注文したらカヴァーちゃうやんけー!頼むぜ、TOTAL
RECALLさん。club mixは今風のユーロビート調ダンス・ポップで、男性ラップに女性が歌う簡単で覚えやすいサビが印象的。
多分、以前に聴いた事があると思います。UK
mixは静かなトランス・テクノになっています。
- BOOBYTRAX「Don't go」12" (1993年)
5.90 DM
YAZOOのカヴァーです。ついついノッてしまうトランス系ユーロビートで、女性ヴォーカルもハリのある声で唄っています。5ヴァージョン入っていますがどれもほとんど同じです。“Tanzania”という“Don't
go”とは雰囲気の違うインストも入っています。
- FANCY「Chinese eyes」12" 12.90 DM
ドイツでは大物アーティストFANCYのHi-NRGの名曲。この曲は日本盤は出ていなくて(多分)、一般の人には馴染みがない曲かもしれませんが、後にパクリと思われる曲が何曲か出るくらいの大ヒット曲です。「ジャケありなら」の条件で注文したら、ちゃんとジャケありで来ました。FANCYが扇子を持った中国人っぽい女性と一緒に写っているもので、先に買った7インチと同じデザインでした。イラストのジャケのものもあって、どこの国からのリリースかわかりませんが、次はそちらを狙います。
- THE FLYING PICKETS「Only you」7" (1983年)
4.50 DM
ヴォイス・インストゥルメントを バックに唄う、YAZOOのカヴァーです。男性ヴォーカルがとにかく渋い!B面も楽器を使わない“Disco
down”という曲。
- FUN FUN「Living in Japan」12" (1985年)
12.90 DM
女性デュオの唄う和風なのか中華風なのかよくわからないHi-NRGです。この曲はすでにジャケ違いで2種類の12インチを持っていたのですけど、今回のはオランダのHigh
Fashionからのリリースのもので、また違うジャケで狙い通り。“Living
in Japan”はリミックスされていますが、FUN
FUNっていつもリミックスしてあってもオリジナルとの違いがよくわからない事が多いです。カップリング“Sing
another song”はアルバムと同じヴァージョン。
- FUN FUN「Give me your love」12" (1985年)
11.90 DM
ドイツのTeldecからのリリースで、“Give me
your love”はアルバムと同じヴァージョンで、B面の“Tell
me”はヴァージョン名は書いてありませんが、アルバムよりも長いヴァージョンです。“Give
me your love”のアカペラも入っています。
- FUN FUN「The best of」CD (1991年) 36.90
DM
FUN FUNは2枚しかアルバムを出していないと思うのですけど、ベスト盤もあるのですね。10曲入りで、そのうちの“Baila
bolero”、“Gimme some loving”、“Color
my love”、“Happy station”、“Give me your
love”、“Give me love”、“Hit-mix medley”の7曲がシングル曲。しかし、ユーロビートのアルバムはオムニバス以外で聴くもんじゃないですな。FUN
FUNは好きなのですけど、シングル曲集めてあっても途中でテンション下がってきます。ファーストの「Have
fun」はいいアルバムだったけどね。
- GOTZ ALSMANN + THE SENTIMENTAL POUNDERS「People
are people」12" (1985年) 29.90 DM
ベースと指パッチンの音が中心のカントリー・タイプというかウエスタン調というのか、ジューク・ボックスの頃の音(何じゃそりゃ)というのか、うまく言えませんがヴォーカルも含めてすごく渋い仕上がりのDEPECHE
MODEのカヴァーです。私には似合わないかもしれないけど、たまにはこういうのもすごくいいです。カップリングは“Lonesome
pine”というちょっとシビアな雰囲気の曲です。
- JANE HILL「Dizzy night」12" (1985年)
12.90 DM
JANE HILLの曲は日本でもリリースされた“Kiss
her”しか知りませんでした。どうやら“Kiss
her”の前のシングル曲のようで、“Kiss her”のような底抜けに明るいポップなユーロビートを期待したのですけど、歌も音もどこか悲しげというか暗いというかユーロビートとしては煮え切らない感じです。
- JOY「Best of Joy」CD 49.90 DM
“Touch by touch”、“Hello”、“Japanese
girls”を含むJOYのベスト盤。“Lost in Hongkong”が入っていないかと期待したのですけど、入っていませんでした。すごく爽やかでキャッチーなユーロビートで、アルバム1枚聴くと飽きて来るものが多いユーロビートの中にあって最後まで緊張感を持って聴き通す事が出来るところが人気の秘密であろう。同じ曲で歌詞を変えた“Japanese
girls”と“Chinese girls”という中華メロディを使った曲があり、始まりの部分の女性のセリフもそれぞれ日本語と中国語と変えてあります。こういったところも憎めません。ボーナス・トラックで“Touch
by touch”のトランス・ユーロ・ヴァージョン“T.B.T.
Millennium”が入っています。これはなくてもよかったけど、ベスト盤だから許しましょう。
- J.O.Y.(JAM OUT YOUTH)「Fever」7" (1988年)
11.90 DM
リスト上ではJOYとなっていたので、注文したのに全然違うじゃないか!これくらいは表記の区別をしっかりつけてもらいたい。女性ヴォーカルの地味なファンク寄りのハウスってことにしておきましょう。B面は“Flash”というインストで、「メリーさんの羊」のメロディが出て来ます。
- KAMERATA「Lovers and other strangers」LP
(1988年) 19.90 DM
’86年にBOYTORONICを抜けたHolger WobkerとRalf
Martensによるユニット。サウンドはもろにBOYTRONICでやっていたエレポップなのですけど、BOYTRONICよりもエモーショナルな曲が半分くらい占めています。粘りつくような唄い方をする曲ではゲイ?と思ってしまいます。“Dear
pen-pal”、“Heroin”といった元気な曲がお気に入り。
- LOGIC SYSTEM「Domino dance」7" Picture
(1982年) 15.90 DM
裏、表ともセカンド・アルバム「Venus」と同じイラストのピクチャー・ディスク。A面が“Domino
dance”、B面が「Venus」からの“Be yourself”のそれぞれショート・ヴァージョンが入っています。
- MUSIC INSTRUCTOR「Hymn」CDs (1995年) 2.90
DM
ULTRAVOXのカヴァーです。BPM170以上ある高速テクノ・ハウスで歌はサビの部分だけ。名前の通りMUSIC
INSTRUCTORで、男性が次に出てくる音などをナレーションのように説明しています。
- MY FAVOUTITE TOYS「Life of a toy」7"
(1986年) 11.90 DM
何となく名前が気になったので買ってみました。多分ドイツの男女2人によるユニットのようで、女性ヴォーカルのキャッチーなメロディを持ったエレポップです。ヨーロッパの薫りが漂う反面、アメリカン・ポップスのような乾いた印象をも受けます。これは聴けば聴くほど、どんどんハマっていきそう。アルバムが出ていたら聴いてみたい。ちなみにB面は“Life
of a toy”のインスト。
- OOZAY「Scratching situation」12" (1984年)
4.90 DM
YAZOOを反対に綴ったOOZAYによるYAZOOメドレー。ジャケの雰囲気もYAZOOを真似ています。A面の“A
non scratching situatin”はオリジナル“Situation”に近い音を使っていて、“State
farm”と“Situation”の繰り返しでたまに“Don’t
go”のメロディも出て来ます。B面の“Phone version”は電話越しに男が女にこの曲を聞かせて、女が「素晴らしいわ。すぐに買わなくちゃ」というだけの30秒程度の会話。
- ROBEY「Moth to a flame」12" (1984年)
4.90 DM
アルバム「Robey」収録の曲。この曲がシングル・カットされていたなんて知りませんでした。ドイツのZYX盤なんですけど、1985年にアメリカのSilver
Blue Recordsからリリースされている「Killer
instinct」の12インチとはジャケの写真が同じで、裏表が反対になっているだけです。ちょっと“One
night in Bangkok”に似た雰囲気の曲で、始まりからアルバム・ヴァージョンとの違いがはっきりとわかるミックスです。B面は同曲のdub
mix。
- ROBEY「Bored and beautiful」12" (1986年)
3.50 DM
アルバム「Robey」収録の曲。この曲がシングル・カットされていたなんて知りませんでした(↑と同じだ)。そんなに好きな曲じゃなかったのですけど、好きなアルバムの中の曲ってことで、12インチ・シングルは要チェックです。上の“Moth
to a flame”と同様で、派手なリミックスではないのですけど、オリジナルとの違いがはっきりとわかるので満足度は高いです。B面には“One
night in Bangkok”が入っていて、ヴァージョン名は書いてありませんが、同12インチのspecial
disco mixと同じです。
- TWINS「Love system」12" (1984年) 26.90
DM
アルバム「A wild romance」からのシングル・カット。“Love
system”のリミックス2ヴァージョン(re-recorded
dance versionとそのエディット・ヴァージョン)と同じくアルバム「A
wild romance」に入っていた“Facts of love”のロング・ヴァージョンを収録しています。
- WOLFSHEIM「Hamburg rom」CD (1997年) 19.90
DM
ブートっぽいタイトルだなと思いつつ買ってみたら、オフィシャルのライヴ盤でした。'96年のライヴ音源です。
6月17日(日)
この日はHard-Offを含めてリサイクル・ショップを3軒回る。Hard-Off稲沢店ではメタルが目立ち、珍しいLPが何枚かありました。ジャンク・コーナーは量は多いが、質はよくなかったです。
キンブル小牧店
愛知県では有名なリサイクル・ショップ。少し前にテレビで取り上げられていて、知らない間に店舗が移転していました。この小牧店は何年か前に立ち寄った時はレコードはありませんでした。
- 勇直子「Boom boom boom」12" (1987年)
\105
PAUL LEKAKISのカヴァーです。欲しいなと思っていたところへタイミングよく出てきてくれました。サブ・タイトルは、PAUL
LEKAKISのオリジナルがLet's go back to my
roomなのに対して、こちらはLet's go back
to your room。角松敏生プロデュースで、中山美穂の「Catch
me」そのまんまの音で、スクラッチ音や「ウー・イヤー!」って掛け声も出て来ます。角松風のポップス感が強過ぎてユーロビートとしては迫力不足かな。とはいっても、お気に入りの1枚ですけど。
- 松岡英明「VIRGINS」12" (1987年) \105
岡村靖幸とよく混同する松岡英明に対するイメージは悪くない。独特のポップでファンキーな音楽性は日本人では稀な存在だと思うし、裏声を使うタイミングも上手いと思う。“Virgin”がチャラチャラした音が目立つが実は歌が中心の構成で、カップリングの“Living
in a false scene”はSF的な広がりを持った音を聞かせるロマンティックな曲。どちらもいいか悪いかと聞かれれば、いいと答えるのだが、こういうのはアルバムを聴こうという気にはなれない。
- 佐久間正英「LISA」LP (1984年) \105
ファースト・アルバムです。すべてインストで、静かな曲が多い。どこかの民族音楽のようなものや、感動映画のBGMのようなものなどいろいろあり。
6月20日(水)
FUN RECORDS
5月21日注文分で、87枚注文して78枚送られてきました。
- AIDA「I feel love」12" 5.32DM
DONNA SUMMERのカヴァーです。ユーロビート扱いされていますけど、オリジナルと同じ路線のテクノ・ディスコ・サウンドで、Giorgio
Morodeっぽさもそのまま再現しています。B面はBAT
YAMというアーティストの“Desire”。インストのハウスですけどA面と同じSANNY
Xのプロデュース。つまり、これはAIDA名義ではなく本当はSANNY
X プロダクションのレコードということになります。
- AIDA「Number one」12" 6DM
女性ヴォーカルのユーロビートです。彼女のヒット曲“Cupid”にそっくりですけど、こっちの方がいいかな。B面のdub
versionはインスト。
- AMANDRAS「Another lover」12" (1987年)
7.13DM
「ZYXだから」買った12インチ。女性ヴォーカルのおしゃれなイタロ・ディスコで大当たり。SHAKATAKのイタロ・ディスコ版とでもいうのか、歌と高音のコーラスが美しくて、聞き入ってしまいます。2ヴァージョン収録。
- AND ONE「Nordhausen」CD (1997年) 19.99DM
ボディ時代からクォリティの高い作品を作り続けている最も安心して聴けるシンセポップ・ユニット。輪郭のはっきりしたサウンドに左右から迫ってくるヴォーカルが3Dのような立体感を醸し出しています。シングル・カットされた“Sometimes”ではそれをうまく活かしていて、ゾクゾクするくらい音と声が迫ってきます。“Movie
star”のようなポップ・センス満開の曲も文句なしの出来。ハンマー・ビート系の金属的なドラムに、DEPECHE
MODEの匂いがする音がたまに出てくるところもいい。
- ANSWERING SERVICE「Call me Mr. Telephone」12"
(1984年) 6.05DM
ZYXリリースの聞き覚えのあるアーティスト名と聞き覚えのあるタイトルのレコード。女性ヴォーカルで、少し男性ラップが入るイタロ・ディスコです。聴いてみてあの曲かと思い出しました。
- ANTHONY'S GAMES「Silent smiles」12"
(1985年) 14.36DM
ZYX発ハイ・エナジーの名曲です。テンポは速くないですけど、バスドラの連打に強いビシバシ感、さらに男性ヴォーカルの唄う哀愁のメロディがたまりません。B面の“Hey
Hey girl”は音数は少なく地味ですけど、ちゃんとハイ・エナジーしています。
- ANYA「Love is my favourite game」12"
(1987年) 3.42DM
「ZYXだから」買った12インチ。ANYAという名前だけでは気付きませんでしたけど、ジャケを見てダブったとわかりました。あまり好きじゃない女性ヴォーカルのユーロビートで、すでに日本盤で持っているものでした。とぎれとぎれに唄っているというか、しゃべりに近いです。
- ATLIER FOLIE「Fashion」12" (1988年)
7.69DM
ZYXレーベルだったので買いました。男性2人によるユニットで、AORポップスに近いイタロ・ディスコです。
- BAD BOYS BLUE「You're a woman」12" (1985年)
9.79DM
見た目はレゲエの黒人2人と白人1人によるユニット。ドイツのMODERN
TALKING系哀愁ユーロビートのヒット曲です。今更ながらマスト・アイテムなので買っておきました。
- BAD BOYS BLUE「You're a woman '98」CDs (1998年)
11.29DM
上記の新リミックス盤。テンポが上がって少しトランスの影響を受けた音になっています。同じバックの音で途中でラップが入るヴァージョンと、“Megamix
volume 1”という“You're a woman”→“Pretty
young girl”→“I wanna hear your heartbeat”→“Lady
in black”→“L.O.V.E. in my car”→“You're
a woman”と続くメガミックスがありますが、音が新リミックスの方の音なので持ち前の哀愁がほとんど感じられません。
- BASE TEAM featuring VERONICA MARTIN「Dance
to the rhythm/Hot stuff」12" (1988年)
6DM
これ、B面が“Hot stuff”(DONNA SUMMERのカヴァー)かもしれないと思って買ったのですけど、このタイトルで1曲でした。特筆する事はなにもない女性ヴォーカルのハウスです。
- B-BOY ELECTRIC「Tainted love」CDs (1998年)
8.19DM
SOFT CELLヴァージョンの音を使ったテクノ・ハウスでのカヴァー。インスト6ヴァージョンを収録。
- BEAGLE MUSIC LTD.「Daydream」7" (1986年)
8.07DM
BUGGLEさんによれば“Ice in the sunshine”だけの一発屋らしい。オリジナルは誰か知りませんが、よくカヴァーされている有名な曲です。“Daydream”もB面“Lay
my love on you”もポップスに近い楽しいエレポップになっています。なかなかええやんけ。
- BERLIN「Sex(I'm a…)」12" (1983年)
9.92DM
7インチのジャケがよかったので、大きいのも欲しいと思い買いました。A面が8分9秒の長いヴァージョンでB面はインストゥルメンタル・ヴァージョンです。
- BUENA VISTA「Don't you want me」12"
(1997年) 7DM
インスト・テクノハウスでのHUMAN LEAGUEのカヴァー。しょーもなくてまともに聴いていられません。3ヴァージョン収録。
- C.C.CATCH「'Cause you are young」12"
(1986年) 8.91DM
なぜか急にC.C.CATCHを12インチで欲しくなって、初期のものだけ買いました。C.C.CATCHはMODERN
TALKINGのDieter Bohlenがプロデュースしていて、音はもちろんのこと裏声コーラスまでMODERN
TALKINGそのままです。女性版MODERN TALKINGだなんて言われていました。B面“One
night's not enough”もmaxi-versionなのが嬉しい。
- C.C.CATCH「Strangers by night」12" (1986年)
17.71DM
C.C.CATCHの中ではかなり好きな曲です。日本では“追憶のストレンジャー”という邦題がついていました。しかし、ジャケがかっこ悪い。B面はインスト。
- C.C.CATCH「Are you man enough」12" (1987年)
12.16DM
「どう、かっこいい女でしょ」と言っているようなポーズをとったC.C.CATCHがジャケット。猫顔でトレードマークの爆発ヘアが好きではないので全然そそられません。ホントにC.C.CATCHのジャケは今一なものばかり。B面は“V.I.P.(They're
callin' me tonight)”。
- CENTURY「The secret inside」CD (1999年)
12DM
ドイツのゴシック・メタルで、ULTRAVOXの“Dancing
with tears in my eyes”をカヴァーしています。ダークな音を想像していましたがエレクトロニクスを多用していて、音も軽めなのでかなりニュー・ウェイヴ寄りといえます。SISTERS
OF MERCYやDANSE SOCIETYよりもポップです。ULTRAVOXのカヴァーもいい出来。
- CHARADE featuring NORMA LEWIS「Break me」12"
(1984年) 7.8DM
邦題が“今夜もブレイク・ミー”とついていたHi-NRGのヒット曲。ミックス名はそのものズバリHi-NRG-remix。B面はインストゥルメンタル。
- CHICCO 「Up & down」CDs (1997年) 8DM
多分男性二人によるフリースタイルを売りにしているユニット。音はフリースタイルでも唄い方はニュー・ウェイヴっぽく、4ヴァージョン入っている“Up
and down”は哀愁エレポップのようなメロディを持っていてなかなかイケます。DEPECHE
MODEの“Strange love”をカヴァーしていて、これもフリースタイル調でうまく仕上げています。
- CHICCO 「The great commandment」CDs (1997年)
7.53DM
CAMOUFLAGEのカヴァーが4ヴァージョン入っています。フリースタイル系のエレクトロ・ファンクで、CAMOUFLAGEのような暗めの歌入り。出来は悪くないと思います。Dynamic
house tributeというヴァージョンだけはインストのトランス・テクノです。
- DARK VOICES「Train of thoughts」CD (1999年)
17DM
シングル・カットされた“This love”を含むアルバム。“This
love”聴いた時はかなり落ち込みまして、DARK
VOICESに対する興味も薄れてしまいましたが結局買ってしまいました。で、これを聴いた後の感想は、やはりDARK
VOICESはよいシンセポップ・ユニットいうこと。明るくなれない中性的なヴォーカルにシンプルな音の構成のポップな曲が集まっていて、“This
love”のような曲は例外だったことがわかります。ドイツ訛りの英語が好きな(?)シンセポップ・ファンは必聴。
- D.D.SOUND「Cafe」LP (1978年) 11.69DM
ディスコ・クラシックの定番。上半身裸で胸を隠す女性のジャケが印象的。男1人、女2人なのかな?メイン・ヴォーカルは男性です。A面は15分55秒の“Cafe”だけ。「Cafe
Cafe」のフレーズは覚えやすいけど、どこがいいのかわからない。何でこんな曲がヒットしてのでしょうか?B面は“She's
not a disco lady”、“Back street baby”、“Show
me your love”の3曲。スペース感覚のディスコ“Show
me your love”はわかるが他はさえない。
- DEN HARROW「Mad desire」12" (1985年)
22.52DM
男性ヴォーカルのユーロビート。オレンジのクリア・レコードです。ファースト・アルバム「Overpower」からのシングル・カット。テンポが遅くてフロア向きではありませんが、味のある曲です。B面“Memory
of mad desire”は“Mad desire”のダブ・ヴァージョン。
- DESIRELESS「John」12" (1988年) 14.75DM
A面がリミックス、B面がノーマルのヴァージョンです。大ヒットした“Voyage
voyage”同様好きな曲で、リミックスによってヨーロッパの薫りがより強調された感じ。
- DHARMA「Plastic doll」12" (1982年)
11DM
Plasticという響きがそそったし、「ZYXだったので」買った12インチ。A面はテクノ度が高いイタロ・ディスコのインスト。B面には女性ヴォーカルが入っています。聞きようによってはちょっとだけニュー・ウェイヴっぽい唄い方をしていないでもないけど、今一つの印象。
- DIESEL CHRIST「Gas food lodging」CD (1993年)
14.4DM
SPVからリリースのシンセポップ。思っていたよりロック寄りで、“Dangerous”においてはシンセポップというよりもニュー・ウェイヴ・ロック。このアルバムで光っているのは「Diesel mode(a
tribute to the masses)」にも入っていた“Do
androids dream of electric shiip?”。この曲を聴いて気に入りアルバムを買っただけに、他に気に入る曲がなかったのが残念。
- DIVINE「You think you're a man」12"
(1984年) 14.02DM
Hi-NRGのヒット曲。流行っていた頃はDIVINEの声が嫌いで無視していましたが、やはり全盛期のPWLの音はいい。カップリングの“Give it up”はDIVINEにしては軽快でポップな曲だけど良質のHi-NRGです。
- D.LEAD「Oh l'amour」CDs (1995年)...のはずが中身はMINDVIPER「Messiah
ep」 8DM
第8回で12インチで取り上げたERASUREのカヴァーのCDシングルなのですけど、ジャケは合っているけど中身が間違っていてMINDVIPER「Messiah
ep」。インストのテクノハウスです。
- DNA「Rebel woman」12" (1991年) 4.7DM
Phil Harding remixの文字につられて買った12インチです。曲調がハウスでBETTY
BOOのような女性ラップなんで、期待したようなリミックスではありませんでした。MANDYの“Cross
my heart”に出てくる「おっ、おっおうお」という女性のコーラスが出て来ます。作者がBowie/P.Bennettって、誰かのカヴァーなのですよね?カップリングに“DNA
theme”というインストが入っています。
- DOCTOR DELITE「Let the music play」CDs (1998年)
5.62DM
SHANNONのカヴァー5ヴァージョンとオリジナル曲が1曲入っています。スロー・テンポの男性ラップがメインで、“Let
the music play”の歌詞で唄っているはバックの女性ヴォーカル。印象は悪くないが、5ヴァージョンのうちのどれか一つだけで十分。オリジナル曲“Time
to bone”も似たような感じの曲。
- DUNE & THE LONDON SESSION ORCHESTRA「Forever」CD
(1996年) 19.4DM
DEPECHE MODEの“Somebody” のカヴァー目当てで購入。基本的にはカヴァー曲集で、カヴァー曲8曲の合間に短いインストが入るので16曲になっています。ロリ系の美しい声の女性ヴォーカルで、バックに流れる静かなシンフォニック・サウンドがエレガントな世界へ導いてくれます。ああ、すさみきった私の心が洗われる。エレポップじゃないけどこれはなかなかの掘り出し物かも。“Somebody”以外の曲はFRANKIE GOES TO HOLLYWOOD “The power of love”、HOWARD
JONES “Hide and seek”、YAZOO “Winter kills”、QUEEN
“Who wants to live forever”、PHIL COLLINS
“Against all odds”、“Sea song”(知らない曲)、“Nothing
compare 2 U”(作曲がPRINCEなのでPRINCE?)。
- ELLERT「Love lies」7" (1988年) 3.87DM
男性のソロです。プロデュースがPhil Harding
& Ian Curnowだったので買いましたが、すでにこの頃はPWLの勢いはなくハウス色のあるダンス・ポップになっています。
- ENGINE「Fool for your loving」CDs (2000年)
5.2DM
WHITESNAKEのカヴァーを狙ったのですけど、そう上手くは行きませんでした。女性ヴォーカルのハウス、R&Bです。
- ENGLISH BOY ON THE LOVERANCH「The man in
your life」12"...のはずが中身はPSYCHE「Uncivilized」12"
9DM
また、中身違い。同じNew Roseレーベルだったので最初は気が付きませんでした。タイトル曲2ヴァージョンと“Mind
over matter(insomnia)”、“The outsider(live
at Melkweg)”の4曲入り。力を抜いて唄うヘンテコなエレポップで、出来が悪いとは思わないが退屈。“Mind
over matter(insomnia)”では少しボディのリズムを取り入れているが刺激にならず。
- FANCY「Running man/All my loving」12"
(1989年) 19DM
ドイツのユーロビート・クリエイターFANCYの4thアルバム「All
my loving」からのシングル・カット。ロマンティックな曲ではあるけど、おとなしくてユーロビートとしてはちょっと物足りない。B面ではBEATLESの“All
my loving”をカヴァーしています。
- FANCY「Contact」LP (1986年) 12.21DM
シングル“Bolero”、“Lady of ice”を含むセカンド・アルバム。シンセ音が楽しめるタイプの落ち着きのあるロマンティックなユーロビート。ファースト・アルバム「Get
your kicks」もよかったけど、曲の完成度ではこっちの方が上。
- FARMER BOYS「Countrified」CD (1996年) 17.46DM
男性5人のへヴィ・ロック・バンドのようです。へヴィなギターのリフが引き摺りまくってます。“Two,three,farm”の頭の部分はMETALLICAの“For whom the bells
toll”みたいです。DEPECHE MODEの“Never let
me down again”のカヴァーがあって、この曲だけは女性ヴォーカルも入っていて、ダーティー一辺倒だった男性ヴォーカルとの掛け合いでいい味出しています。
- THE FLIRTS「Flirt with The Flirts」2LP (1983年)
50.6DM
Bobby OrlandがプロデュースするTHE FLIRTSのリミックス集。2枚組だけど片面が2曲で12、3分くらいしかなくて、“Passion”が3ヴァージョンあるのですごく薄い内容。初期の曲ばかりなのでつまらないし。高いにもかかわらず期待して買った事が裏目に。
- FUN FUN「Give me your love/Tell me」12"
(1985年) 8.04DM
すでに2種類の12インチを持っていたのですけど、狙い通りには行かず残念ながらTOTAL
RECALLで買ったものと同じ12インチでダブってしまいました。
- GIORGIO「E=MC2」LP 13.22DM
ポールさ〜ん、やっと手に入れましたよー!A面は“Baby
blue”から始まり、3曲ノンストップ演奏。この頃のDONNA
SUMMERのアルバムもノンストップが多かったので流行だったのでしょうか。B面は1曲1曲分かれています。何を隠そう私は“E=MC2”を「クロスオーバー・イレブン」で聴いてからモロダーに注目し始めた人間です。このモロダーの基本中の基本作品を手にすることが出来、やっとモロダー・ファンの仲間入りする事が出来ました。
- HAROLD FALTERMEYER「Formula one」12"
(1986年) 8.71DM
他人をプロデュースした作品は好きだけど、HAROLD
FALTERMEYER本人のソロはどうも今一なものばかりなような気がします。それでも気になるから一応買ってみたのですけど、やはりダメでした。この人の作る音は他人が歌ってナンボなのでしょうか?インストで3ヴァージョン収録しています。
- HOT COLD「I can hear your voice」12"
(1986年) 15DM
女性2人によるイタロ・ディスコ。好きな曲で、12インチを持っているものとずっと思いこんでいたのですけど、勘違いだったようなので買いました。爽やかにはじけるポップな曲です。
- HULA「Threshold」LP 5.19DM
パンキッシュな部分を持ったインダストリアル・バンドのコンピレーション・アルバムのようです。ボディっぽい曲もあるけど、チープです。
- JENNIFER RUSH「Passion」LP (1988年) 3.94DM
Harold Faltermeyer絡みの曲が4曲、Jellybeanが1曲あります。他にもMichael
Omartian、Ric Wakeといった大御所がプロデュースしていて、まとまりある楽曲で構成されたアルバムです。JENNIFER
RUSHのダイナミックなヴォーカルも気持ちよく完成度の高いアルバムではあるのですけど、個人的には突出した曲がないのが残念です。どの曲もいい曲であることには間違いありませんが、同じくらいのテンポの曲が続くのと個人的に求めるかっこいいダンサブルな要素が足りないので、結果、印象としては「おとなしい作品」になってしまいました。“Same
heart”という曲ではMichael Boltonとデュエットしています。
- KEN LASZLO「Everytime」CDs 13.4DM
F.C.F.プロデュースのユーロビートです。多分、’90年以降の作品だと思うけど、この頃のKEN
LASZLOはつまらないなあ。F.C.F.のせい?4ヴァージョン収録で、V.D.A.editというのが許せるくらいです。
- KINKY GO「Gimme the love」7" (1986年)
5.5DM
ファルセット・ヴォイスを使う男性ヴォーカルです。勢いのある音に繊細なファルセット・ヴォイスが乗った名曲です。B面はインスト。
- LATINO PARTY「Tequila」12" (1990年)
3.57DM
ラテンは苦手なので普通なら絶対に手を出さないであろうタイトル、アーティスト名。なぜ買ったのか覚えていません。4ヴァージョン収録。ハウスで歌は「テキーラ」と言っている程度。カヴァーではないが、DEPECHE
MODEの“Just can't get enough”のメロディにサンプリングの定番となっているYAZOO“Situation”の笑い声が入っているので、それを知っていて注文したと思われる。
- LIAN ROSS「It's up to you」12" (1986年)
16.43DM
ユーロビート・ファンならLIAN ROSSは全曲チェックしておきたい。3ヴァージョン入りで、ノーマルなspecial
DJ-mixでは曲以上に歌のノリがいいです。love-call-versionはバラード調のアカペラで、続く軽快なインストdisco-versionへと繋がって行きます。
- LIME「Unexpected lovers」12" (1985年)
11.38DM
「思いがけない恋」という邦題がついていたHi-NRG。果物のライムがジャケの方が欲しかったが、こっちはイラストの女性がジャケ。このイラスト好きじゃないなあ。
- MEN WITHOUT HATS「The safety dance(UK-remix)」CDs
22.87DM
前から気になっていたUK-remix。特徴のないリズム・マシーンの音が前に出ていて、中間部では少しスクラッチが入っています。キーボードが奥に引っ込んでいるので、メロディがほとんど感じられません。かなり期待ハズレでした。カップリングは“Dance
no more”と“Safety dance”のoriginal Aussie
version。“Dance no more”はアルバム収録曲でしょうか?暗めで、ニュー・ウェイヴしていますが大した曲ではありません。“Safety
dance”のoriginal Aussie versionはアルバム「Rhythm
of youth」に入っているものと同じヴァージョン(ちなみに私の持っている「Rhythm
of youth」はアメリカ盤です。日本盤と内容が違うかもしれませんので念のため)でした。
- MIKE CANNON「Voices in the dark」12"
(1983年) 18.34DM
ZYXだから買ってみました。明るい曲調のイタロ・ディスコ。B面はインスト。
- MILOU「One more time」12" (1989年)
16DM
女性シンガーです。「Sentimental lover」という曲を探していたのですけど、知らないタイトルの12インチだったので買いました。明るい曲調のポップなユーロビートです。
- MIQUEL BROWN「So many men,so little time」12"
(1991年) 9DM
Hi-NRGのヒット曲のリミックス。「‘La vie
en rose’presents volume 1」というコンピレーションからのシングル・カットのようです。straight
mix、realapella、bonus countapella、tranny
mix、Las Vegas dubの5ヴァージョン入り。メインになっているのはstraight
mix、とtranny mixで、どちらもドラムの音がハウスっぽくなっていますがHi-NRGとしての魅力は落ちていません。
- MY MINE「Cupid girl」12" (1985年)
17DM
ドイツのBlow upレーベルからのリリースで、日本ではアルバム「Can
delight」からのシングル・カットになるのですが、ジャケには「Stone」からの曲となっています。この「Stone」というアルバムは一万円くらいの高い値段がついていたのをネットで見た事があるけど激レアなのでしょうか?A面、哀愁の名曲“Cupid
girl”は6分8秒のロング・ヴァージョン。B面は「Can
delight」には入っていない“Juaresh”という曲。
- NIK KERSHAW「Dancing girls」12" (1984年)
13.44DM
NIK KERSHAWの中では一番エレポップしていて好きな“Dancing
girls”の12インチ・シングル。ミックス名は表記されていないが8分のロング・ヴァージョン。B面には“Drum
talk”のspecial extended version(とは言っても4分58秒しかない)と“She
cries”。リミックスされている“Dancing girls”と“Drum
talk”はいずれも激しいパーカッション攻めになっています。
- PAUL SHARADA「Boxers」12" (1986年)
12.6DM
ZYXのイタロ・ディスコ。男性ヴォーカルの明るい曲でイタロ・ディスコとHi-NRGの中間を行くサウンドです。
- REGGY O.「Let the music play」CDs 6.69DM、
SHANNONのカヴァー3ヴァージョンとカップリングが1曲あります。“Let
the music play”はトランス系のユーロビートで、ありきたりですけど楽しめます。カップリング曲“Touch”はインストの高速トランス・テクノです。
- ROCKY M「The best of Rocky M」CD 41DM
“Disco lady”、“Hot love”、“Fly with me to wonderland”を含むベスト盤。元気なイタロ系ユーロビートのオン・パレードかと思いきや、静かな曲や踊れない中途半端な曲が半分くらい入っていてちょっと期待はずれ。いつのリリースかわからないが“Look
in my heart”が入っていないし。1曲目がいきなりバラードってのもねえ...。
- ROCKY M.「Look in my heart」12" (1987年)
41.11DM
ROCKY M.の中でも一番かっこいい曲。だから高くても買ってしまいました。BPMは126だが、鏡をイメージさせるキラキラした音に引っ張られ、それ以上のスピード感を感じます。B面はバラードの“An
angel passed my way”。
- SABRINA「Sabrina」LP (1987年) 6.83DM
“Boys”、“Hot girl”、“Sexy girl”を含むSABRINAのアルバム。よっぽどネタがなかったのかシングル曲以外は“Kiss”(PRINCE)、“My
Sharona”(KNACK)、“Da ya think I'm sexy”(ROD
STEWART)といったカヴァー攻め。私が知らないだけで他にもカヴァー曲があるかも。A-1が“Boys”のロング・ヴァージョンで、B-1が“Boys”のダブ・ヴァージョンってのもひどい。
- SABRINA「Sexy girl」12" (1987年) 8.77DM
ジャケはGジャンにGパンのSABRINA。3ヴァージョン入っています。インスト部が長くてつまらない曲です。もちろんわかっていて買っているのですけどね。
- SABRINA「Boys」12" (1987年) 5.38DM
これはオリジナル・ヴァージョンの方の12インチ・シングルで、5分40秒のヴァージョン。B面はダブ・ヴァージョン。ジャケの中央にSABRINAが写っている絵になるジャケットです。
- SABRINA「Boys(remixed)」12" (1987年)
12.6DM
こっちはリミックス盤で、ジャケットのデザインは同じですけど、SABIRNAの文字の配色がオリジナルとは違っています。8分43秒と長くて、元々好きな曲じゃないだけに5分くらいで飽きてきます。B面はオリジナル盤と同じダブ・ヴァージョン。
- SABRINA「All of me」12" (1988年) 6.09DM
このSABRINAの顔はかわいい。ピンクの衣装(水着?)に腕を組み谷間を強調したジャケは文句なし。Stock、Aitken、Watermanのプロデュースなだけあって音はお墨付きで、SABRINAの曲の中ではマシな方です(じゃあ、よくはないということ?)。
- SABRINA「The sexy girl mix for boys &
hot girls」12" (1988年) 9.06DM
タイトル通りで、“Sexy girl”、“Boys”、“Hot
girl”の3曲をメガミックスにしたものです。そんなに長くないので飽きる前に終わってくれます。ジャケがいい。
- SABRINA「Gringo」12" (1989年) 8DM
ウエスタン・ファッションだけど、胸を大きく開けたSABRINAがジャケ。5ヴァージョン収録。ミックス以前に曲がかっこ悪過ぎます。
- SAMANTHA GILLES「Let me feel it!」12"
8DM
第3回の1月22日Fun Recordsに載っているものと内容は同じですけど、ジャケが日本盤で出たものの方と同じSAMANTHA
GILLESの写ったものです。
- SINITTA「So macho!」12" (1985年) 5.31DM
Stock,Aitken,Watermanプロデュースのユーロビート。楽しいユーロビートはあまり好きではないけど、マスト・アイテムなので買っておきました。B面の“Showdown”は“So
macho!”の歌詞違い。
- S.P.O.C.K「1999」CD (1999年) 18DM
相変わらず宇宙かぶれのS.P.O.C.K.。本作でも期待通り上質のシンセポップを聴かせてくれています。新鮮味に欠けるというのは否めないところですが、しっかりとしたサビメロを持たせることで各曲の印象をはっきりつけるところは毎度のことながら流石と言うしかない。“Out
there”はSOFT BALLETの“Escape”に似た雰囲気の曲。“Star
pilots on Channel K”はNITZER EBBタイプのEBM。
- T.ARK「H.A.P.P.Y. radio」12" (1988年)
17.6DM
ZYXレーベルのイタロ・ディスコです。太い声の男性ヴォーカルはイタロよりもソウル向きか?でも、渋さが足りません。曲もつまらなくて、全然HAPPYじゃない。
- TRACY SPENCER「Run to me」12" (1986年)
8.95DM
ずっと欲しかった黒人女性の歌うユーロビート。ロリ声がかわいくて、「Run,run,run
to me」というコーラスにもそそられます。B面“Ma-ma
run”は“Run to me”のダブ・ヴァージョン。
- 「Synthesizer galaxy 91」CD (1990年) 12DM
DEPECHE MODEの“Policy of truth”のカヴァーが入っているので買いました。どうやらカヴァー集のようで、すべてインストのシンセサイザー・ミュージックです。エレポップ系では“Policy of truth”の他にPET SHOP BOYSの“It's a sin”があります。アーティスト名の表記がないけど、インナーには「All
songs performed by DESASTER AREA」って書いてありました。
- 「Synthesizer greatest Volume 3」CD 12.05DM
これもアーティスト名がなく、インストでカヴァーするシンセサイザー・ミュージックです。DEPECHE
MODEの“Nothing to fear”のカヴァー目当てで買いました。上記の「Synthesizer
galaxy 91」よりもポップな音で、もともとインストの“Nothing
to fear”はオリジナルに負けず劣らずのエレポップになっています。他にはVISAGE“Fade
to grey”、OMD“Enola Gay”やVANGELIS、J.M.JARREのカヴァーがあります。エレポップとして楽しめるインスト・カヴァー集です。
6月24日(日)
Book-Off 熱田国道1号店
ここは初めての訪問。スーパー・ブック・オフと名乗っていて、私の知っている中では最も広い売り場面積を持っています。中古CDに加えて200円均一でアナログ・レコードもありました。一通り見るだけで1時間以上はかかります。この日はどこかの放送局で使っていたと思われるジャケットを切って開いたCDシングルが袋に詰め放題で500円というバーゲンをやっていました。悩んだ末に欲しくもないのに11枚詰め込みましたが、果たして元は取れているのか?
- 相川みさお「remember blue」CDs (1998年)
まとめて\525
クリーム系美少女の相川みさおがCDを出しているとは知りませんでした。音程の不安定な工藤静香といった感じ。
- 千葉麗子「Non stop!One way love」CDs (1994年)
\105
コスプレにつられて購入。「餓狼伝説SPECIAL」のテーマらしいです。アニメ声というのか、何か変な声です。
- CoCo「夏空のDreamer」CDs (1992年) まとめて\525
詰め放題なので、特に理由なく買ってしまいました。ゴミが増えるだけなのに。
- 早勢美里「すみれ色にひとり」CDs (1996年)
まとめて\525
全然知らない子だけど、すごくかわいかったので買いました。調べてみると「南アルプスの天然水」のCMの子だとわかりました。スローな曲で、NHKの「ようこそ青春金物店」というドラマの主題歌だったらしい。かわいいロリ声かと思いきや、普通の声をしていてつまらない。カップリングは“白い色は恋人の色”。オリジナルはベッツィ&クリスでしたっけ?
- LILI & SUSIE「The sisters」CD (1990年)
\367
「Anytime」の次のアルバムと思われる。「Anytime」で見られた良質なポップ感覚や哀愁はここでは鳴りを潜め、平凡なダンス・アルバムといった印象。シングル・カットされた2曲、“Boyfriend”と、とことん楽しい“What's
the colour of love”だけはかろうじて合格。
- 水野あおい「恋のはじまり」CDs (1995年)
まとめて\525
少女趣味なかっこうに’80年代型アイドル歌謡を期待。“恋のはじまり”はテレビ北海道「月刊TV
POWER GAMG」のオープニングテーマだったそうです。かわいらしい細い声で、途中にセリフがあったりと雰囲気的には狙い通りだったのですけど、曲がつまらないです。カップリング“Dan
Dan”はFMりべーるの夏のキャンペーンソングだそう。アップテンポで明るく爽やかなアイドル歌謡度の高い曲で気に入りました。
- 水野あおい「とまどい」CDs (1995年) まとめて\525
“とまどい”とカップリング“ブルートパーズの指輪”ともに沢田聖子の作詞・作曲。出来はさえないが、この時代に純粋なアイドル歌謡をやっていた事には拍手。
- 水野あおい「がんばれMy Friend」CDs (1996年)
まとめて\525
カップリングの“クリスマスモーニング”はまあまあかな。
- PSY・S「Be with you」CDs (1994年) まとめて\525
ジャケの絵とロゴがテクノしていたので拾っておきました。“Be
with you”は歌メロが胸を打つスペーシーなエレポップ。この曲が入っているアルバムを聴いてみたくなりました。カップリングは“魔法のひとみ”。こっちは普通のPSY・Sかな。
- ribbon「Do you remember me?」CDs (1992年)
まとめて\525
CoCoを買ったならribbonもというわけではなく、岡崎友紀のカヴァーだからネタになるだろうと思って拾っておきました。ちょっとは工夫しようよ、歌もアレンジも。カップリングはメンバーの一人松野有里巳が歌う“ハートブレイク”という上田知華作曲の曲。こっちはどこかで聴いた事があります。盛り上がりの部分がはっきりした、ヴァイオリンが哀愁を誘うニュー・ミュージック歌謡で合格です。
- 斉藤祐紀「Goin' back to チャイナ」CDs (1996年)
まとめて\525
鹿取洋子(古い)もカヴァーした有名な曲です。といいつつオリジナルが誰か知りません。B'Zっぽいロック調のアレンジです。カップリング“ONE
STEP”は「アロインス オーデクリームS」のCMソングだったらしい。
- 酒井法子「モンタージュ」CDs (1991年) まとめて\525
“モンタージュ”は土橋安騎夫(レベッカの人?)の作詞・作曲。メリハリに欠ける曲ですが、跳ねるようなベースとドラムの音が好きです。カップリングは“WE
NEED LOVE”。静か目ですが、こっちの方がサビがはっきりしていてグッと来るのでいい曲だと思います。
- 山口リエ「オプティミスト」CDs (1996年)
まとめて\525
何者?ユーロビートの影響を受けた中途半端な歌謡ポップスで、嫌いなタイプ。カップリングはややハウスよりの同曲のミックス違い。
- 薬師丸ひろ子「語りつぐ愛に」CDs (1989年)
\105
作曲者来生たかお本人も歌っている大好きな曲です。アルバムに入っているものとはヴァージョンが違うようです。が、アルバムは持っていません。武部聡志編曲のシンセ具合がいい感じ。カップリングは薬師丸ひろ子作詞・作曲の“アンフィニ”という曲。
さて、最後まで見た人と、途中で閉じた人とどっちが多いかな?次回、7月分は40枚くらい。またアイドル歌謡攻めです。
第10回
ついにこの日記も二桁に突入しました。しかし、すでに他人に見せるためというよりは、在庫確認やどんな曲だったかを調べるための自分の覚え書きになってきています。もっとも、本当の日記ってそんなもんでしょうからそれでいいと言えばいいのでしょうけどね。公開させてもらっている以上はもう少し興味を持たせる書き方をしたいけど、そんなテクニックはございません。そういったわけで自分だけわかればいいワガママなダイアリー、記念すべき第10回スタート!
5月3日(木)
こんぱく堂 豊橋
昔はレンタルCDショップだったらしく、レンタル落ち商品がまだ少し残っています。
- 日原麻貴「わかってない」CDs (1989年) \399
エア・チェックでしか持っていなくて探していたものです。ギターが弾きまくっているけどあまりロックに感じなくて、ポップス感覚で聴けます。カップリングは“純情
からっ風”という昭和っぽい曲調の歌。
- 勇直子「センターラインが終わるとき」7"
(1986年) \399
ゲッ!メチャメチャかわいいやん。勇直子なんて全然好きじゃなかったのに。15年経って、私の好みが勇直子に追いついたということだろうか(←意味不明)。“センターラインが終わるとき”はKENNY
LOGGINSの“Danger zone”のようなイントロで始まるドラマティックな曲。B面の“Boys
and girls”は“センターラインが終わるとき”に比べると落ちるけど悪くないです。
- 小出広美「タブー」7" (1983年) \399
`70年代のような古いタイプの歌謡曲。嫌いじゃないです。B面の“銀曜日
銅曜日”も同じようなタイプ。こっちの方がアイドルしていますが出来は今一つ。
- 松本友里「過激にオンリー・ユー」7" (1984年)
\399
これは失敗。下記のリサイクル・ショップで\105でありました。始まりだけは小泉今日子の“迷宮のアンドローラ”のよう。歌はがなっているだけでイライラしてきます。ノリ一本だけのB面“情熱・ため息・恋魔術”はまだマシな方かな。
- 森田まゆみ「渚のB.G.M.」7" (1985年)
\399
期待してなかったけど、“渚のB.G.M.”はアップテンポで曲展開も面白いテクノ歌謡度2.5の曲。B面の“胸さわぎ”も渚の歌でこっちもなかなかいい。
- 仁藤優子「パールカラーにゆれて」CDs (1990年)
\399
この曲は、山口百恵のカヴァー集「イースター」には入っていない曲です。「イースター」を聴いた時と同じで仁藤優子じゃ力不足という感じは否めません。カップリングは“センチメンタルはロックンロール”という山口百恵のヒット曲のメドレー。
- 清水香織「禁じられたヒロイン」7" (1986年)
\399
明るいダンサブルなものを想像していましたが、シリアス路線の曲でした。B面“八月の恋人九月の悪魔”も同じ路線。サビで「ジュテーム」を繰り返すところは不気味で鳥肌が立つくらい痺れます。
エール
豊橋市西高師町にあるリサイクル・ショップ。LP、7インチが大量にあって、置き方がメチャクチャで管理状態はかなり悪い。レコードの入った棚の前に他の商品が置いてあって、全部のレコードを見るには商品の大移動が必要。2時間かけて半分くらい見たところでギヴ・アップしました。
- 原田知世「バースデイ・アルバム」LP (1983年)
2枚で\525
5曲入りのクリスタル・ディスクです。原田知世には探している曲があって、“地下鉄のザジ”という曲がそれっぽかったので買いました。この曲は既発曲の新録音で、探していた曲とは違いましたが、大貫妙子の作詞・作曲、清水信之編曲のテクノ歌謡で気に入りました(もしかしたらこの曲のオリジナルが探している曲かもしれません)。他の4曲はすべてユーミン絡みのもの。新録音の“時をかける少女”はアレンジもいいし、歌も唄えているしでオリジナルより数段いい出来になっています。
- 石坂智子「デジタル・ナイト・ララバイ」7"
(1980年) \105
ヒットしている頃に聴いた事があって、別にどうでもいい曲でしたけどデジタル文字を使ったタイトルを見せられたら買わないわけにはいかない。ダンサブルなアレンジですけど演歌にしてもよさそうな曲です。B面の“ブルー・カラー・レディー”はバラード。
- 如月小春「都会の生活」LP (1986年) 2枚で\525
シングルにもなった坂本龍一プロデュースの“Neo-plant”がnegaとposiという2ヴァージョン収録されています。アヴァンギャルドな人なのでしょう。普通の歌はありませんし、音楽としても楽しめませんでした。“都会の生活”はPLASTICSの“Good”を思わせるような歌い方をしています。
- LOUIE LOUIE「The girl who seduced the world」12"
(1987年) 2枚で\525
ジャンル不明のジャケット・デザインだったのでクレジットを見たらJon
St. Jamesのプロデュースだったので買いました。男性のソロでダンス色もありますが落ち着いたポップスです。ここではJon
St. Jamesの音ははじけていません。
- 茂木由多加「Flight information」LP (1980年)
2枚で\525
`80年代歌謡の編曲でよく名前を目にしていたことと、トロンのようなレーザー・フレームの顔ジャケにつられて買いました。ギター/ベースで佐久間正英が参加しています。すべてインストで曲によってはYMOに近いものもあるけど、基本的にはフュージョンです。
- 佐野量子「MODERATO」LP (1987年) 2枚で\525
レンタル落ちです。ジャケは表裏とも佐野量子がかわいく写っていて(出来すぎの写真)、つられて買ってしまいました。いやね、口紅の色がピンク色で何となくテクノかなーなんて思ったから...(言い訳になっていない)。ちょっぴり哀愁を含んだ曲が中心で、それなりに唄いこなしています。水谷公生作・編曲の“とめて片想い(シークレットラブ)”は森高千里版“17才
”のようなアップテンポで夏っぽい爽やかな曲。船山基紀作・編曲の“アクエリアス”はStock/Aitken/Watermanを手本としたHi-NRG歌謡。アレンジに古臭さを感じるものの、はかなさ満開の“真夜中のブーケ”は泣けます。
5月5日(土)
キンキー・ハウス
以前に比べてアナログ・レコードがかなり減ってしまいました。
- ストロベリー「浪漫神話(ロマンス)」12"
(1986年) \840
裏ジャケに写っているのは4人だけど、どうやら6人組らしい日本人グループの4曲入り12インチ・シングル。「噂の宇宙的(スペーシック)少女“ミッキー”&表現者(アーティスト)達デビュー!!」なんてオビに書いてあったんで買ってみました。ソフトなテクノポップ・サウンドに、少女っぽくないルックスのミッキーがロマンティックに曲を唄っています。音、曲ともにソフトでおとなしいけど、なかなかいいです。
キンブル
上記の1軒、1枚だけじゃ物足りなかったので、漁りつくしたはずのリサイクル・ショップへ寄ってみたら、少しだけ収穫がありました。
- THE DANSE SOCIETY「Heaven is waiting/Lizard
man」12" (1983年) \63
ジャケのイラストはゴスっぽいけど、ちょっとマヌケにも見える絵です。“Heaven
is waiting”はゴスよりもエレポップ色が強く出ているキャッチーな曲で、「Hold
on」の12インチに入っていたダンス・ヴァージョンよりも音に迫力があります。B面の“Lizard
man”はインスト。
- 松田聖子「ピンクのモーツァルト」7" (1984年)
\42
A、B面とも細野晴臣作詞、作曲です。“ピンクのモーツァルト”はカネボウ化粧品'84秋のイメージ・ソングで、テレビCMでもよく流れていましたね。でも、「これって細野さんの曲だったの?」ってくらいらしさが出ていない曲のように思います。B面“硝子のプリズム”では細野さんらしいベースの音が聴ける、得意の胸キュン歌謡となっています。実はこの曲が目的で買いました。
- 中原理恵「さよなら冷たいひと」7" (1984年)
\31
A面が作詞 糸井重里、作・編曲 高橋幸宏だったので、聴いてみようと思いました。テクノ歌謡度はほとんどありません。曲も何も感じないし、やはりユキヒロ作品は苦手です(だったら買うな)。B面は“誘惑は忍び足で”。
- RIUICHI SAKAMOTO「Front line」7" (1981年)
\52
そうそう、このレコード持ってなかったんだ。B面は“Happy
end”。
5月7日(月)
Yahoo!オークション
- 姫乃樹リカ「硝子のキッス/涙の針と風の糸」CDs
(1988年) \180
今回姫乃樹リカのCDシングルを3枚買ったのですけど、どれもすでに持っている「レミニッセンス」というシングル集に入っているものばかりでした。かわいらしい“硝子のキッス”よりも大人びた“涙の針と風の糸”の方が好きです。
- 姫乃樹リカ「ときめいて/ニュートンの林檎」CDs
(1988年) \180
“ときめいて”はスローな曲の時の松田聖子のよう。こっちも上と同様でカップリングは大人っぽい“ニュートンの林檎”です。
- 姫乃樹リカ「もっとHurry Up!/ハートの翼」CDs
(1988年) \180
このジャケ写は表情があってかわいい。“もっとHurry
Up!”(日通海外ペリカン便のTV-CFイメージ・ソング)も“ハートの翼”も平均的な出来のアイドル・ソング。
- 小沢なつき「きれい?」CDs (1988年) \390
“きれい?”はドラマ「花のあすか組」の挿入歌らしい。わかりやすいサビだけは合格。カップリングは“海まで10cm”。
- 小沢なつき「卒業」CDs (1988年) \390
カップリングは“プリズム・レインの彼方まで”(後藤次利の作・編曲)。小沢なつきの歌ってツッコミ所がなくてつまんねーよー。
- 佐野量子「星空回線」CDs (1988年) \180
タイトルからテクノ歌謡っぽいものを期待するが、“星空回線”は平凡な曲でした。カップリングの哀愁がかった“日曜日のメンバー”はまあまあ。
5月10日(木)
Yahoo!オークション
- かわいさとみ「TYPE=B」CD (1988年) \1000
「ニュー清純派アイドル」のデビュー・アルバム。苦手なはずの和製フレンチ・ポップスではあるけど、ロリ声なのに加え、テクノ度の高い曲が何曲かあってなかなかいい出来のアルバムだと思います。ウィスパー・スタイルの“わたしはなんでもしっている”、“月影・SOINE・CLUB”、“ロリータ・ゴー・ホーム”がお気に入り。
5月13日(日)
再来市場大森店
初めて訪れたリサイクル・ショップです。10枚で\105のCDシングルはどれもプラケースの下半分が折られています。
- 森川美穂「ブルーな嵐」7" (1985年)
\105
vap時代の森川美穂のシングルです。すでに持っていましたが、安かったので買っておきました。ファースト・アルバム「多感世代」からのシングル・カット。この頃は正統派の歌謡曲を力強く歌い上げていて大好きでした。B面の“黄昏のLove
Letter” は森川美穂にしては激しい曲ですが、“ブルーな嵐”と比べてもひけを取らないいい曲です。
- 宍戸留美「ナクヨアイドル平成2年」CDs (1990年)
10枚で\105
BUGGLEさんのお友達(?)宍戸留美。“ナクヨアイドル平成2年”といい、カップリングの“恋のロケットパンチ”といい変なタイトルです。以上。
- 田村英里子「ロコモーション・ドリーム」CDs
(1989年) 10枚で\105
田村英里子のデビュー・シングルです。カネボウ「朝シャン・シェイクシャンプー」のCMソングだっただけあって、かわいくて爽やかな曲です。カップリングは“涙の半分”で、こちらはテレビアニメ「アイドル伝説えり子」のオープニング・テーマだったようですが、オープニング・テーマのわりには元気のない曲です。
- 田村英里子「好きよ」CDs (1989年) 10枚で\105
セカンド・シングルです。男友達に対する恋心を唄った昔ながらの清純派アイドル歌謡の雰囲気を持った曲。カップリングは“私はそよ風”。2曲ともVery
goodです。
- 田村英里子「真剣(ほんき)」CDs (1989年)
10枚で\105
サード・シングルです。実はずっとこれがデビュー曲だと思っていました。「ちょっとやそっとの恋じゃない」のフレーズが印象的な大好きな曲です。カップリングは“NEXT”。
- 田村英里子「Domino」CDs (1990年) 10枚で\105
4枚目のシングルが「プロセス」で、これは5枚目のシングルになります。“Domino”は哀愁含みの濃い歌メロを持ったポップ・ソング。カップリングは“希望のメロディー”で、“Domino”を収録しているサード・アルバム「Behind
the heart」には入っていない曲です。
- 田村英里子「リバーシブル」CDs (1990年)
10枚で\105
6枚目のシングルです。作曲は平松愛理ですけど、シングルにしては盛り上がりの足りない曲のように思えます。カップリングはアルバム未収の“虹の島から”で、こっちの方が明るくてサビもはっきりしているので、“リバーシブル”よりシングル向きだと思います。
- 田村英里子「虹色の涙」CDs (1990年) 10枚で\105
7枚目のシングルになります。“虹色の涙”は織田哲郎作、編曲で、メルヘンな詞を持った曲。カップリングは“イノセンス”で、アルバム未収録の曲です。
- 田中陽子「陽炎のエチュード」CDs (1990年)
10枚で\105
名前だけ聞いた事はある清純派アイドル。やや字余りなところもありますが、しっかりと歌謡メロディを持った曲で聞き込むうちに好きになりました。カップリング“放課後の冒険者たち”はバラード。
- 寺尾友美「キミの夢の味方」CDs (1991年)
10枚で\105
日本人離れした超セクシー・ボディを持っていたアイドル。“キミの夢の味方”は「歌謡びんびんハウス」の、カップリング“パンプスは似合わない”はアニメーション映画「ガンバとカワウソの冒険」のそれぞれエンディング・テーマだったそうです。“パンプスは似合わない”はアップテンポで、ノリのいい曲ですけど、“キミの夢の味方”の方は特徴がまったくなくてつまらないです。
- 寺尾友美「神様がくれたLonely Heart」CDs (1991年)
10枚で\105
“神様がくれたLonely Heart”は控えめにピコピコしているかわいらしい曲で、なかなかいいです。カップリング“微笑みをたばねて”も女の子っぽい可愛さが溢れる曲ですけど、音が静かめで盛り上がりも小さい。
5月14日(月)
Yahoo!オークション
- 胡桃沢ひろ子&さくら組「恋する夏の日」CDs
(1991年) \200
天地真里のカヴァーです。この曲はの「うるとら7:00」エンディングテーマであり、「歌謡びんびんハウス」のオープニングテーマでもあったようです。流行のユーロビート歌謡スタイルで可も不可もありません。カップリングの“夢見る婦警”は小説家胡桃沢耕史の作詞。名前が同じということで応援しますみたいな新聞記事を読んだ事があります。裏ジャケに婦警の格好をした胡桃沢ひろ子といぶし銀刑事風の胡桃沢耕史が写っています。曲はやはりユーロビート調で、こっちも特に感想なし。
5月16日(水)
Yahoo!オークション
- 細川直美「合格祈願」CD (1990年) \1000
「全日本国民的美少女コンテスト」第2回グランプリの細川直美のセカンド・アルバムです。まだまだ未成熟なこの頃(当時15歳)の直美ちゃんはそんなに好きじゃありませんでしたが、現在は理想のタイプとして挙げるくらい大好きです。シングルですでに聴いている“バイバイBOYにしてあげる”は小学生の頃に聞いたことのあるフォークダンスのメロディがヴァイオリン(フィドル?)で出てきます。いい曲だとは思いませんが、聴いていると楽しくなってきます。“まっ赤なロンリネス”の始まりは“そんなヒロシに騙されて”みたい。“15(イチゴ)時代”はユーロビート調シンセ・ベースが出てきたかと思えば、アコーディオンとカスタネット(らしき音)でフラメンコになったりする変わった曲。“元町小町にハンカチを・・・”はサビの部分で中国っぽいメロディが出てきます。テクノ歌謡の対象になるのはせいぜい“Beat
Boyにご用心”くらい。テクノ歌謡度数は2.0。こんなところかな。あ、もちろん声はかわいいです。
5月19日(土)
esprit/eil.com
返品の際にプールされた分を使いきるために久しぶりに注文しました。
- DEPECHE MODE「Everything counts」12"
(1989年) £9.99
メインは“Everything counts”のリミックスなのですけど、ライヴ・アルバム「101」からのシングルということになるのでしょう。“Everything
counts”のリミックス2ヴァージョンとライヴで“Everything
counts”、“Nothing”、“Sacred”、“A question
of lust”を収録しています。“Everything counts”のTim
Simenon and Mark Saunders remixはKRAFTWERKの“Tour
de France”や“Robots”のサンプリングが出て来るインスト。同、Alan
Moulder asoolute mixもハウス調のインストです。
- KRAFTWERK「Musique non stop」7" (1986年)
£4.99
ジャケを飾っておきたかったので買いました。今は写真を撮ってパソコンの壁紙にしてあります。
5月20日(日)
Hard-off多治見
新しくオープンした店です。レコードのプロパー品は少なく、ジャンク・レコードもさほど多くありませんでした。
- a〜ha「Train of thought」7" (1986年)
\189
日本盤です。“Train of thought”がリミックス、B面の“And
you tell me”がデモ・ヴァージョンとなっていたので買ったのですけど、アルバムを持っていないので違いがわかりません。
- 原田知世「Schmatz」LP (1987年) \504
すべてがロンドン・リミックス・ヴァージョンのアルバムです。ということはオリジナルがあるということなのでしょうけど、それは聴いた事がないのでわかりません。B-1の“螺旋状の涙”、B-2の“サヨナラのない町”はよかった。schmatzの意味を調べたら、ドイツ語でチュッというキスのことでした。
- 小林麻美「Cryptograph」LP \504
“雨音はショパンの調べ”を含む松任谷由実プロデュースのフレンチ感覚のアルバム。最初に通して聴いた時はただ退屈なだけのアルバムでしたが、加藤和彦、井上陽水、松任谷由実、玉置浩二という作曲陣の名前を頭に入れて聴くと、それぞれ作曲者の持ち味がよく出た曲だということがわかりました。“月影のパラノイア”というタイトルでGAZEBOの“Lunatic”をカヴァーしています。力を抜いて聴くこのアルバムの中では“雨音はショパンの調べ”はちょっと浮いているような感じ。“ロリータ・ゴー・ホーム”はかわいさとみのヴァージョンの方がいい。
- 小泉今日子「水のルージュ(Dancing mix)」12"
小泉今日子の12インチでは、いいと思える最後の作品。B面はサイン入りエッチングになっています。すでに持っていたので誰かに売りつけようと思って買ったけど、まだ売れずに残っています。
- SIGUE SIGUE SPUTNIK「Flaunt it」LP (1986年)
\105
SIGUE SIGUE SPUTNIKのファースト・アルバム。日本盤ですけどライナーが入っていませんでした。1曲だけ聴く分には笑って済ませられるけど、片面聴き終る頃にはウンザリしてしまう。たった一つのアイデアでアルバムを作ってしまうことはよくあることだし悪くないことだが、これは耐えられない。
5月24日(木)
Yahoo!オークション
- 寺尾友美「キミの夢の味方」CDs (1991年)
\300
5月13日に買ったものと同じもの。その時はまだ入札中でした。こっちは美品です。
第9回
第8回分を送った際にBUGGLEさんから「お久しぶりです」と言われました。これは「もっと頑張れよ」という私への励ましの言葉(?)だと受けとって自分に喝を入れたのですけど、全然行動に結びついていません。買うばっかりで聴かないわ、日記にしないわで溜まる一方。果たして追いつく日は来るのだろうか。誰かゴーストライター希望者はいませんか?
4月14日(土)
Yahoo!オークション
BUGGLEさんのダイアリーを見て、Yahoo!オークションに挑戦してみようと決意。2年ほど前に除いて見たときはシステムがよくわからなかったし、トラブルが多いとも聞いていたのであまり興味をしめしませんでした。その時は洋楽しか検索しなくて、欲しい者が見つからなかったのですけど、今回アイドルのCDを検索したら、運良く探していたものがいくつか見つかりました。出品者の方もよい人ばかりで、初めてでも安心して取引が出来ました。
- 我妻佳代「Merry! go round」CD (1989年) 1500円
アルバム「Chappy!」が気に入っていたので、こっちにも少し期待したのですが、音、曲、
かわいらしさどれも今一つでした。ジャケットの写真はこっちの方がかわいいけど。
- 山口弘美「Lyric」CD (1990年)1800円
上記の我妻佳代とは別の方から落札。「ニュー・センチメンタリズムのヒロイン、山口弘美の叙情的なファースト・ミニ・アルバム」のオビ文句がすべてを物語っている素晴らしい内容です。シングル“ひとつになれなかったね”と“愛しかたを教えて”、“つよがり”の別ヴァージョンを含んでいます。テンポを落としたLyric
versionになった“愛しかたを教えて”は叙情的なメロディがより際立ち、あらためていい曲だなと思わせる。“The
sound of the sea”は静かなピアノ、キーボードをバックにした語り。“ひとつになれなかったね”は思わず聞き入ってしまうようなすごくセンチメンタルな歌。“つよがり”のLyric
versionはGAZEBOっぽいピアノが入るダンサブルな曲で、雰囲気はシングル・ヴァージョンとほとんど変わりません。歌唱能力が特別高いわかじゃないけど、一語一語を丁寧に音階に乗せて唄う歌謡曲の基本に忠実で、感傷や切なさを上手く表現しています。
4月16日(月)
Yahoo!オークション
- 宮前真樹「夢へのポジション」CDs (1992年)\200
エア・チェックしたテープでしか音源を持っていなかったので、欲しかった曲です。「ストリートファイター2」春麗のテーマらしく、ジャケの宮前真樹の格好はその春麗のコスプレと思われる。戸田誠司編曲でゲームのBGMのようなシンセ音とちょっと変な中華風メロディが出て来ます。そんなにいい曲とは思いませんが、音はいいです。カップリングはカラオケです。
4月17日(火)
Yahoo!オークション
BUGGLEさんお勧めの「今日までそして明日から」
を探していたら、中山忍のアルバム5枚セットというのがあったので思いきって入札しました。
- 中山忍「決心」CD (1989年) 5枚で\6000
まず、ジャケットの忍ちゃんは最高にかわいい。10年以上前の姿に熱くなってバカみたいですね。この頃に忍ちゃんに注目していなかった事を大きく後悔しています。第4回でシングル「涙、止まれ!」の時に歌の下手さが「たまらない人にはたまらないでしょう」なんて他人事のように言ったら、自分が見事にハマってしまいました。下手といえば武田久美子の歌は下手過ぎて聴けたもんじゃなかったですが、下手さでは忍ちゃんもいい勝負。でも、胸にグッと来る下手さで聴いていて苦になるどころか、すごくいい気持ちにさせてくれます。“負けないで、勇気-New
Remix Version”、“涙、止まれ!”、“小さな決心”の3曲は完璧。
- 中山忍「虹のリトグラフ」CD (1989年) 5枚で\6000
7曲入りのアルバムです。ジャケのちょっとぽっちゃりめなほっぺの忍ちゃんは今一つです。ここでは三田寛子の“駈けてきた処女”をカヴァーしています。音程が狂う瞬間がたまらないですね。音的には“夏に恋するAWATENBO”(作曲:後藤次利
編曲:米光亮)の低いベース音がお気に入り。
- 中山忍「箱入り娘〜このままじゃいられないわ〜」CD
(1990年) 5枚で\6000
髪を少しウェーヴさせ、ちょっと大人っぽさを感じるジャケット写真です。このアルバムで強烈だったのは“ホタル”という曲。歌ではなく語りなんですけど(一応作曲は小室哲哉)、思いっきり感情込めて泣きそうな声で語っていて、唄っている時の音程のふらつき同様しゃべりでも声がふらついているのがいいです。「あっ、泣きそう。どうしよう」というところは、胸が張り裂けそうなくらい切なくなります(←呆れて下さい)。それ以外では小室哲哉作曲の“僕がむかえにいくよ”が一番いいかな。音程の辛さでは“記憶鮮明”のサビで無理に出そうとする高音がたまりません。後半に楽しめる曲が揃っています。
- 中山忍「今日までそして明日から」 CD(1991年)
5枚で\6000
意味深なタイトルの編集盤。曲間にちょっとした語りが入っています。ベスト盤のような内容で、そんな中に語りの“ホタル”も入っています。私以外にも半泣きの声にKOされた人がたくさんいたということでしょうか。1曲目の“小さな決心”のNew
Versionはテクノな味付けで、ヴォーカルも少しエフェクトがかかっているようです。上記3枚のアルバムに入っていない曲が2曲あって、テクノ歌謡度の高い“光のオペラ”が作詩巻上公一、作曲奥田民生、聴けば涙ポロポロの“花は何処にあるの?”が作詩、作曲村下孝蔵なのでこれも見逃せない。
- 中山忍・河田純子・田山真美子「楽天使 」CD
(1990年) 5枚で\6000
この頃のアイドル事情はまったくわかりませんけど、楽天使とはアイドル3人のユニットなのでしょうか?それとも単なるタイトルなのか。3人で唄う曲が1曲とソロでそれぞれが2曲づつある7曲入り。ソロで唄う曲はどれも’70年代のアイドル歌謡のカヴァーで、忍ちゃんが天地真理、河田純子が麻丘めぐみ、田山真美子が南沙織をそれぞれカヴァーしています。どれも昔聴いた事のある曲なので楽しめました。
4月22日(日)
MUSIC BOX
なみはやドームへ女子プロレス観戦に行くついでに寄りました。3年ほど前に一度来た事があるのですが、その時は本数の少ない電車を乗り継ぎ上新庄駅から少し歩かなければならず、周辺に中古盤店もなく、この店一軒のためだけに時間を費やすのは要領が悪いのでずっと来ていませんでしたが、この日はバイクで来ていて、なみはやドームのある門真から近いということで、久しぶりに行ってみる気になりました。
- 石野陽子「Boys & girls」LP (1985年)\824
ファースト・アルバムです。そのアイドルの歌を聴くか、聴かないかは、どうしても可愛いと思うか、そうでないかというのが大きく関わってきます。そんなわけで、石野陽子の歌を聴いたことがありませんでした。ロカビリー調の曲“まっ赤なキャデラック”やロックン・ロールの“テディボーイ・ブルース”(デビュー・シングルらしい)など、このアルバムは’70年代のアメリカの匂いが漂っています。そういえば石野陽子はポニーテールにミニ・スカートでしたね。そんなイメージはともかく、気に入った曲はありませんでした。
- 尾高千恵「YES」LP (1987年)\824
そろそろシリーズ化できそうなくらいになってきた「何でこんなの買ったのだろう」。確か似たようなアイドルがいたと思うので、その子と勘違いしたのでしょう。山田パンダプロデュースの若者を対象にした都会派ロックのエール・ソングです。
- 岡本舞子「ハートの扉」LP (1985年)\1365
アイドル丸出しの派出なメイド風のコスプレにつられて購入。いきなりA-1がバラードで始まり肩透かし。どの曲がシングルになっていたかは知りませんが、アップテンポなポップ・ソング“Love
is easy”と、清純派アイドルらしい“恋にエトセトラ”、岡田有希子を思い出させるような“ファンレター”、それに“ロマンティックがもの足りない”のどれかがシングル・カットされていたのではという出来です。あとはいかにもアルバムの中の捨て曲って感じで、トータルで考えるとあまりいい内容とはいえません。
4月26日(木)
Yahoo!オークション
- 種ともこ「10円でゴメンね」12" (1986年)
\10
3曲入り12インチ・シングルです。アルバム「いっしょに、ねっ。」収録の“10円でゴメンね”のHot chocolate mixはテンポを少し上げてドラムを強調し、ロック感が強くなっています。“GOOD
NIGHT”はピアノの弾き語りバラード。“ラビリンス(迷路)”は男性の立場に立って女の子の不思議さを唄った曲。この頃の種ともこにはまだ天才的なアレンジはみられません。
4月29日(日)
催事とバーゲンをはしご。買わなかったけど、途中に寄った店にも簡単なコメントつけてみました。その方が日記っぽいでしょ?これを続けるといいのだけど、何も買わないと家へ帰って来てからどこの店へ寄ったか覚えていない事が多いので、きっと続かないでしょう。
栄町ビル11F(催事)
- COSMIC INVENTION「YAKIMOKI」7" (1981年)
\262
テクノな皆様にはマスト・アイテムであろうCOSMIC
INVENTION。テレビで演奏しているのは見たことがあるけど、ちゃんと聴くのはこれが初めてです。「YAKIMOKI」というタイトルが聴く気を削いでいたし、お子様テクノなんかつまらないだろうと思っていましたが音だけはなかなか気に入りました。だけど、作詞、作曲、編曲のいずれにもメンバーは関わっていないのですね。当時は中学生だったから仕方ないのかな。
- 石田ひかり「二人の関係」7" (1988年)
\735
‘関係’と書いて‘リエゾン’と読みます。ファッション、メイクを含め蛍光色が目立つデザインのジャケ。そんなジャケ通り“二人の関係”は明るくポップな曲ですが、石田ひかりの歌ははじけきっていません。B面の“パステル・メモリー”はAメロがアップテンポながらやたら哀愁度が高く、おとなしいイントロに続いて出て来るので思わず「はっ!」とさせられてしまう。A面よりも断然いいです。ちなみに2曲とも鷺巣詩郎編曲です。
- 石田ひかり「恋なのにね」7" (1989年)
\630
黒いバックで椅子に座ってポーズをとっている石田ひかりの赤の衣装が映えています。裏ジャケは赤のバックに黒の衣装と、色が反対になっています。こちらは“恋なのにね”、B面の“うぬぼれ鏡”とも“二人の関係”と同じような印象で、ポップな曲に対して歌が弱く、着いて行けずアンバランスな感じ。それがアイドル歌謡の特徴だと言えばそうなんですけどね。編曲は後藤次利。
- 中森明菜「1/2の神話」7" (1983年) \262
よく見かけるものとはジャケット写真が違っていたので買いました。が、次の日には同じ物が\50でありました。別に珍しくなかったのですね。
- ポピンズ「妖精ポピンズ」7" (1986年)
\1050
金子恵美と芳賀絵巳子という適度なかわいさの女の子2人のポピンズ。活動していたころにはよく名前を聞いていたけど、歌はちゃんと聴いたことがありません。歌詞を見て「PiPiPaPiPo」なんて書いてあるからロリ系テクノ歌謡かもなんて期待して買ってしまいました(←バカ)。何だかアイドル歌謡とはこうあるべきというようなお手本のような感じがするくらい清潔感にあふれ、明るくかわいく歌っています。音がどうとか曲がどうとか言うんじゃなくて、アイドル優等生のポピンズに脱帽。今からこんなのにハマっちゃっていいのだろうか。
- ソフトクリーム「クラスメイト失踪事件」7"
(1984年) \420
A,B面ともアルバム「デビュー・ザ・ベスト」には入っていない曲でした。ジャケにはソフトクリームの3人がセーラー服で写っています。それにしても子供っぽいタイトルですねえ。でも一応恋の歌です。B面の“混美ネーション・ラブ”も例に漏れず学園恋物語の歌です。‘混美’の当て字の意味がよくわかりません。
- 杉浦幸「午前0時のI NEED YOU」7" (1986年)
\210
“午前0時のI NEED YOU”の音はかなり洋楽っぽいです。具体的な曲名は出て来ませんが手本にしている‘80年代ポップスがあると思われます。B面の“√17”は寂しげなメロディとロックのノリにシンセ感の高い音がマッチしていて最高です。アイドルの7インチのB面って案外いい曲入っていますね。
- THE THOUGHT「The dream is me」LP (1986年)
\1029
THE ALARMのような感じのニュー・ウェイヴ/ロック。曲によってはチェロやヴァイオリンが入っています。聴き込むほどに味が出てきそうな感じで、こういうのが好きな人はたくさんいると思いますが自分の好みじゃないので聴き込みません。インダストリアルっぽかったので手を出したのですけど、後悔しています。
BOOK OFF 22号一宮バイパス店
一宮ICからちょっと離れたところにある店で約1年ぶり2回目訪問。CDの在庫量は多いのですけど、相変わらず私にとっては魅力のない店でした.
GEO/大洞堂本店(岐阜)
大洞堂という本屋と一緒になっています。ここも1年ぶりくらいの訪問。CDのある場所が以前と変わっていて、品揃えが以前に増してつまらなくなっていました。
バナナレコード岐阜店
バーゲンにつき15%オフ。
- CIOCCOLATA「Cioccolata」LP (1985年) \1071
ジャケのデザインにつられて買いました。かの香織って人がいて、白井良明がプロデュースしています。こういった日本のニュー・ウェーヴは苦手なタイプ。誰かに聴かせてもらったことがある“黒い月のニーナ”だけは好きです。
- 坂本龍一 featuring THOMAS DOLBY「Field work」12"
(1985年)\210
バーゲン玉の中にあったレンタル落ち商品で、盤がえらく反っていましたが何とか聴けました。リリースされた当時は何てダサい曲なんだって思っていました。ティラリラリラリラリラリラって音が嫌で、それがないヴァージョンは許せます。B面の“Exhibition”(15分以上あって長いっ!)に出てくる女の子のような声は「拾ってあげて」とか「拾ってやる」という風に聞こえます。
- ヴァージンVS「羊ヶ丘デパートメントストア」LP
(1987年) \1428
うる星やつらの歌を歌っていて、あがた森魚という人がいるということくらいしか知りませんが気になっていたグループです。 鈴木慶一のプロデュース。アルバム・タイトルもそうですが曲名も普通じゃない変なタイトルばかりです。これはニュー・ウェーヴなのでしょうか。表現しにくいです。あがた森魚のコミカルに聞こえる変な歌い方に拒絶反応を示します。テクノ度の高い“恋のダイヤモンド・リング”は気に入りました。
4月30日(月)
PENNY LANE(小牧)
1000円以下が半額、1000円以上は15%オフ、バーゲンの案内はがきを持っていくと20%オフ
- 相川恵理「黄色い麒麟」CD (1988年) \1495
シングル「ABコンプレックス」がなかなかよかったので購入。基本的には松田聖子,岡田由希子の名前が浮かんで来るような素朴なアイドル歌謡ですけど、“純愛カウントダウン”、“ABコンプレックス”は張り切ってユーロビート歌謡になっています。
- 相川恵理「O・TO・NA」CD (1989年) \1495
上の相川恵理と本当に同一人物?と疑いたくなるくらい顔が変わっています。全体に腫れぼったくなって目がつりあがっていて不細工です。ほくろがなければ同じ人だとはわかりません。OTONAになり方を失敗したのでしょうか。こちらは激しいユーロビート“純愛カウントダウン”の気まぐれバージョンで始まるダンサブルな曲が集まったアルバムです。5人のアレンジャーを使っているので、ユーロビート歌謡でも飽きがこず楽しめます。音楽性のタイプで言えば上の「黄色い麒麟」の方が好きだけど、内容ではこちらかな。
- 伊藤美紀「PUCELLE」CD (1987年) \1243
このCDは一応持っているには持っていたのですけど、ジャケットは表だけで切り取られて歌詞はなし、裏ジャケはなしという状態だったので、ちゃんとしたのを買いなおしました。テクノ歌謡の名曲“小娘ハートブレイク”や“哀愁ピュセル”を収録しています。
- 仁藤優子「サマー・ストリーム」LP (1987年)
\1075
たしか、伊藤美紀と仁藤優子は同じプロダクションに所属していたと思います(自信なし)。この二人で1等、2等なんてギャグもありました。仁藤優子の歌を聴くのはこれが初めて。声に特徴があるわけでもなし、歌唱力も目立って悪いところがあるわけでもなしってことで印象に残りにくい。“星の下で眠るイヴたち”(中村哲編曲)と“泣きたくてsmile
for you”(矢野立美編曲)がテクノ歌謡度2.5くらいあってお気に入り。ほかは、音としては聴きやすい程度のテクノ度。つまらない曲も多いけど、想像通りの内容ってことでそれなりに満足しています。
EASTER RECORD(岐阜県土岐市)
バーゲン中で500円以下が半額、500円以上は10%オフ、はがきを持っていくと15%オフ
- CLUB WAIKIKI「Can't take my eyes off of you」12"
(1988年) \157
BOYS TOWN GANGのカヴァーです。BOYS TOWN GANGのオリジナル曲は聞き飽きてウンザリしていますけど、カヴァーなら聴いてみようかということで買いました。ややユーロビートの入ったディスコ・スタイルの音で、歌は男性が裏声で唄っていてこれがなかなか新鮮です。B面は“Manana”という曲で、こちらはところどころで裏声が出て来ますけど、基本的には普通の声(女性みたいな声)でうたっています。低音の利いた重いユーロビートで以外な掘り出し物。
- 岸本加世子「心が.....」7" (1983年)
\157
編曲が大谷和夫で、ジャケのメイクが何となく気になったのでもしかしたらいい音かもと思って買いました。“心が.....”とB面の“さみしさ比べ”ともに寂しげな曲で、ごくフツーの歌謡曲でした。
- PASSIONATA「Mysterious passion」LP (1980年)
\157
うーん、これは期待はずれ。“卑弥呼”も“アラブ万歳”も“火星と金星の陰謀”もシングルで聴くとよかったのですけど、このアルバムでは全部英語で歌っていてまったく味がなくなってしまっています。結局PASSIONATAの魅力って変なイントネーションの日本語と歌詞だったのかな。
- RUSS ABBOT「All night holiday」12" (1985年)
\157
学生時代に受信状態が悪いにもかかわらず、よく聴いていたFMの番組でよくかかっていた曲で、何となく買ってしまいました。その番組はハイ・エナジーを中心をにかけていて、その中にあってこの曲はビーチで能天気に遊んでいるような雰囲気の曲だったので、好きじゃなかったし全然マークしていなかったのですけどね。今聴くとすごく懐かしい感じがして憎めません。カップリングに“An
ode to a spouse”というピアノ、ドラム、ベースだけをバックにして唄うコミカルな歌が入っています。
しかし、今回はテクノ・ポップがまったくと言っていいほどありませんでしたね。3、4年前までは邦楽のレコードなんて年に1、2枚くらいしか買わなかったのに今やほとんど邦楽。それも`80年代アイドル漬け。元はといえばテクノ歌謡探しが原因。さらにたどっていけばテクノ歌謡を取り上げたPop
Academyの影響といえる。みんなBUGGLEさんのせいだ!
第8回
やる時はまとめてやるのですけど、なかなかテンションが持続しなくて、いつも自分で立てた更新予定日よりも大幅に遅れてしまいます。ここはいつも言い訳から始まっていますね。しかし、ほぼ毎週更新だなんて、ポール師匠すご過ぎる。
3月23日(金)
a different drum
アメリカのシンセポップ中心のネット・ショップで、初めての利用です。
- B!MACHINE「Aftermath」CD (1998年) $12
「B"!」とか「ビ!」なんて略したりしてお茶目なシンセポップ・ユニットB!MACHINE。しかし、音の方は全然お茶目じゃなく、静かで暗い曲ばかりです。素直に楽しめるのは“Door
inside a door”くらい。これもけっして明るい曲ではありませんけど。音自体は悪くないけど、湿っぽ過ぎて聴いてられないや。もっと元気だそうよ。
- B!MACHINE「Umbrella」MCD (2001年) $6
5曲入りで、内4曲がリミックスしてあるシングルです。暗さがリミックスで解消されているのは、あえて言えば“Umbrella”のKAJ
s 7 mixくらい。
- DEAD EYES OPEN「In times like these」CD (1991年)
$10
DEPECHE MODEのトリビュート・アルバム「I sometimes
wish I was famous」に“Fly on the windscreen”のカヴァーを提供していたので名前は知っていたシンセポップ・ユニットです。リリースはスウェーデンのEnergy
Rekordsから。全体から受ける印象は「Music for the masses」、「Violator」の頃のDEPECHE
MODEをソフトにしたような感じ。音が控えめなら、曲もおとなしくてすべてが何かあと一歩足りない感じで、結果として「惜しいなあ」とこぼしてしまう内容。悪くはないんだけどなあ。
- ECHO IMAGE「Compuphonic 」CD $12
ノルウェー出身の男性2人、女性1人のシンセポップ・トリオ。てっきり女性ヴォーカルものだと思っていたら違いました。曲自体はどれもシンセポップそのものなのですけど、曲によってはリズムがトランス・ハウスなものもあります。北欧シンセポップながら哀愁度は低めで、音もくどくないので聴きやすい。最大の特徴はメロディの美しさ。静かな曲も含め、全曲シングル・カット出来そうな感じです。“Messing
with love”、“Listen to the stars”、“Understand”がお気に入りです。ネオアコ調の隠しトラックも入っています。
- NEUROACTIVE「Neurology 1994-2000」2CD (2000年)
$18
NEUROACTIVEのリミックス・ヴァージョンを集めた2枚組。今までメンバーについては気にした事がなかったけど、どうやらJ.Tuohimaaという人が中心のユニットのようです。NEUROACTIVEはリミックスしてあっても、してなくてもハズすことがありません。リミックスはすべてJ.Tuohimaaがやっていることもあって出来のばらつきがないこととと、もともとアグレッシヴで大胆な音が特徴なので、オリジナル・アルバムと変わりなくこれで1枚のアルバムとして聴いても違和感ありません。リミックスというとやたら長いだけのものが多いですけど、5分以上の曲が少ないということも全体の印象をよりよくしています。ビデオ・クリップも2本入っています。
- NEUROPA「Sins of the heart」CD (1999年)
$15
オムニバス「Heart of synthetic melodies violation
2」に入っていた初期DEPECHE MODEタイプの“Regrets”という曲が気に入って買ったアルバム。ここには“Regrets”は収録されていませんが、DEPECHE
MODEの影響を受けたと思われる曲が中心になっています。ヴォーカリストは曲によってはERASUREのAndy
Bellのようなスタイルにも感じます。YAZOOの“Nobody's
diary ”にインスパイアされて作ったかのような“Edge
of now”には宮田さんも苦笑(?)
- OBSC(Y)RE「New life」CDs (1998年) $11
アルバム「Stronger」からのシングル・カット。“New
life”のアルバム・ヴァージョンとslow mix、“Shelly”、“Der
weg(remix '98)”の4曲入りです。アルバムを聴くとどうしても曲の出来のばらつきが気になってしまいますが、“New
life”のような曲を聴くと「やっぱりOBSC(Y)RE最高!」となってしまいます。“Shelly”はヴォーカルをピアノを中心に据えた静か目の曲。これもなかなかいい。続く“Der
weg(remix '98)”もテンポよくノリやすいし、“New
life”のslow mixはゆっくりになった分、音をノイジーにしてカヴァー。このシングルは言う事なしの出来です。
- PAGE「Sa pass! En samling med PAGE 1980-2000」2CD
$16
Pop Academyの「SCANDINAVIAN ELECTRO POP」のコーナーを見て気になっていたアーティストです。CD-1が1995年〜2000年の曲、CD-2が1983年〜1995年の曲で、新しい曲からだんだん昔の曲へという順番になっています。1995年頃には純粋なシンセポップから少し離れているようですけど、基本的には音数の少ない’80年代初期のようなチープなテクノ・ポップ。チープなものは好きですけど、全部がそんな感じなので聴き応えがなく、聴き終わったあとの印象はあまりよくないです。1曲単位ならいいのですけどね。
- V.A.「A different mix Volume three」CD (2000年)
$10
IRIS、ALPHAVILLE、B!MACHINE、NEUROPA、THE
NINE、BRAVE NEW WORLD、[ACTIVE]MEDIA DISEASE、BLUE
OCTOBERの曲をNEUROACTIVEがリミックスしたアルバム。お得意のスペーシーでエッジの効いたサウンドにリミックスされており、NEUROACTIVEの正規アルバムと同じ感覚で楽しめます。
- V.A.「Electricity-An electronic pop sampler」CD
(2000年) $10
これは目から鱗!北米のSeventh Waveレーベルのサンプラーで、現代シンセポップはほとんど北欧のものばかり聴いて来ていたので、知らない名前ばかり並んでいます。北欧ものはどんよりとした音像に、哀愁の濃いメロディを多用しているので、オムニバスも含めてアルバム1枚通して聴くとクドくなる事が多いのですけど、ここのサンプラーは非常に明るく、ドライで聴きやすい。お気に入りはといえばどうしても女性ヴォーカルものになってしまうのですけど、FREEZEPOPとSUBVERSION。特にFREEZEPOPはアルバムも出ていてコンスタントに活動しているようなので要チェックです。男性ヴォーカルものではGANYMEDE、GARY
FLANAGAN、SILICON 39がいいのですけど、でれも音はいいけど歌が下手ってパターン。COLOR
THEORYは北欧シンセポップに近い。WAVE IN HEADはモロにRED
FLAGしています。他にもPLASTIC ORGASM PEOPLE、HONEYCHURCHなどいい曲だらけ。ただ、最後のREDGREENBLUEというのが4部に別れた20分くらいある長いインストで退屈なのが唯一残念な要素。
3月25日(日)
この日はバナナ・レコードが全店バーゲンだったのではしごする。生活創庫店(CDバーゲン)→パルコ店(12"バーゲン)→栄店(Hip
hopセール)→栄・本店(CDバーゲン)→岡崎メルサ店(ハード&メタルLPセール)→大須店(閉店セール)の順番で、途中でBOOK
OFFにも1軒寄りましたが、買った枚数は少なかった。
バナナ・レコード岡崎メルサ店
- HAZELL DEAN「Living on a prayer」12"
\420
Desmond Child作曲のBON JOVIの大ヒット曲のカヴァーです。今更、HAZELL
DEANにかつてのようなHi-NRGサウンドをバックに唄って欲しいなんて無理な話。それよりも現役で活動していて、パワフルに唄い続けているということが何よりも嬉しい。何ら新鮮味のないハイ・テンポのユーロビート調テクノ・ダンスではありますが、嫌いではありません。
バナナ・レコード大須店
名古屋駅裏の生活創庫に新店ができたためにここは閉店するようで、3枚100円のCDシングルが店いっぱいにありました。
- LORRAINE McKANE「Let the night take the blame」CDs
(1988年) \35
Hi-NRGという言葉を意識するようになったのは、この曲を聴いてから。とても思い出深い曲です。太く伸びやかな声で、堂々とした唄いっぷりだったので、最初はベテランの中年ソウル・シンガーだと思っていたのですが、写真を見たところあどけなさの残る少女で驚いた記憶があります。オリジナル・ヴァージョンと新しいリミックス・ヴァージョンの2曲を収録。
- MATAHARI「Spy game」CDs (1989年) \35
林哲司プロデュースのさほど綺麗じゃないセクシー系のおねえちゃん3人組が唄う和製ユーロビート。007を意識した曲なのでしょうが、ヴォーカルのひ弱さが拍子抜けでちょっとかわいかったりします。カップリングは“Ring
my lips”と“Spy game”の英語ヴァージョン。恋人ムードで唄う“Ring
my lips”の方がこの子達にはお似合いだと思います。
- WINK「ニュー・ムーンに逢いましょう」CDs (1990年)
\35
嫌いだったWINKの中でも好きだった曲です。疾走するユーロビートに乗る中華風味のメロディや、間を取らずサビへ入っていくところなんかがいいです。カップリング“水の星座”は原作詞、作曲が外人になっているので洋楽のカヴァーでしょうか?こちらはファンタジックでサビの美しいユーロビートです。
4月1日(日)
レコードフェスタ
- FREDDIE MERCURY「I was born to love you」12"(1985年)
\1764
高いでしょうけど、2000円以下で見るのは初めてだったし、他にいいものがなかったのでここのネタ用に買いました。A面のextended
mixは7分以上あって、大きくいじっていないが7分という時間が長く感じない自然なミックス。B面の“Stop
all fighting”はアルバム「Mr.Bad guy」には入っていないテクノポップ調の曲。TELEXの“Moskow
diskow”を思わせるなんて言ったらFreddie
MercuryファンとTELEXファンの両方から怒られるかな。
4月10日(火)
Fun Records
今回の確率は62分の51枚でした。
- AFTER THE FIRE「Der kommissar」12" (1982年)
16DM
もたもたしていて好きじゃなかった曲だけど、’80年代のヒット曲なので買いました。A面は長くなってよりもたつき感が増したspecially
extended remixed version。B面は’70年代のアイドルR&R風の“Nobody
else but you”。
- AND ONE「Life isn't easy in Germany」CDs (1993年)
9DM
アルバム「Spot」からのシングル・カット。“Life
isn't easy in Germany”を3ヴァージョンと“Friend
of stars”、“Fur Alex”を収録しています。インダストリアル・レーベルMachineryからのリリースですけど、すでにこの頃にはシンセポップ化しています。。“Life
isn't easy in Germany”は明るい曲ですけど、未発表曲(多分)の“Friend
of stars”にはドイツ的な暗さがあります。“Fur
Alex”は“Life isn't easy in Germany”のメロディを使った20秒の曲なので、実際には“Life
isn't easy in Germany”は4ヴァージョンということになります。
- AND ONE「Sometimes」CDs (1997年) 8.8DM
アルバム「Nordhausen」からのシングル・カット。“Sometimes”は人生について少年時代から悩み続ける気持ちを不気味ともいえる重い音で綴ったディープな曲。音にも歌にもすごく引き込まれていきます。シングルに入っている恒例の未発表曲は“High”、“White
daves”の2曲。雰囲気の異なるこの2曲は悪くない程度の出来。他にボディしていた頃の曲“Technoman”のライヴ、“Sometimes”のインスト・ヴァージョン、“Nordhausen”のアルバム・ヴァージョンが入っています。
- ANGIE GOLD「Eat you up」12" (1985年)
10.92DM
Hi-NRGの大ヒット曲。今更、荻野目ちゃんがどうのこうのって言うのも鬱陶しいので説明しません。すでに持っているものとはジャケ違いを狙ったところ、Passionレーベル盤が来ました。これなら100円で転がっていたなあ。国内盤のジャケの方がいいです。
- BARRY KEMP「Vienna calling」12" 2.76DM
FALCOのカヴァーです。オリジナルのような派手な演出はありませんが、歌にどことなく哀愁があるような感じで悪くないです。カップリングは“Ain't
never goin' back”という曲のライヴで、ギター、ホーンの入ったエレクトロ感のあるロック。
- BEAGLE MUSIC LTD. 「Ice in the sunshine」12" (1985年)
11.32DM
BUGGLEさんに聴かせてきただいて気に入った曲です。カヴァーみたいなのですけど、オリジナルが誰かわかりません。男性が歌う夏のビーチをイメージさせる曲(ジャケはビーチにビキニ・ギャル)で、音はシンプルなテクノ・ポップ。ODWを感じる音もあり。B面は“Thin
ice”という“Ice in the sunshine”のインスト。
- BEAGLE MUSIC LTD. 「The kiss」CDs (1995年)
10.32DM
これって上のBEAGLE MUSIC LTD. と同じアーティストなの?インストなんですけど、radio
dream mixというヴァージョンは暗くてスローで、radio
danceヴァージョンはトランス・テクノ、in D
grooveはハウス、hyper danceは高速トランス、最後のgoodbyeでまたスローなヴァージョンになります。調子に乗って買うもんじゃないですね。
- BEANGROWERS「Astroboy」CDs (1999年) 5.82DM
2ストライク後はボール臭い球でもバットを出さなければならない。BUGGLESが好きなら、違うとわかっていてもこのタイトルがリストにあったら手を出さなければならない。そうですよね?BUGGLEさん。要するにカヴァーじゃなかったって事。BEANGROWERSは女性ヴォーカルで、“Astroboy”はストレートなグランジ・ロックでした。もう1曲“Of
food”という静かな曲の2曲入り。トータルで5分40秒しかありません。
- BETTY WRIGHT「Sinderella」12" (1985年)
8.46DM
日本でもヒットしたHi-NRGの名曲の一つ。BETTY
WRIGHT本人が白黒で写ったジャケだと思っていたら、シンプルなイラストのものでした。若い頃から唄っているベテランだけあって、声の伸びや迫力は天下一品。Hi-NRGならではのベースのビンビン感がたまらない。
- BJORN AGAIN「Erasure-ish」CDs (1992年)
8.7DM
宮田さんに見せてもらったことのあるERASUREをカヴァーしたCDシングル。ERASUREのカヴァーなのに内ジャケにはABBAの写真があります。曲は“A
little respect”と“Stop!”で、それぞれ2ヴァージョン入り。“A
little respect”はと2人の女性ヴォーカリストによるコーラスで、ERASUREのオリジナルに沿ってはいるものの退屈なアレンジ。“Stop!”の方はABBAの“Does
your mother know”を思わせる太いベース音から始まり、途中に出てくる女性コーラスの強弱のつけ方もそれっぽくて似ています。それぞれにmoreというヴァージョンがあるのですけど、ほとんどノーマル・ヴァージョンと変わらないので、なくて結構です。褒めてないけど、宮田さんに怒られるかな?
- BJORN AGAIN「Flashdance...What a feeling」CDs (1993年)
8.26DM
言わずと知れたIRENE CARAのカヴァー3ヴァージョンと、オリジナル曲が1曲入っています。7"ヴァージョンは歌の方は完コピっぽいし、音もオリジナルに近いものを使っているのでつまらない。SPACE
BROTHERSによる12" remixはインストのトランス・テクノ。extendedヴァージョンは、中身は7"だけど始まりと終わりに多少の工夫あり。オリジナル曲“is it right?”は女性のツイン・ヴォーカルで、一部男性が歌っていてABBAを意識しているようです。なかなか美しい曲です。
- CHRISTOPHER STREET「Satellites」12" (1984年)
8.25DM
Hi-NRGフリークにはお馴染みであろうELLIE WARRENも唄っている曲。音はコンピレーションCDで持ってはいたのですけど、ジャケが気になって買ったところERCのレーベル・ジャケットだし、B面はdub
mixというインストでちょっとガッカリ。曲自体は音に多少の隙間を感じるものの盛り上がるメロディを持った女性ヴォーカルのHi
-NRGで文句はないのですけど。ジャケありは存在するのだろうか?
- COCKTAIL「Soul cha cha take」12" (1985年)
4.67DM
Mの“Pop muzik”のカヴァーのようなテクノポップよりのディスコ・サウンドを期待したのですけど、タイトル通りのラテンのノリが好きになれません。“cha
cha”という言葉が嫌いな人間の買うレコードではないですね。B面の“Take
me always”というちょっと変わった曲には多少のテクノポップさを感じますけどね。
- DEE D.JACKSON「Automatic lover」7" 3.77DM
私の中でDEE D.JACKSONといえば“S.O.S”だったのですけど、それ以前(1978年頃)の曲を聴いて“S.O.S”以上に気に入ってしまいました。マント付きのレオタード風宇宙服とでも言うのか、とにかく派でなコスチュームでスペース感覚溢れるディスコ・ミュージックを唄っているのだから、その当時はかなりセンセーショナルだったことでしょう。B面の“Didn't
think you'd do it”は普通の’70年代ポップスです。
- DEE D.JACKSON「Meteor man」7" 5.44DM
この曲もいいです。“Meteor man”はピコピコ度でいえば“Automatic lover”より上を行っています。B面の“Galaxy
police”はタイトルを見ると期待してしまいますが、ノリの悪い曲です。
- DEE D.JACKSON「Fireball」7" 4.69DM
こちらはギターが入ったロックです。ジャケのコスチュームも普通になっています。
B面は“Falling into space”というバラードで、地味ながら音は宇宙シリーズしています。
- DEN HARROW「Catch the fox(caccia alla volpe)(remix)
」12" (1986年) 38.02DM
remixとなっていたので、自分の持っているものと違うのではと思って買ったのですけど同じレコードでした。DEN
HARROWの代表曲といえば“Future brain”や“Don't
break my heart”を挙げる人が多いと思いますが、私はこの曲が一番好きです。哀愁のオルゴールのメロディが涙を誘い、ユーロビートにしてはスローなテンポに乗ってじっくりとDEN
HARROWが歌い上げる。B面は“Re-catch the fox”という“Catch
the fox”の別ヴァージョン。男らしいジャケもお気に入りで、ダブっても全然悔しくありません。
- DESIRE「Funkytown」CDs (1992年) 4.47DM
PSEUDO ECHOもカヴァーしているLIPPS,INC.のヒット曲です。radio
editはテクノ・ハウスの手前くらいのハウス・サウンドで、オリジナルの持つ楽しさをそのまま保っています。neodisco
mixはredio editのロング・ヴァージョン。transcendental
mixではベースの音が前へ出て、ドラムのキック音も少し重くなっています。どのヴァージョンもちゃんと唄っているのが嬉しい。
- D.LEAD「Oh l'amour」12" (1995年)
6DM
ERASUREのカヴァーです。ありきたりの高速トランス・テクノです。当然歌もサビの部分だけです。こんなのまともに聴いてられないや。単なる売名行為。
- DROP THE BOMB「Megamix of Erasure hits」7" (1990年)
1.65DM
文字通りERASUREのメガミックスです。曲は“Drama”→“Chains
of love”→“Sometimes”→“Stop”→“A little
respect”→“Victims of love”と順番で繋がっています。ハウスノリの軽いサウンドで女性ヴォーカルが唄っています。とりあえずこんなん作ってみましたって感じで、あまりいいとは思いません。B面は“Blue
night symphonie”というややスローなインスト。音的にはこっちの方がまだいい。
- DROP THE BOMB「Megamix of Erasure hits」12" (1990年)
5.51DM
こちらは演奏時間が2倍のthe velocity mixというロング・ヴァージョン。曲の流れは7インチ・ヴァージョンと一緒ですけど、それぞれが少しずつ長くなっています。B面は7インチと同じ曲。
- ENGLISH BOY ON THE LOVE RANCH「Sex vigilante」12" (1988年)
10DM
ENGLISH BOY ON THE LOVE RANCHはDave Ball、Jamie
Jones、Nick Sandersonによるユニットです。カタログではLPになっていたのに、実際は12インチ・シングルでした。裏ジャケを見るといろいろなフォントでたくさん文字が書かれているのでLPと勘違いしたのでしょう。A面がFloodによるdeadly
weapon mix、裏がAA面でLoveranchによるdeathwish
mix。ダンサブルなエレポップ・サウンドで、ちょっと怪しい感じのするメロディを粘っこく唄っています。
- EVADA「Ooh my love(love & dance) 」12" (1985年)
10DM
尺八を取り入れたユーロビートで、ささやくように唄う女性ヴォーカルはフロア向きとは言えないかもしれませんが、音が大好きでエキゾチックなムードにハマってしまった曲です。
- FUN FACT 2.0.1. 「I was made for lovin' you」CDs (1999年)
5.36DM
KISSのカヴァ−です。赤ちゃんに★型メークをしたイラストのジャケがかわいい。radio
editとextended versionの2ヴァージョン収録。アップテンポでノリがよいユーロ調ハウスで歌は男性のラップ。ギター・ソロもちゃんとあります。これは楽しめる。
- FUZZ BOX「Bostin' Steve Austin」LP (1986年)
9.32DM
イギリスの女性4人のバンドFUZZ BOXのファースト・アルバム。Andy
Richardsがプロデュースしたセカンド・アルバムの音を気に入って聴き始めたバンドなので、このアルバムのサイケな雰囲気も漂うニュー・ウェーヴ然としたロックに最初はついていけませんでした。しかし、セカンド以降のダンサブルなポップ・サウンドを頭から切り離して聴いてみると、このアルバムそんなに悪くない。かつてオムニバスで聴いたことのあるブラッディー・ニュー・ウェーヴを思い出させるどこか退廃的な音をダークではなく、明るく使っているので聴きやすい。各曲が余計な演出をせず、コンパクトにまとめられているのも入って行きやすい要因の一つ。
- GIORGIO「E=MC2(Talla 2XLC remix) 」12"
11DM
Giorgio Moroder自らリ・レコーディングしたリミックス2ヴァージョン入りです。オリジナルの持つミュータントっぽい雰囲気が後退していて、大まかに分類すればテクノ・ハウスなのかもしれませんが、セルフ・リミックスなだけあって曲を壊すようなことはしていません。Moroderファンもテクノ・ハウスのファンも楽しめるヴァージョンだと思います。
- HEAVEN 17(タイトルなし)3x12" 26DM
表ジャケは白地にHEAVEN 17のロゴだけのリミックス12インチ3枚組。曲は“Geisha
boys...”、“Height of the fighting”、“Crushed
by the wheels(of industry)”、“Let me go”、“Come
live with me”、“Let's all make a bomb”、“We
live so fast”、“Play to win”、“And that's
no lie”。お耳に合わないタイプのリミックス(大人なのでオブラートに包んだ表現)ばかりです。グレン・グレゴリーの声が好きなのですけど、どのミックスでも彼の声はほとんど出てきません。
- HEINRICH BEATS「Hot stuff」CDs (1996年)
5.36DM
DONNA SUMMERのカヴァーです。ハウスと思いきや、エッジの効いたギターにヴォコーダーを通した男性ヴォーカルというワイルドなロック調ダンス・サウンドです。まるでREVOLTING
COCKSのよう。ギター・リフに敷き詰められたAlbum
edit-radio 2というヴァージョンはすごくかっこいい。ギター・ソロのアレンジもいけてます。3曲目に入っているENIAC
club remixは“Planet rock”の音が出てくるほとんどインストの曲。最後がこの曲だと後味悪い。
- HOT STUFF featuring HORNY GLORY「Hot stuff」12”
5.26DM
DONNA SUMMERのカヴァーです。アーティスト名、タイトルの表記がはっきりせず、最初はHOT
STUFF featuring HORNY GLORYというのを「“Hot
stuff”という曲をHORNY GLORYが歌っていますよ」という意味だと思ったのですが、どうやら“Hot
stuff”をカヴァーするHOT STUFFというプロジェクトのようです。プロデュースしているDarc
A. Bones and Raul de Chileの2人がその中心人物と思われます。 女性ヴォーカルのテクノ・ハウス。4ヴァージョン入りで、地味目なIbiza
mixというのだけが許せました。
- HOT STUFF featuring LORI GLORI「Hot stuff」CDs (1998年)
6DM
上記と同じプロジェクトで、こっちは女性5人組が歌っています。しかし、表ジャケットには5人いるものの、インナーとディスクのラベルには4人しか写っていなくて、一番セクシーな黒人女性が載っていません。よくわからないプロジェクトだ。“Hot
stuff”は4ヴァージョンあって、HORNY GLORYとミックス名もほぼ一緒です。Original
singleヴァージョンとIbiza mixではギターのサンプリングと左右でプチュプチュ言っているシンセの音が特徴的で面白い。タイトル曲のほかに“Deeper
understanding”という20秒の変なインストも入っています。
- INTERFACE「The heat of the night」12" (1995年)
7.84DM
ユーロビートだと思って買ったのですけど、女性ヴォーカルに男性ラップが入るテクノ・ダンスでした。
- JONATHAN GABLE「Central Park」12" (1985年)
16DM
ZYX発イタロディスコです。かつて聴いた時はつまらないと切り捨てたのですけど、いつのまにか自分の中のWant
listに入っていました。地味な歌ですけど、聴くと哀愁を含んだメロディが頭から離れなくなり、今ではお気に入りの1曲となっています。
- LELO & THE LEVANTS「In China」7" (1980年)
5.70DM
Chinaの文字につられて購入。ドイツのTELDECからのリリースで、チャイナ・ドラムの音で始まるものの中国色はそんなに感じないポップスです。B面の“Love
in my car”も普通のポップスで、“In China”もそうですけど濃いメロディを持っています。
- LILI & SUSIE「Candy love」12" (1986年)
19.84DM
スウェーデンの女性デュオが歌うソフトなユーロビート。曲はあまりよくないですけど、美しいピアノの音はGAZEBOの“I
like Chopin”を思わせます。
- LIZZY MACK「Don't go」12" (1995年)
7DM
YAZOOのカヴァーです。歌は女性ヴォーカリスト(Lizzy
Mack?)が歌っていて、A面の2ヴァージョンはイタリア系じゃない方の現代ユーロビート。B面はハウス・ミックスが2ヴァージョン。ユーロビートの方は軽快で楽しめましたが、ハウスの方はだらだらと長くて眠くなってきます。
- MONI B. 「Stripped」CDs (2000年) 6.76DM
DEPECHE MODEのカヴァー6ヴァージョン入りです。ほとんどインストのテクノ・ハウスで、歌メロに乗せていないので最初は気が付きませんでしたが、よく聴くと女性が歌詞を小さな声でささやいています。extended
mixは最初の方だけDEPECHE MODEのオリジナルそっくりです。褒める気はないけど、それぞれのミックスの違いがはっきりしているところは評価。
- OLIVER CHEATHAM「A question of lust」CDs (1993年)
6.87DM
これもDEPECHE MODEのカヴァーです。3ヴァージョンあって、どれも静かで、40過ぎと思われる黒人男性がところどころで歌メロにアドリブ効かせて歌っています。他に“Give
me the night”というほとんどインストの軽快な曲も入っています。なかなか良質です。
- OUR DAUGHTER'S WEDDING「Elevate her」7" (1982年)
2.5DM
アルバム「Moving windows」からのシングル・カット曲。B面は“Elevate
her”。アルバムと別ヴァージョンかB面に未発表曲があればと思ったのですけど、両方アルバム収録の
ものと同じでした。
- PERFIDIOUS WORDS「Hydrogen skies」CD (1998年)
12.78DM
オムニバス「Heart of syntheticmelodies violation
2」に入っていた“Deliver me”がYAZOOの“Only
you”みたいだったので、注目していたシンセポップ・ユニットです。“Ruined”はKRAFTWERKのような音が出て来るNEW
ORDER、REVENGE系の哀愁漂う曲で合格ですけど、あとはDEPECHE
MODEを意識したかのような暗いだけの曲ばかり。1曲くらい明るい曲入れようよ。
- PHASE ONE「New year's day」12" (1995年)
7DM
テクノ・ハウス版のU2のカヴァーですが、ピアノのメロディーと「I
will be with you again」のフレーズ以外で“New
year's day”だとわかる部分がありません。ブチ壊しなので、U2のファンには聴かせられません。B面にはNTrance
mixというインストがあって、こちらはトランス・サウンドにピアノの音がマッチしていて、“New
year's day”のカヴァーだという先入観なしに聴けば美しい曲だと言えたと思います。
- PHIL STEELE「Video love」12" (1986年)
2.76DM
デジタルなタイトルに、女性を片手で支えるハンディ・カメラを持ったサングラス男のイラストもかっこいいし、さらにはBlow
upレーベル。これは掘り出し物かと期待しましたが、ブラス入りのAORポップスでした。次に、B面の“Sweet
dreams”にEURHYTHMICSのカヴァーを期待するも、たいくつなオリジナル曲でした。
- REWIND「Oriental eys」12" (1985年)
10DM
ずっと欲しかったユーロビートです。REWINDの“E”は左右逆向きで、“N”は上下逆向きのロゴです。前半は男性ヴォーカルで、ブリッジから女性ヴォーカルに変わります。東洋的なのはサビ、間奏のインドをイメージする部分だけで、他に特徴がないようだけど、サビのフレーズがずっと頭に残っていました。B面のdub
mixは少しアレンジを変えたインストで、こっちの方がより東洋の神秘みたいなものを感じます。
- RINGO「Marilyn no se quiere casar(Video killed
the radio star) 」7" (1980年) 6DM
スペイン語で歌うBUGGLESのカヴァーです。音はよく聴かないとオリジナルそのまんまかというくらい忠実ですけど、スペイン語の違和感によってそれなりに味のある曲になっています。B面は“Ne
laissez pas mourir le rock'n roll”という’70年代風ロックン・ロールです。
- ROBEY「Hungry for you,boy」12" 7DM
カナダのダンス・ポップ・シンガーROBEYの12インチ。A,B面ともにアルバム「Robey」には入っていない曲でした。“Hungry
for you,boy”はポップ・ロックでサビの部分を強く歌うかなかいい曲なのですけど、ロック調の曲はロング・ヴァージョンだとどうしても中だるみが出来てしまうのが難点。ショート・ヴァージョンが入っていないのが惜しい。B面は“Be
mine(Be my baby) ”で、いかにも’80年代的なディスコ向けのブレイクダンス調ポップスだけど、曲がおとなしくてさえません。
- ROCKY「Hot love」12" (1987年) 30.72DM
ジャケットはROCKYとなっていますが、盤ではROCKY
M.となっています。この曲はアルバムの中にある捨て曲のような感じでユーロビートしていません。B面の“Can't
get enough”の方はユーロビートで、ROCKY M.節が効いているものの、曲はあまりよくなくて、音はまあまあです。
- SAI「Human」CDs (1996年) 7.36DM
THE HUMAN LEAGUEのカヴァーです。SAIってのが何者かわからなくて、内容が予測できなかったのですが、女性ソロ・シンガーの名前のようです。黒っぽいR&Bで、表現豊か
歌唱力で曲を完全に自分のものにしています。“Human”の3ヴァージョンはどれもよくて、オリジナルよりも気に入ってしまいました(もっとも、HUMAN
LEAGUEのオリジナルはあまり好きじゃないってこともあるのですけど。じゃあ、カヴァーに手を出すなって?)。もう1曲“Let
me be the one”という曲が入っていて、どこかで聴いた事があるようなR&Bです。もしかして、このSAIは有名なのでしょうか?日本のR&Bファンにもウケそうな感じです。
- STRAIGHT UP「I was made for loving you」CD (1991年)
13.58DM
タイトルのKISSのカヴァーを含むドイツの男性トリオのアルバムです。“I
was made for loving you”はユーロビートと言うにはソフトですが、ダンサブルで悪くない出来です。アルバムとしては、ポップな“Fly
with the wind”はいいとしても、あとは何もかもが平凡でダンスものとしては聴いていて退屈な曲ばかり。
- SWEET CONNECTION「Need your passion」12" (1988年)
26.92DM
女性2人が歌うイタロ・ディスコ。Blow upレーベルで赤マーブル盤です。イントロが長いが、音もコーラスも非常によく、イタロ・ディスコの王道まっしぐらな曲ですごく気に入っています。B面は同曲のnight
fever mixというインストです。
- TATJANA「Don't you want me baby」12" (1994年)
9DM
THE HUMAN LEAGUEのカヴァー4ヴァージョンです。club
mixはテクノ・ハウスとユーロビートの中間で、歌もちゃんと唄っていてなかなかいいです。trend
mixは「どこが“Don't you want me”なの?」って言いたくなる感じのテクノ・ハウスのインスト。radio
versionは音は違うもののアレンジが原曲に忠実で、ポップスとしても楽しめます。
- VENUS「Night of the demons」12" (1987年)
11DM
探しているのはHi-NRGのVENUSのレコード。名前があまりにも単純なため同名異グループが多く苦労しています。これもディスコ・サウンドではあるけれど、探しているVENUSなのかどうかは不明。ジャケットのメイクした女性の写真といい、曲の組み立てといいミュージカルを思わせる。タイトルもミュージカルにありそうなタイトルなのでそうなのかな。
第7回
前回からあっという間に(こればっか)2ヶ月が経ってしまいました。間が空かないように少しずつアップしていこうと誓ったのは何だったのか。まだ、BUGGLEさんからクビを宣告されていないので、続いています。
3月11日(日)
HARD-OFF 名古屋空港店
- 小泉今日子「Best-Do you love me」CD (1985年)
\294
シングル曲が“The stardust memory”、“魔女”、“半分少女”の3曲しか入っていないベスト盤。メドレーで、“私の16才”〜“素敵なラブリーボーイ”〜“ひとり街角”〜“春風の誘惑”ってのがあるんですけど、“私の16才”〜“素敵なラブリーボーイ”の繋ぎは音飛びしたかと思うようなヒドイ繋ぎ方で、笑ってしまうというか呆れてしまいます。アレンジに大した工夫も見られないつまらないメドレーです。最後に入っている“常夏娘”、“迷宮のアンドローラ”、“ラブコールをアンコール”のライヴはファンにとってはありがたいトラック(?)。どうしてこれがベストなのか疑問が残ります。
- 西田ひかる「ときめきのプロローグ゛」CD (1990年)
\504
西田ひかるは聴いたことがなかったので買ってみました。もちろん望み薄ではありますが、テクノ歌謡も期待して。この頃のアイドル歌謡はポップス化してきていて好きではなく、このアルバムもその傾向の通りで歌謡曲でもなければとことんポップスしてもいない中途半端な位置にあります。唯一“思い出のセントエルモスファイヤー”だけは泣きの旋律を持った哀愁歌謡で合格。音では、中華ムード漂う静かな“China
doll”とYMO“Firecracker”のメロディが出て来る“手のひらの私”が印象に残ったくらい(2曲とも作曲はCHAGE)。
3月12日(月)
Hot Stuff Mailorder
Pop Academyでは、NASAで有名になったスウェーデンのネット・ショップです。取り残されないように私も利用してみました。
- DEPECHE MODE「Violator-megamix」12"
(1990年) 90KR
ブートっぽいです。白いカスタム・ジャケットに貼られているシールには“Violator-megamix”、“1990-megamix”と書いてありますが、盤の方のタイトルは“New
mode mega 90”、“Mode megamix”となっている。しかし、演奏時間と入っている曲目はあっています。“Violator-megamix”は“Dangerous”→“Waiting
for the night”→“Blue dress”→“Policy
of truth”→“Enjoy the silence”→“Just
can't get enough”→“Personal Jesus”→“Clean”→“Sweetest
perfection”→“Dangerous”→“Policy of
truth”と繋がって行きます。後期の曲が中心で、しかもわかりにくい部分を使っているものばかりなので、ジャケに曲の表記がなければわかりませんでした。繋ぎは派手にいじってごまかすことなく、ごく自然に流れて行きます。なかなかセンスいいかも。“1990-megamix”は“Blaphemous intoro”→“Just
can't get enough”→“Shout”→“Behind the
wheel”→“Everything counts”→“People
are people”→“Blaphemous rumorus”→“Just
can't get enough”→“Everything counts”という流れ。繋ぎのよさは同じで、こっちの方が好きな曲が多いのですけど、歌の部分はサビがたまに使ってあるくらいでほとんどインストです。
- 「German Kraft/Servant and master mix」12"
90KR
アメリカのGRAN Recordsというところから出ているアーティスト名の入っていないブートっぽいレコードです。A面の“German
Kraft”はKRAFTWERKのメガミックスで、17分35秒あります。“Telephone
call”→“The model”→“Computer world 2”(+“Numbers”)→“Tour
de France”→“Numbers”と繋がっていて、曲自体はいじらずそのままで、繋ぎの部分の音の重ね方は自然で聴きやすいです。B面の“Servant
and master mix ”はDEPECHE MODEのメガミックスで案外有名な曲みたいです。DEPECHE
MODEとYAZOOの曲が混ざっていて、“Monument”→“State
farm”→“Situation”→“Shout”→“Leave
in silence”→“People are people”→“Puppets”→“No
disco”→“Master and servant”→“Don't
go”→“Just can't get enough”→“Get the
balance right!”→“Good bye 70s”→“Boys
say go”→“The big muff”→“Photographic”→“New
life”という流れです。小刻みに曲が変わって行くので飽きないのと、リミックス・ヴァージョンも使った初期の曲ばかりなので楽しめるのは確かですけど、繋ぎは強引なものもあってさえないし、途中で音が小さくなったり、テープが伸びたみたいにフラついたりするのであまり質はよくないです。
- KROGER「Das model」12" (1990年) 80KR
KRAFTWERKのカヴァーです。ラップのようなリズムの始まり方に不安を覚えるもちゃんとテクノ・ポップでした。少しラップも入っていますが。唄い方もオリジナルっぽくしています。英語ヴァージョン“The
model”、インストの“Sister automatic”という曲も入っています。
- RAMMSTEIN「Stripped」CDs (1998年) 80KR
ドイツの過激なインダストリアル・バンドRAMMSTEINによる、DEPECHE
MODEのカヴァーです。TIAMAT、KMFDMによるリミックスを含む5ヴァージョン入り。オリジナル・ミックスはトリビュート・アルバム「For
the masses」にも入っています。CD-extraでライヴ映像が入っていて、噂通り超過激に炎を使いまくっています。
- THE TWINS「The desert place」12" 140KR
いつも暗い表情の写真ばかりの男性エレポップ・デュオTWINSのアルバム「Passion
factory」からのシングル・カットです。ジャケットは「Passion
factory」の裏の写真をそのまま切りとったものです。タイトル曲のみロング・ヴァージョンで、B面の“Night,lights
and shadows”はアルバムに入っている曲です。
- THE TWINS「Birds and dogs」12" (1982年)
140KR
こちらも同じくアルバム「Modern lifestyle」からのシングル・カット。タイトル曲とB面の“I'm
staying alive”両方ともロング・ヴァージョンになっています。シンプルなテクノポップをやっているこの頃の音が一番好きです。
- THE TWINS「I need you」12" (1986年) 60KR
アルバム「Until the end of time」からのシングル・カット。オランダのPOP-EYEというところからのリリースで、ジャケットはドイツHANSA盤の12インチ・シングル「Deep
within my heart」と同じです。B面の曲も同じなのでシングル・カットされた曲がドイツとオランダで違っていたということでしょうか。“I need you”は中間部のインストを長くしたHeftig
maxi versionというリミックス。B面の“Talk
to me”はアルバムにも入っている曲。TWINSらしくない男臭さを感じる曲でこっちの方が好きです。
- ULTRAVOX「Sleepwalk」7" (1980年) 60KR
アルバム「Vienna」の中で、一番好きだった疾走タイプの曲です。曲のスピードに反して、ささやくように「スリープウォーク」と言っているところが特に好きです。B面は“Waiting”。両方とも持っている曲ですけど、ジェケットがどんなんか知りたくて注文しました。白い厚紙の裏側の灰色の方を表にして、写真は違いますが、ロゴ、タイトルの配置はアルバム「Vienna」と同じデザイン。この頃の物はこんなものか。
3月17日(土)
りずむぼっくす芦屋店
テクノ・キャンプ初日、BUGGLEさんの車に乗せて行ってもらうために、ここで待ち合わせ。さほど広い店ではありませんでしたが、名古屋とは違う地方性が出ていて自分にとってはなかなか見応えがありました。とはいってもあまり買ってませんけど。
- CoCo「だから涙と呼ばないで」CDs(1992年)
3枚で\210
下記の田中美奈子のシングルを聴いてみたくて、それを手に取ったものの、他に欲しいものがなかったので3枚にするために数合わせで買いました。ちなみに1枚だと\100でした。CoCoのメンバーのソロ作品って、聴く前は何となくみんなテクノ歌謡では?って、気がするのですけど、実際には宮前真紀の“夢へのポジション”くらいしかないんですよね。もちろん全部聴いたわけじゃないから断定するのは危険ですけど。じゃあ、この機会にCoCoそのものも聴いてみようって思ったわけですが、これはつまらない。誰の声か知らないけど、一人特徴ある声が出てきますってくらいしか感想はありません。
- 篠原ともえ+石野卓球「チャイム」CDs (1990年)3枚で\210
石野卓球なので一応テクノです。嫌いなタイプの。これも数合わせで買っただけです。これにはもう1枚「Music
Sampler」というCDがついていて、Ki/oonレーベルのアーティストのしゃべりと曲の一部が入っています。
- 田中美奈子「夢みてTRY」 CDs(1995年)3枚で\210
タイトル曲 、カップリング曲ともに作詞・作曲・編曲が小室哲哉だったので買ってみました。“夢みてTRY”はドラマ「トップ
スチュワーデス物語」の主題歌らしいです。つまらない曲だし、小室色がほとんど感じられません。でもって、カップリングの“I
say hello again”は郵便局の養老保険CFタイアップ曲だそうです。こちらはどっかの国の民謡で聴いたことがあるフレーズが出てくるテクノ歌謡度2くらいの小室歌謡サウンド。
3月18日(日)
テクノ・キャンプからの帰り道でせっかくだからってんで、BUGGLEさん、hymnさんとともにハンティング(気分はルンルン)。古本屋+中古CDの店ばかりでしたが、名古屋とは違った品揃えを楽しむ事が出来ました。
ワンダーパニック小林店(兵庫県宝塚市)
- INFORMATION SOCIETY「1,000,000 watts of love」CDs
(1992年) \105
アルバム「Peace & love inc.」からのシングル・カット。こんな国内盤が出ているとは知りませんでした。SONYのPRO
pixy(確かミニコンポだったと思う)のCMに使われていた曲です。カップリングは“Peace
and love,inc.”。
- 種ともこ「O・HA・YO」CD (1989年) \105
タイトル曲をFMで聴いて気に入らなかったので無視してましたけど、安かったので買いました。“ゲンキ力爆弾”と“INITIALISE”という曲では、種ともこ色のポップな部分を堪能する事が出来てそれなりに楽しめたけど、他の曲は集中して聴けませんでした。
- 種ともこ「KISS of LIFE」CD (1991年) \105
ジャケは金髪の種ともこ。この時点でもう私の中では終わっています。ここで聴ける音楽は私の趣味からかなり外れてしまっています。別ヴァージョンでシングルになっている「ブルーライト・ヨコハマ」(もちろんカヴァー)のカップリングだった“NAKED
WOMAN”に何とか昔の種ともこを感じることを出来ますけど、よくはありません。ここではAmbient
versionになっている“ブルーライト・ヨコハマ”は8分以上あるシングル・ヴァージョンよりはマシになっています。
Bookle(兵庫県西宮市)
黄色のイメージ・カラーやロゴからして、Book
offのバッタもんか?
- 種ともこ「うれしいひとこと」CD (1990年)
\819
値段としては、高いかどうか微妙なところでしたが、勢いで買って種ともこデイにしてしまいました。これは“ダイエット・ゴー・ゴー”を収録しているアルバムで、私の音楽趣味からして、我慢できる最後の種ともこ作品です。
3月20日(火)
前夜は4時までかかってレコードの注文をしていたので、この日はおとなしくしていようと思っていたのですけど、腕時計の電池交換をしなければと外出し、ついでにBUGGLEさんが持っていたようなレコード用カバンを探しに行ったところ、中古盤屋に入ってしまいました。で、買ってしまいました。
K-house
大須の家電安売り通りにあるお店です。松本典子の7インチが7枚もあって、どれも美味そうでしたが、各\1000だったのでやめる。
- 林紀恵「Tropical jump」LP (1981年) \210
テクノ歌謡を求めて、ゴミ覚悟の大穴狙い。折りたたみ式の歌詞カードには水着写真が載っていますが、スタイルよくないです。どうやら林紀恵のファースト・アルバムのようです。“スペース・カーニバル”、“キラリズム”というタイトルにごくわずかな期待をかけるていたのですけど...。
- 松永夏代子「メランコリーの軌跡」12"(1986年)
\210
見方によってはテクノな部分も感じさせる顔ジャケだったので買いました。アイドルなのかどうか知りませんが、歌がうまいです。玉置浩二作曲の“メランコリーの軌跡”は哀愁歌謡ファンなら絶対聴くべし。B面“さよならボビー”は中途半端なバラードで、今一つなのが残念。
- 中原めいこ「チャキ・チャキ・クラブ」LP (1985年)
\210
中原めいこはアルバム「Coconuts house」で懲りているのに、また、買ってしまいました。ホントにバカなことをした。
- 聖女隊「恋はSparkin'」12" \1050
少女隊のアダルト版なのでしょうか?ポルノ女優っぽい3人です。ルックスは1勝2敗。LPだと思ったら12インチ・シングルでした。本当は24ページのブックレットが付いているらしいけど、入っていませんでした。4曲入りで、A面2曲が佐久間正英の編曲です。でも、テクノ歌謡じゃありませんでした。どの曲もツボを押さえた(というかありがちな)ポップなアイドル歌謡ですが、1人音痴がいて、足を引っ張っています。“恋はSparkin'”だけは合格。
- 少女隊「FOREVER 2001」12" (1985年)
\210
3曲入りです。特に好きじゃなかったけど、3人ともこの頃が一番かわいかったかな。“Forever
2001”はよく耳にした事のある曲で、テクノ歌謡度は2.2くらいの楽しい曲。“Flamingo
island”は作詞が外人で、英語で唄っています。作・編曲が越美晴の“Space
magic”は歌のほとんど出て来ない、ドラムとベースで聴かせる、高橋幸宏の「Neuromantic」に入ってそうな曲。満足度が高い1枚です。
- ZELDA「黄金の時間」12" (1986年) \840
ちょっと高いかなと思いつつ買って、家に着いてからよく見たらレンタル落ちで、シールのはがし後が大きく残っていました(涙)。3曲入りです。ZELDAって、気にはなっていたけど、たまたま聴いた曲がつまらなかったので、ずっと手をつけていなくてこれが初めて買うZELDAのレコードです。“黄金の時”、“彼の人/Beautiful
rain”(編曲:窪田晴男)での邦楽を越えたニュー・ウェイヴ感覚には流石の一言。白井良明編曲の“湖のステップ/Step
on the lake”のようなかわいい曲も好きです。