BITTER'S RECORD IDIOT DIARY AT DECK - #23-27
(ビターのアホ買い縁側日記-第23〜27回)
僕は関西地区、ポール・フランク特派員は関東地区、そしてBitter特派員は中部地区を代表するレコード・ハンター。ちなみにBiiter特派員は、POP
ACADEMY主宰の1999年と2000年度レコード購入大賞に輝いた人です。ファンレーターは、mkitks@alles.or.jpまで。
縁側日記番外編整理しましょうもよろしくね。
(Sorry! Japanese Only)
11月3日(日)
Penny Lane→WAVE廃盤レコード&中古CD掘出市(名古屋パルコ東館3F)→名古屋サミット2002(名古屋ブラザー栄8F)
バーゲン3ヶ所をはしご。この日買ったのはメタルのCDが中心だった。
Penny Lane
バーゲン中。15%割引のはずが家に着いてから確認すると10%しか引いてなかった。
- CAROLA「Love isn't love」LP (1983年) \262.5
スウェーデン出身の少女歌手のデビュー・アルバム。当時17才でアイドルとして売り出されていたので激甘のキャンディ・ポップかと思っていたがそうでもなくてオーソドックスなヨーロピアン・ポップスだった。歌は本格派であまりアイドルっぽくない。アルバムのタイトルにもなっている曲"Love
isn't love"は"夏はセブンティーン"という邦題でシングルになっていた。和風旋律の"Tokyo"という曲あり。"Thunder
and lightning","Hunger"はかっこいい。
- 増田未亜「HAPPINESS」CD (1990年) \1493.1
名前の感じと、好みではないがルックスのロリ感が気になっていて、何年か前に別のCDを試聴したところつまらなかったのでモチベーションが下がっていたが奥慶一の編曲が3曲あったので聴いてみようと決心。かわいらしさがすべてのアイドル・ポップスで、あまりいい曲はなかった。音も平凡。声のイメージは宮沢りえとダブる。ちなみに"風色の微笑","おしゃべりMoon","ラスト・ページ"が奥慶一編曲。
- 島田奈美「SIXTEEN」CD (1987年) \661.5
清純派アイドルのサード・アルバム。アイドルのアルバムとしてはよくも悪くもない出来。この1曲がすごくいいというのがない分ちょっと寂しい。"Dream
child"は本人(島田奈央子)の作詩。シングル曲"Free
Balloon"(松本隆/林哲司/新川博)は元気なアイドル・ポップス。"夢のバルコニー"は辛島美登里作詩・作曲。"眠れない夜のために"は加藤和彦タイプのニュー・ウェーヴ歌謡。
- 少女隊「ZOO」CD (1987年) \472.5
少女隊はハズさない。三人の歌は最高とはいかないまでも適度な味があって聴いていて心地よいし、テクノ歌謡度の高い曲も多い。明るいノリの曲が多い少女隊だが、"開けテレビジョン!!"のようなマイナー調の曲も得意とするところ。"像使いのインド人","ナポレオンのくしゃみ"はタイトルが好きじゃなかったのでこれまで聴く気にならなかった曲だけど、音も曲調も好きなタイプのアイドル・ポップス。現役で活動している頃はルックスにも歌にもまったく興味がなかったのに、今更ながら再評価してポイントが上がって行っています。
- V.A.「スーパー・アイドル・ヒット!」CD (1989年)
\661.5
伊藤智恵理、小林彩子、千葉美加といったマイナーどころの曲も入っているオムニバス。渡辺美奈代
"Winterスプリング,Summerフォール"は鈴木慶一作品。松本典子
"天使が棲む島"、小沢なつき "Private
Panic!"がよかった。中山忍 "負けないで、勇気"も収録している。
名古屋サミット2002(名古屋ブラザー栄8F)
- A-Cha「Honey Moon」7" (1988年) \630
コスプレのジャケだけが目当てで購入。曲?つまらない。B面は"OH,MY
GOD!"。2曲とも武部聡志編曲。
11月9日(土)
八勝堂→ココナッツディスク池袋店→ディスクウェーヴ池袋1号店→タイム
八勝堂(池袋)
- PANACHE「Heartbreak school」LP (1982年)
\105
イギリスのアイドル・ロック・グループのセカンド・アルバム。Lea
Hartのプロデュースで、彼による"No more
no can do"という変なラップのような曲もある。良くも悪くもアイドル・ポップスでしかない。タイトルは気に入らないが"Heartbreak school"はアイドル・バンドの浮かれた部分を感じないなかなかクールな曲。"All
my love"はエレポップ。"Now that
we're alone"ではポール・ハンプシャーがリード・ヴォーカルをとっている。シングルになった(らしい)"Tracy"はカフ・リンクスの、"Johnny
remember me"はジョニー・レイトンのそれぞれカヴァー。ライナーは3人の女性が書いているが、内2人はポール・ハンプシャーがかわいいだのといった事ばかり。音楽性に魅力があろうがなかろうが、こんな解説の仕方じゃあしらけるしすぐに消えるっちゅーの。
ココナッツディスク池袋店
- 島田奈美「プロローグ」LP (1987年) \840
シングル曲"内気なキューピッド"を収録した4枚目のアルバム。"内気なキューピッド"はEPO作詩・作曲,清水信之編曲で、タイトル通りのかわいくポップな曲。"ハッピーエンドの後で"は村下孝蔵作曲,奥慶一編曲だが、この二人の組み合わせのイメージとは違う明るい曲。"眠れる空のVENUS"は太田裕美作詩・作曲、8分以上ある"九月には微笑んで"は大沢誉志幸作曲,奥慶一編曲。
11月10日(日)
WAVE廃盤レコード&中古CD掘出市(名古屋パルコ東館3F)→新譜・中古&廃盤CD・レコード・セール(名古屋三越7Fイベントスペース)→ミュージック
イン スペース
新譜・中古&廃盤CD・レコード・セール(名古屋三越7Fイベントスペース)
- DONNA SUMMER「People,people」12" (1983年)
\714
ジャケにシールが貼ってあるし、書き込みもしてあるけど買ってしまったサンプル盤。Michael
Omartianプロデュースのアルバム「She works
hard for the money」からのシングル・カットですけど、この曲がシングルになっているなんて知らなかった。アルバムよりも演奏時間が10秒長くなっているが同じヴァージョンだと思う。カップリングは"Stop,look
and listen"で、アルバム・ヴァージョンよりも短いヴァージョンとspecial
long versionと2種類入っている。リミックスは控えめながらパーカッションの音が少し変えてあって悪くない。
ミュージック イン スペース
- ALPHATOWN「Runaway」12" (1992年) \210
ASIA レコーズ。ALPHATOWNらしいアップテンポのかっこいいユーロビート。
- ANDREA「I need you so」12" (1992年)
\210
FCFレコーズ。赤のボディコン姿のANDREAはラテン系の濃い顔。特に褒めるところのない定番のユーロビート。
- ANDREA「Tell me」12" (1992年) \210
FCFレコーズ。こちらのジャケは口が半開きで横目使いのANDREAが色っぽくてよい。曲も"I
need you so"よりも気合いが入っている。
- DANNY KEITH「Hold on」12" (1991年)
\210
Timeレコーズ。Giacomo Maioliniプロデュースのユーロビート。
- SUPER LOVE「Give me your passion」12"
(1993年) \210
F.C.F.プロデュースのユーロビート。かわいく唄う女性ヴォーカルで、覚えやすい軽いサビを持った曲。
- トライアングル「トライアングル・ラブレター」7"
(1978年) \53
ex.キャンディーズ・ジュニアのデビュー・シングル。私のまわりではクーコ(大塚邦子)が一番人気でした。ミッチ(森光子)が小森みちこだとは知らなかった。"トライアングル・ラブレター"は歌詞がかわいく面白い。名曲だと思う。B面の"三色の虹"も明るく楽しい曲。3人の声の相性がすごくいい。
11月11日(月)
DAG DAG
- 一青窈「もらい泣き」CDs (2002年) \1017
日本と台湾のハーフ一青窈(ひととよう)のデビュー・シングル。たまたまラジオでかかっているのを聴いて気に入り、タイトルもアーティスト名もわからなかったが歌詞の一部を憶えてネット検索したらすぐにこれだと判明した。ウェットなヴォーカルと武部聡志のアレンジが冴えてます。何回聴いても泣けて来る。カップリングは"翡翠"と"アリガ十々"。
どれもいいので今後も注目。
11月19日(火)
REDDINGTONS RARE RECORDS(GEMM)
イライラしてたんで、GEMMで検索して出て来たものを単品でもかまわず10ショップへ注文。
- ELLIE WARREN「I was made for loving you」7"
(1981年) $7.61 + S&H
"Satellites"というHi-NRGヒットを持つELLIE WARRENが"Satellites"以前にリリースしたKISSのカヴァー。ロック調のダンス・ミュージックで気丈にかっこよく唄っています。B面は"Killer
touch"というおとなしめのポップス。
CHAYESMUSIC.COM(GEMM)
- B-MOVIE「Marilyn dreams」12" $8.80
+ S&H
Some BizarreからリリースのMike Thorneプロデュースによる曲。Amabileさんのイベント「80s
ロマンス」で聴いて気に入った曲で、ジャケのMarilyn Monroeのイラストもイカシテル。キーボードの音が印象的なすごくクールな曲。ヴァージョン名は記されていないが、後半を長くした12インチ・ヴァージョンになっている。B面はチープ&ダークなテクノポップのインスト"Film
music part 1"。
11月20日(水)
RECORD BREAKERS (GEMM)
- B-MOVIE「Marilyn dreams」7" $2.99
+ S&H
↑の7インチ・ヴァージョン。B面は同じ。
ROUND ONE MUSIC (GEMM)
- SCOTT YAHNEY「Sally-boy」12" (1986年)
$4.00 + S&H
昔ユーロビートと一緒によく聴いた女性ヴォーカルのブレイクダンス向きの曲。B面(AA面)
"Don`t lie to me"は男性ヴォーカルのダンス・ポップ。
JIM WILSON RECORD MAIL ORDER (GEMM)
- PASSIONATE FRIENDS「Passionete friends」7"
(1983年) $7.00 + S&H
gothおやじさん情報を基に購入。"Passionate
friends"は哀愁を感じるニューロマ。B面は"Wake
up/Shake up"。こっちもニューロマではあるが、エレポップ色のほうが強く出ている。2曲ともPhil
Hardingがエンジニアをしている。
11月24日(土)
Rail→千代田書店→Network→Book-Off 名古屋栄生駅南店
Rail
- EMMANUELLE「Tu seras a mes pieds」7"
(1989年) \840
「フレンチ・ロリータ」の文字につられて購入したフレンチ・ポップス。"Tu
seras a mes pieds"は舌ったらずな超ロリ声で唄う優しい曲。B面の"A
L.A."はビートの利いたちょっとダンサブルな曲。
Book-Off 名古屋栄生駅南店
少し前に出来たばかりの店
- LaB LIFe「Planet headphone」CD (1998年)
\787
大谷友介と大舘健一によるユニットのファースト・アルバム。どこかで名前を聞いたことがあり、レトロなエレポップだと勝手に想像していて、ジャケ見れば違うとわかるのに拾ってしまった。テクノの部類に入るのでしょうか。何と言うか、こういうのは受けつけなくって途中まで聴いてやめました。PC用CDエクストラもあるようです。
11月25日(日)
創庫生活館 宝物探し緑店→Hard-Off みどり店→Hard-Off シマダ南店
東京から出張で三重に来ていた友人と一緒に名古屋市内をハンティング接待。
創庫生活館 宝物探し緑店
たまたま見つけたリサイクル・ショップ。レコードの数もそこそこあった。
- SEQUAL「Tell him I called」12" (1988年)
\525
アルバム「Sequal」からのシングル・カット。タイトル曲はStock-Aitken-Watermanプロデュース。ミドル/スローでベースがザクザクしている。隠れた名曲かも。B面は"I'm over you"。それぞれ3ヴァージョン収録。
Hard-Off みどり店
- CLASSIX NOUVEAUX「Is it a dream」12"
(1982年) \52.5
セカンド・アルバム「La Verite」からのシングル・カット。ファースト・アルバム「Night
people」は暗くて印象が悪かったが、このシングルはエレポップ度の強いニューロマになっていて楽しめる。A面の"Is
it a dream"はヴァージョン名はないがextended
version。B面は"Is it a dream"のshort
versionとアルバム未収の"Where to go"。
11月26日(火)
Hot Wax (GEMM)
- PERSIAN RUGS「She said」7" (1984年)
$2.97 + S&H
ニューロマ系エレポップ。きれいじゃない声でもたつくように唄うのが気持ち悪い。適度に展開する曲はいいとしても、音は今一つ。B面は"Home"。
- Q-FEEL「Heroes never die」7" (1984年)
$2.97 + S&H
下記Fun Recordsへアルバムをオーダーしてあったのですけど、後にオーダーしたこっちのシングルが先に届きました。"Heroes
never die"はちょっとULTRAVOXの臭いがするポップなニューロマ系エレポップ。B面はファンキーな"Go
for it"。
11月27日(水)
RICHARD JOHN LEWIS (GEMM)
- DANNY KEITH「Sex over the phone」12"
(1993年) $10.00 + S&H
Maiolini & Newfieldプロデュースのユーロビート。間違えて注文して翌日に気が付いてキャンセルしようとしたが間に合わず、しかも送料が高くて全部で$40.25も取られた(大泣き)。「SUPER
EUROBEAT VOL.38 」に収録されています。
11月28日(木)
Fun Records
- BETTY MIRANDA「Dance」7" (1985年)
女性ヴォーカルのイタロ・ディスコ。B面は"Let's
all fall in love"。
- CLIFF TURNER「(I need) your love」7"
(1987年)
ポップなSILENT CIRCLEサウンドの爽やかなイタロ・ディスコ。B面はインスト。
- ELECTRIC THEATRE「Two hearts together」12"
(1987年)
"Ballet dancer"のような哀愁ユーロビートを期待して購入。確かに哀愁路線ではあるがこれはバラード。B面はダヴ・ヴァージョンの"Two
arts to get her"。
- LIFE FORCE「Invitation」12" (1984年)
女性ヴォーカルをフィーチュアしたバキバキのHi-NRG。曲展開は弱いがストレートに押し捲っていてクール。
- LINDA IMPERIAL「Killing me softly」12"
(1991年)
Megatone Recordsからのリリースで時期的にどうかと思ったがちゃんとHi-NRGしていた。曲はRoberta
Flackの "Killing me softly with his
song"のカヴァーで、4ヴァージョン収録。
- MAN TO MAN featruting PAUL ZONE + MAN PARRISH「I
need a man」12" (1987年)
MAN TO MANの中でも一番好きな曲で、ハードなビートで攻めるHi-NRG。カップリングはバラードの"The
loneliest man in the world"。ゲイ・ジャケもイカシてる。
- MASSIVE EGO「Planet earth」CDs (1999年)
DURAN DURANのヒット曲をトランス・サウンドのユーロビートでカヴァーしている。"Planet
earth"が2ヴァージョンとインストの"Fight
the feeling"を収録。
- OBSC(Y)RE「Follow me」CDs (2001年)
女性ヴォーカルのシンセポップ・ユニットのアルバム「Heavenly
venture」からのシングル・カット。インストの"Follow
me"がトランス風のradio editとスローなspace
mixの2ヴァージョン,ポップな"Heavenly
venture(spice mix)",肩の力を抜いて作ったような"Imagine(composed
mix)",アコースティックに近くシンセポップの部分が弱いノーマルなCYNDI
LAUPERのカヴァー "Time after time"の5曲入り。セクシーじゃないけど一応は谷間ジャケ。
- PARIS BLONDE「Silent passion」12" (1986年)
ブロンド・ヘアーの男2人と女1人の3人組のようです。ニュー・ウェーヴの影響も伺えるダンス・ミュージック。B面は"Passion
dance"というタイトルの同曲のインスト。
- Q-FEEL「Q-Feel」LP (1983年)
Amabileさんのイベントで知った4人編成のエレポップ・バンド。イギリスの人達のようだが、A面にある"Crosstalk","A new science"のような元気で明るいポップソングや,"Electric
feet(rhythm machine)"でのTHE J.GEILS
BANDのようなノリはイギリスよりもむしろアメリカ寄りの曲調といえる。とはいっても核になるのはニューロマで、B面ではその傾向がより強い。想像していたよりも明るくポップな曲が多くて聴きやすかったし、捨て曲がないのもいい。11月26日に紹介しているシングル「Heroes
never die」収録の2曲も入っています。
- SIGUE SIGUE SPUTNIK「Success」12" (1988年)
Stock Aitken & WatermanプロデュースのSIGUE
SIGUE SPUTNIKってことでジャケにはSPUTNIK
AITKEN WATERMANと表記されています。"Success"はベースとドラムが一体化したパーカッシヴな曲でサウンドは完全にStock Aitken & Watermanのもの。ミックスはPhil Harding。カップリングの"Frankenstein
cha cha cha"はいかにもSIGUE SIGUE SPUTNIKらしいワン・パターンのヌヌタタ
ヌヌタタっていうやつ。
- TAPPS「My forbidden lover」12" (1983年)
4月1日に7インチを紹介しているHi-NRGのヒット曲の12インチで、7分35秒のロング・ヴァージョンになっています。B面のインストも長いヴァージョンになっています。
- TORA「Hot rain」12" (1983年)
gothおやじさんの情報によればNDWらしい女性ヴォーカルのテクノポップ。タイトル曲は静かな曲で、どちらかといえばテクノポップよりも普通のポップス/ロックに近い。B面は何とDIANA
ROSSのカヴァー"Pieces of ice"!!こっちは完全なNDW系テクノポップ。決して出来のいいカヴァーとはいえないしオリジナルの方が断然いいが、この選曲センスが気に入りました。
- V.A.「The best of Italo disco Vol.12」2LP
(1988年)
片面4曲入りでトータル16曲を収録。ロング・ヴァージョンを無理矢理短くしたようなのばかりで、強引なフェードアウトはしらける。ALPHATOWN
"Hey Robin",BRIAN ICE "Over
again",CHIP CHIP "Everything you
love",DANA "Be my lover",ALEPH
"Check it up",ITALIAN BOYS "Midnight
girl"など、曲はまだまだ充実している。
VINTAGE RECORDS BY MAIL (GEMM)
- IGNATIUS JONES「Like a ghost」12" (1982年)
$12.00 + S&H
gothおやじさんが紹介されていたので購入。音はかなりポイントが高いテクノポップでヴォーカルは気だるい感じで唄っている。タイトル曲2ヴァージョンと"Seductive
ways"、"It's no reason"の4曲入り。
11月30日(土)
レコード・フェスタ(雲竜フレックスビル5F)
日本全国から33店参加のイベント。
- 河合夕子「リトル・トウキョウ」LP (1981年)
\315
高くなかったし、そそられるタイトルの曲がいくつかあったので購入。アレンジはすべて水谷公生。"テレビジョン・トリップ","チャイナタウンでスクールデイズ","北京挫折街"(ペキン
ニードロップと読む),"世紀末。神々のチャチャチャ"なんてタイトル付けられると聴いてみたくてしょうがない。とは言っても、河合夕子はこういうタイトルが多いので大きな期待をしていませんでした。当然の事ながらテクノ歌謡などではなく、"北京挫折街"に強い中華旋律を取り入れているくらいで、基本的には元気なポップス/ニュー・ミュージック。河合夕子の音楽は彼女のルックスから受けるイメージ通りのどこか3枚目的な明るさが持ち味。曲のタイトルに関係なく、ところどころに中華風味のメロディを使っているのも特徴。"黄昏のジゴロ・デ・マンボ"のようなテンポよく早口で唄う曲は河合夕子にマッチしていると思う。
- 杉浦幸「幸 STORY」LP (1987年) \315
シングル曲の"悲しいな","4月列車","六本木十字軍","午前0時のI
NEED YOU","-045-","花のように","18のSecret"と、ファースト・アルバム「First」からの"二年目(ジンクス)"と"ナイーヴ(NAIVE)"、セカンド・アルバム「Ten
at nite」からの"せつなさのPOSITION"を加えたベスト盤。歌はうまくないけど、儚い声にハマったらどれもよく感じてしまう。
- ULTRAVOX「Rage in Eden」CD (1997年) \1155
1981年リリースの作品にボーナス・トラックを加え、ジャケを代えた再発盤。シングル向きの曲なら「Vienna」、アルバム全体で緊張感を感じたいならこの「Rage
in Eden」。"Stranger within"から"The
ascent"で煽って、最後は"Your name
(has slipped my mind again)"でクール・ダウンして終わって行く後半の展開は圧巻だと思う。ちなみにULTRAVOXで一番好きな曲はここに収録されている"We
stand alone"です。ボーナス・トラックはシングル「The
thin wall」のB面に入っていた"I never wanted to
begin"の7インチと12インチのヴァージョン、「The
voice」のB面に入っていた"Paths and angels"の3曲。
第26回
今月はいつもより少なめ。
10月5日(土)
Hard-Off 津島店
闘龍門ジャパンの興行を見るために津島文化会館へ行き、徒歩1分で行ける距離だったので試合前にちょっと寄ってみる。
- SAMANTHA GILLES「Destiny」CD (1996年) \819
口下と臍にピアスをして、かつての清純なイメージはまったく消え去ってしまった。ほとんどの曲をDave
Rodgersがプロデュースしたパラパラのユーロビート。この子には哀愁系を唄って欲しいのだが、ストレートな曲ばかりでさえない。
10月17日(木)
Fun Records
- ADULT FANTASIES「The Sandman」7" (1989年)
1.31Eur
暗く静かなニュー・ウェーヴ。"The Sandman"の歌メロはなかなかよいが、歌が根暗すぎる。B面は"The
party is over"。
- ALBERT ONE「For your love」12" (1986年)
9.94Eur
サビの盛り上がりがたまらないALBERT ONEの中では一番好きな曲。数年前一度買ったが、中身が違っていてガッカリした事が思い出される。
- BARRY LANE「Young girl」7" (1988年)
2.3Eur
爽やかなユーロビート型ポップス。B面は"See
my need"。
- BOYS NEXT DOOR「I will follow you 」7"
(1987年) 2.66Eur
男性デュオによる感動の哀愁イタロ・ディスコ。かなりポップス寄りです。B面の"Jenny"も哀愁。
- CHRISS「Down town beat」12" (1987年)
7.74Eur
かわいい声で唄うアップテンポのHi-NRGだが、音数が少なくて地味な印象。カップリングの
"Tell me 'bout the party"の方がポップな音でよい。
- DOT ALLISON「Strung out」CDs (2002年) 3.5Eur
某ホテルのカフェでかかっていて名前を覚えておいたアーティスト。どこの出身か知らないが、アメリカのオルタナをエレポップにしたような感じ。もっとラウンジな軽いエレポップだと思って買ったのだけど、このシングルは違ったようだ。"Strung
out","Stolen kisses","Sweet
surrender"の3曲入り。"Strung out"は歪んだギターを前に出した曲。"Sweet
surrender"はサイケな妖しさがある。
- THE DREAMSIDE「Nuda veritas」CDs (1995年)
2.57Eur
2001年のアルバム「Mirror moon」が気に入った女性ヴォーカリストをフィーチュアしたインダストリアル・ゴシック・ユニットの1995年のシングル。ここではまだKemi
Vitaの妖艶なヴォーカルは開花しておらず、曲も含めて特に褒めるところはない。"The
divine","Dance goddesses dance","Nuda
veritas"の3曲入り。"Nuda veritas"が一番EBMしている。
- ELECTRIC THEATRE「The killer」12" (1985年)
10.99Eur
"Ballet dancer"という哀愁ユーロビートが好きだったので買ったELECTRIC
THEATREのシングル。ジャケはひどいが、鋭角的な音を使ったかっこいいHi-NRG。カップリングは"The
fire drum (jungle mix)"というジャングル・ビートのインスト。
- ELECTRIC THEATRE「Summertime hot nights fever」7"
(1985年) 2.14Eur
哀愁系ロマンティック・ユーロビート!艶っぽい男性ヴォーカルに、哀愁系にはお約束のピアノで涙。
- EVELYN BARRY「Take it as a game」12"
(1984年) 6Eur
イタロのオムニバスCD「I love D12co Diamonds
Vol.11」に収録されていた女性ヴォーカルのイタロ・ディスコ。ジャケ写は男性アイドルのような風貌。
- FAXE「Time for changes」12" 14.29Eur
Memoryレーベルだったので購入。たまに男の声が入るインストのイタロ。
- GLENDA PETERS「U do voodo」12"
5Eur
Break Recordsからのリリース。聴くまで気が付かなかったけど、昔Hi-NRGに混じってかかっていたソウル・ディスコの曲だった。適度なウェット感を持った伸びのある声がいい。B面の"Let
go"は哀愁たっぷりのミドル・テンポの曲。
- KAREN FINLEY「The truth is hard to swallow」LP
4.49Eur
下品女王KAREN FINLEYのアルバム。ニュー・ウェイヴ/エレポップ系のダンス・ビートに卑猥な言葉をラップで捲くし立てるスタイル。B面はニュー・ヨークでのライヴだが、歌でも音楽でもなく、ただ喋っているだけ。
- KELLY PAGE「Bitter love」12" (1983年)
3.8Eur
ジャケを見るとHi-NRGの隠れた名曲を期待してしまいそう。Hi-NRG以前のクラブ・サウンドで、曲はおとなしめだが悪くない。A,B面とも"Bitter
love"でミックス名は記されていないがヴァージョンは違う。
- MALIBU「Going cruisin'」7" (1983年)
4.09Eur
Bobby OrlandoプロデュースのHi-NRG/ユーロビート。かなり押せ押せでストレートです。MALIBUの正体は知りませんが、THE
FLIRTSと区別がつかないくらい似ています。B面"Look
at that boy"は哀愁系だが音は派手に飛び回っている。
- MARSHA RAVEN「Doctor DJ」12" (1984年)
3.57Eur
持っていたのに間違えて注文。すでに持っていたのはShack盤で、これはBreak
Recordsからのリリースでジャケ付き。ストレートな曲調ではないが哀愁を含んだHi-NRG。
- NIKKI LAUREN「Again & again」12"
(1983年) 5Eur
THE SUNSHINE CREW & NIKKI LAUREN名義のHi-NRG
"Those were the days"を探していたらNIKKI
LAURENのソロ作品があったので買ってみた。Rams
Horn Recordsからのリリース。爽やかなHi-NRGで、チープなテクノポップの要素も多分に含んだ音。他の作品も聴きたい。
- ROBERT MARLOW「The Peter Pan effect」CD (1999年)
8Eur
Energy RekordsよりリリースされたVince ClarkeプロデュースによるROBERT
MARLOWのアルバム。レコーディングされたのは‘82年〜‘84年。Reset
Recordsから出たシングル曲"Calling all
destroyers","The face of Dorian
Gray","Claudette","I
just want to dance"も収録されています。ROBERT
MARLOWはコミカルさも感じる少し粘り気のある唄い方をしています。いかにもVince
Clarkeらしい音作りで、軽快なポップ・ソングが中心の楽しいエレポップ作品です。"Life
in a film"はかなり初期ERASUREな音。図太い音の"Easternize"や"Ambition"もかなりいい。Mac仕様で"The
face of Dorian Gray"のビデオも収録しているようだがMacじゃないので見られない。
- SONNY GARCIA「Fix your antenna」12"
(1987年) 1.8Eur
昔、カセット・テープでよく聴いた曲で、特に好きではないのに何だか気になって拾ってしまった。ユーロビートとして聴いていたのだが、歌は男性のナレーション(一応ラップか?)に女性コーラスのサビという形で曲も歌もちょっと変則的な曲。2ヴァージョン収録。
- TWICE A MAN「From a Northern shore」LP (1984年)
5.9Eur
gothおやじさんの情報を基に購入。曲も歌も暗いが、音は耳によく馴染むシンセ・サウンド。想像していたよりもエレポップしている。"Distant
calls"のような東洋を感じさせるメロディが出てくる曲には弱い。
- YVONNE KAY「Rise up(for my love)」12"
(1985年) 8.52Eur
第25回の8月17日に紹介している「I love disco
diamonds 10」に入っていた女性ヴォーカルのかっこいいHi-NRG。
- V.A.「Italo remix Volume 1」12" (1983年)
7.9Eur
High Fashion Musicからリリースの3曲入り12インチ。A面にノンストップでFUN
FUN "Happy station"とESAVU "Breaking
up"、B面にVALERY ALLINGTON "Stop"。リミックスはかっこいい出来。
- V.A.「Italo remix Volume 2」12" (1984年)
5.07Eur
A面はJOCK HATTLE "Crazy family"とPHAEAX
"Talk about"がノンストップで、B面はDOCTOR'S
CAT "Feel the drive"が2ヴァージョン。
10月20日(日)
ディスクユニオン 横浜店→ミュージックショップ
アイザワ
女子プロレス観戦のため関内へ。ディスクユニオンでレコマップを買って関内のページを見てディスク・ウェーヴがなくなっていることを知る。それぞれの店で欲しいものが1,2枚あったが我慢する。
10月21日(月)
バナナレコード 横浜西口店→ディスク・ウェーブ横浜
1号、3号、4号店→アストロ 横浜店→川崎駅ビルBE 2Fの催事→レコードランド宝島 川崎BE店
前日日帰り出来なかったのでこの日は横浜、川崎を見て廻る。アストロは10月から在庫処分セールが始まっていて、この日は80%オフだった。すごく混んでいて、店内に入ったが身動きが取れないのですぐに出た。アストロはなくなってしまうらしい(そこにいたお客さんの情報)。
川崎駅ビルBE 2Fの催事
- キャンキャン「イエス・ウィ・アー・キャンキャン」LP
\1575
デビュー曲の"あなたのサマーギャル"と"涙のC・Cガール"のシングル曲2曲を含むファースト・アルバム。シングルを聴いてつまらないのはわかっていたので、これを聴いてキャンキャンの歌の評価が変わる事はありませんでした。写真集付きの歌詞カードを楽しむとしますか。
- 宍戸留美「おとこのこ」CDs (1991年) \525
"おとこのこ"は花王愛の劇場「アイとサムの街」の主題歌。ほのぼのとしてかわいい詞のソフトな音のテクノ歌謡。カップリングは彼女のキャラクター全開のラップ"Here
comes the るみちゃん"。今まではこういうタイプの曲には嫌悪感を示していたが、何故かこれは許せる。
- 渡辺桂子「グッバイ・ガール」7" \315
渡辺桂子といえばこの曲。CMにも使われていた吉田拓郎作曲の哀愁の名曲。二重のサビがホント泣けます。B面は"とまどいデイト"。
- 渡辺桂子「真夏のレッスン」7" \525
"真夏のレッスン"は途中までは南沙織
"17才"似の曲。B面は"夢・バケイション"。
- 山口由佳乃「チャイニーズボーイ」7" (1983年)
\525
「テクノ歌謡 ポリドール編 ハートブレイク太陽族」にも収録されたANEKA
"Japanese boy"のカヴァー。シンセベースが弱いのが気に入らないが、中華ぽい音を前に出しているところは好き。B面の"青いトマトとキューカンバ"は佐久間正英編曲だが、テクノ歌謡じゃないおとなしい曲。
レコードランド宝島 川崎BE店
- 富田靖子「思春期・前期」LP (1985年) \735
これはセカンド・アルバムのようです。切ない曲を切ない(というか不安げな)声で唄っています。瀬尾一三編曲の"さびしんぼう",伊藤銀次作曲・戸田誠司編曲の"黄昏のノンフィクション"がテクノ歌謡。
10月27日(日)
P-Can Fudge 今池店→バナナレコード 名駅店
P-Can Fudge 今池店
バーゲン中で10%オフ。
- 木之内みどり「お元気ですか?」LP (1982年)
¥756
木之内みどりはかわいくて、いつも憂いを含んだ表情をしているところも好きでした。このレコードは1年くらい前からずっと目を付けていて、最初は1500円(定価と同じ)だったが800円まで下がって来たので購入。"硝子坂","学生通り","グッド・フィーリング","東京メルヘン","横浜いれぶん","無鉄砲","さくら貝の秘密"が既発曲で、それに未発表曲の"嘆きの天使"をプラスした8曲入り。リアル・タイムで聴いた事があるのは"横浜いれぶん"くらいだったが、線の細い声で不安そうに唄う歌には妙な味があって楽しめました。一番の目当ては高田みづえがカヴァーした"硝子坂"で、すごく切なく唄っていて泣けます。
バナナレコード 名駅店
バーゲン中で20%オフ。
- DANDY「Casanova」12" \336
M.Farina/G.Crivellenteによるユーロビート。そこそこ盛り上がります。Flea
Recordsより。
- KLEIN & M.B.O.「First...」LP (1983年)
\1008
ニュー・ウェイヴのコーナーにあって、「ハウシーなエレポップ」とコメントがあったので拾ってみた。エレポップに通ずる音も出て来はするが、ニュー・ヨーク辺りのハウスにしか思えなかった。ただ、B-1に入っている"Dirty
talk"はテクノポップ系イタロ・ディスコともいえるポイントの高い曲で、この曲だけは聴く価値あり。
- SAPHIR「The witch-queen of New Orleans」12"
\336
尺八で始まり、`70年代のディスコ・ミュージックでよく出て来る超低音の男性コーラスや部分的に東洋メロディも使ったイタロ・ディスコ。B面はトランペットを使ったアメリカンAORポップス路線の"Little
rock"。
第26回
かつてよりレコード・ハンティングに身が入らなくなってはいるものの、内容からすると今月は合格だと思う。
9月1日(日)
ナカ 難波店→サウンド・パック 本店→サウンド・パック
布施駅前店→ZAPPA
メタル・ディスコのために前日深夜に難波へ行き、そのままオールナイト。寝不足のまま日本橋の家電ショップとレコード店を廻る。
サウンド・パック 布施駅前店
レコマップの地図をたよりに探したところなかなか見つからず、歩き回ってクタクタになる。そのためかレコマップ割引してもらうのを忘れてしまう。
- 立花理佐「リサの妖精伝説」12" (1988年)
\1570
松本隆/筒美京平/小林武史によるサリナバチタのロング・ヴァージョン。"リサの妖精伝説"は中間のインスト部が長い11分以上あるヴァージョン。B面のアダルト指向のオシャレな曲"スロー・ダンスは踊らない"はdance
versionとなっているがスロー・テンポ。
ZAPPA
古い民家のようでレコード屋ぽくないところが逆に期待感を高める。レコマップ割引で10%オフ。
- VALENTINA GAUTIER「La pantera」12" (1990年)
\450
美人だったので購入。"La pantera"はグランド・ビートのようにテンポが遅いが、歌は早口でワイルド。B面は同曲の英語ヴァージョン"Mama
doesn't understand "で、始まりはQUEENの"We
will rock you"を真似ている。
- 渡辺桂子「シェイクハンド」LP \720
デビュー曲"H-i-r-o-s-h-i"を含む渡辺桂子のファースト・アルバム。編曲者が佐久間正英、茂木由多加、大谷和夫という顔ぶれだったので購入。声質も含めて聴いていて安心するアイドル歌謡ポップスが詰まっています。特に"Pink
フラミンゴ"なんかは典型的な'80年代のアイドル・ポップス。"あぶないデイト"は作・編曲茂木由多加のテクノ歌謡。"ダーリンは使用中"(佐久間正英編曲),"プールサイド・インスピレーション"(佐久間正英作・編曲)もテクノ歌謡度が高め。曲で一番いいのは"ちょっとハードなロストラヴ"(茂木由多加作・編曲)。歌詞カードがフォト・ブックレットになっていて、水着姿がかわいい。
9月8日(日)
BANANAレコード 本店→Book-Off 川原通店→BANANAレコード
四ツ谷店→レコード・ハウス
Book-Off 川原通店は通りがけに見つけて初訪問。
BANANAレコード 本店
- 小山茉美「VIVID」LP (1984年) \105
プロデュースとアレンジが山川恵津子だったので拾う。"パラダイスで死にたい"がテクノ歌謡なのを始め、東洋旋律が美しいバラード"LOVE
SONG"やミステリアスな"GYPSY"など、シンセ感の強い'80年代型ポップスが堪能出来る。もっとアイドルチックな内容だと思っていたが、以外にもアーティスト指向な曲が並んでいた。
レコード・ハウス
在庫処分セールでDVD以外は6割引きだった。LPはレンタル落ちの酷い状態のものが多く、6割引きでも高いくらいのものもあり。
- dhuo「Baby was you」12" (1985年) \126
マイク・ローガンとブルーノ・ベルゴンツィによるエレポップ・ユニットの3曲入り12インチ・シングル。サハラという女性ヴォーカルもフィーチュアした"Baby
was you"は甘めのポップ・ソング。"On
video"は哀愁を含んだエレポップ。本国イタリアではシングルになった"Rome
by night"はこの中の3曲では一番ピコピコ度が高い。"Baby
was you"と"Rome by night"はヴァージョン名は記されていないが、ライナーによればそれぞれスペシャル・リミックス・ヴァージョンとロング・バージョンらしい。
- 藤井一子「体験」LP (1986年) \336
デビュー・シングル"チェック・ポイント"を含むファースト・アルバム。全曲筒美京平作曲で、アレンジャーが新川博、大谷和夫、山川恵津子で音が充実している。"ウェット・シーズン"は新川博編曲のテクノ歌謡なのだが、洗練され過ぎていてテクノ歌謡という言葉が似合わない。それはアルバム全体に言えることでもあって、もっと安っぽくて隙のあるアイドル歌謡ならテクノ歌謡アルバムになっていただろうという事。"わがままマーメイド"と"あなたにコンプレックス"ではところどころで中華メロディを使用。
- 原真祐美「コントラスト」LP (1984年) \630
シングル曲"ペルシャの涙","夏のレッスン
1","わかって マイ・ラヴ"を含むサード・アルバム。"ペルシャの涙"を始めとしA面はサスペンス・ドラマのエンディングに似合いそうな大人の寂しさを感じる曲が並ぶ。かなり好きな曲調です。B面は"セピア色の秋"以外はアイドル歌謡。"夏のレッスン
1"はBUGGLEさんに聴かせていただいた佐久間正英編曲の テクノ歌謡"。他に"黄昏のハイウェイ"という佐久間正英編曲の曲があり。
- 生稲晃子「日本「生稲」紀行」CD (1989年)
\210
キャラクター通りの明るいアイドル・ポップスの中で、"忘れたいのに"と"Japanese
girl"の2曲が光る。特に"Japanese
girl"はブリッジ部の弱さを差し引いてもかなりいい出来。
- THE KIDS「I needed you」LP (1983年) \126
カナダの男性4人組によるセルフ・プロデュースのアルバム。メンバー写真を載せたアイドルを意識したジャケットではあるが、みんなルックスはよくない。恋をテーマにした軽いタッチのポップ・ロック。キーボードのメロディ、挿入の仕方は悪くないけど印象の弱い曲が多い。そんな中でも"Everybody's girl"はマシな方。"I
needed you","Finer things","Show
me"はTHE CARSのような感じだが、手本としているのはMONKEYS,BEATLES,BCRあたり。
- RIKA「ロマンチック」LP (1987年) \630
BUGGLEさんがAAJで特集した「手工芸テクノ歌姫」のファースト・アルバム。このレコードを聴きながらAAJの記事を読んでいたら、どんなコメントをしても野暮な感じがして来ました。無知な私には各曲の背景にあるものはわかりませんが、"ひまわり"、"雨の中で僕は"、"タダノトモダチ"、"海百合の庭園で"(オリエンタル!)が特にテクノ色が強くてお気に入り。今さらながらRIKA気に入りました。他のレコード探してみます。
- ROMY「KI・A・I」LP (1985年) \210
よくわからないけど綺麗なお姉さんだったので購入。何者かネット検索してみたらPop
AcademyのKHSページが出て来ました。さすがはBUGGLEさん。しかし、どんな人かはわからず終い。編曲はすべて矢野誠。基本的にはオーソドックスなポップスで、テクノな音の曲もあるので持っている価値は充分にある。"KI・A・I"、"カーラジオ"は泉谷しげるの作詞、"スパイス・マーケット"、"気分はペパーミント"は安井かずみ作詞・加藤和彦作曲、"Dance
away"は大沢誉志幸作曲、"Mom and
me"はNobody作曲"。
- SMILE.dk「Smile paradise」CD (2001年) \84
"Butterfly"がヒットした女の子2人組SMILE.dkの7曲入りミニ・アルバム。相変わらずお決まりの東洋メロディを使った"Dancing
all alone"が2ヴァージョンあるが、kimono
mixというのは歌詞の一部をkimonoに替えただけのもの。プッチモニの"ちょこっとLOVE"を"Petit
love"というタイトルでカヴァーしています。"Doo-be-di-boy"のkcp
mixと"Butterfly"のupswing mixはそれぞれテンポを早くしたミックス。"Butterfly"のhyper k mixと"Boys"のeuro
mixはパラパラ系ユーロビート調。
- 高見知佳「3/6」LP (1984年) \630
テクノ歌謡としても取り上げられていた"くちびるヌード"を含むアルバム。タイトルの「3/6」(3月6日ではなく、6分の3)は「タレント生活
6年目!歌に目ざめて 3年間!!」という意味。A面は艶っぽく唄う大人の歌謡曲。こういう高見知佳の歌もいいものです。情熱的な"悲しみよ
こんにちは"は長渕剛が唄ったら似合いそうな曲。"しのび逢い"は高見沢俊彦が作詩,作曲。B面は"ジャングル・ラブ"(安井かずみ作詩/加藤和彦作・編曲)以外はEPO作詩・作曲,清水信之編曲で、こちらはポップな曲が集まっている。"上海エトランゼ"は"くちびるヌード"に負けないくらいのテクノ歌謡で濃い東洋メロディの曲。"あてのない待ちぼうけ"もなかなかいい音。
- TWO OF US「Twice as nice」LP (1985年) \336
Hubert Kahのプロデュースと書いてあったので拾ってみた。メンバーはUlrich
HerterとThomas Dorrの2人で、Ulrich HerterはHubert Kahと共同でロック・バンドのプロデュースをしていたらしい。ごく普通の'80年代ポップスにしか聞えないが、HUBERT
KAHがエレポップだという人にはこれもエレポップということになるのでしょう。ヒット曲ということでspecial
dance mixで収録されている"Blue night
shadow"が恐ろしくつまらない。
- 渡辺桂子「フォルテ・f」LP (1985年) \630
シングル"恋人白書","真夏のレッスン","純情レジスタンス"を含むサード・アルバム。相変わらず正統派アイドル歌謡路線。哀愁歌謡"恋人白書"と"純情レジスタンス"がいい。
- 渡辺満里奈「EVERGREEN」CD (1987年) \420
これはセカンド・アルバム?全曲山川恵津子が編曲しています。歌はダメだし、苦手なオニャン子ソングばかりってことで切り捨てたいところだが、チャイナ・メロディが際立つ"マリーナの夏"とテクノ歌謡度の高い"恋の日付変更線"は聴く価値あり。
- 八木さおり「ピュアリティ」LP (1987年) \420
シングル"瞳で片想い","くちづけの舞台"を含むファースト・アルバム。切ない"ガラスのレジスタンス"は涙もの。"天使もパニック"(入江純編曲)はもうちょっと音を詰めこんでテクノ歌謡にして欲しかった。スタイルはそんなによくないけど、ここに載っている水着写真はポイント高し。
9月9日(月)
Amazon.de
BUGGLEさんに苛められているAmazon亀。ちなみにこれは7月16日にオーダーしたもの。1枚だけだったので送料がCDと同じくらいかかってしまった。
- V.A.「Retronics」CD (1999年)14.22Eur
new wave BBSでの情報を基に買ったCD。サブタイトルは「Swedish
new romantic / synthpop from 80's」で、まったく名前も知らなかったアーティストの良質なテクノポップが詰まっている。日本では7枚目のアルバム「Aux
deux magots」がリリースされた事のあるSECRET
SEREVICEの"A flash in the night"はイタロ・ディスコ風。FAKEの"Brick"はこれまでに聴いたことのあるFAKEのイタロ寄りのサウンドとは違い純然たるエレポップでとてもクールな曲。LUSTANS
LAKEJERの"Diamanter"はEBMに近い攻撃的なサウンド。TWICE
A MANの"Girl"はWOLFSHEIMに似たウェットな哀愁を持った曲で気に入った。EXCELLENT
ACCIDENTの"Radiation"は歪んだサウンドにHEAVEN
17のようなコーラス。SAMEDIの"Between
two hearts"はELEGANT MACHINERYそっくりで同じトリオ編成だったので前身バンドか?と思ってクレジットを確認したがメンバーの名前は違っていた。顔は似てる気がする。Midge
UreプロデュースのSTRASSE "A stairway
to you"は何もかもULTRAVOXそのまんま。MOCKBA
MUSICの"Nagon som du"はかなり好きな音。いい曲、いい音ばかりでいいコンピレーションなのだが、Want
Listに入れても手に入りそうもないアーティストが多いので聴けてうれしいのと同時にちょっと悔しい。
9月11日(水)
EELKE(GEMM)
- ROXANNE「Boys in black cars」12" (1987年)
$5.75
6月に7インチを紹介している女性ヴォーカルの哀愁系イタロ・ディスコ。dance-remixになっていて、後半がたるい。こっちを見つめるROXANNEのジャケは文句なしにかわいい。
9月14日(土)
Netwax(GEMM)
- MOSKWA TV「Dynamics & discipline」LP
$9.55
シングル"Tekno talk","Generator
7/8"を含むアルバム。ジャケの底抜けと反り、盤の擦り傷も多く、反りに捻りが加わった質の悪いレコードが届いた。どうやらJavelinとTalla
2XLCという2人のユニットのよう。純粋なエレポップには違いないけど、"Generator
7/8"以外はすべてインストだとは知らなかった。
9月15日(日)
WAVE廃盤レコード&中古CD掘出市 Part 3(名古屋パルコ西館B1F)
- DEPECHE MODE「Shake the disease」CDs (1991[1985]年)
\262.5
ドイツ盤CDシングル。内容はイギリス盤のBONG
8と同じ。"Shake the disease"が3ヴァージョン、"Flexible"が2ヴァージョン、"Something
to do"のmetal mix"を収録。
- DEPECHE MODE「Behind the wheel」CDs (1992[1987]年)
\262.5
アメリカ盤CDシングル。"Behind the wheel"がShep
Pettibone remix,Beatmasters mixなど4ヴァージョン、"Route
66"がBeatmasters mixなど3ヴァージョンを収録。
- ERASURE「Loveboat」CD (2000年) \262.5
先行シングル(何という曲か忘れた)を聴いた印象がよくなかったのでアルバムにあまり興味が持てなかったが、この値段だったので拾ってみた。優しいメロディが醸し出すファンタスティックな世界はERASUREらしさの主張であり、個性の薄いシンセポップ・アーティスト達とは一線を画しているのは確か。ただ、ポップな部分(私がERASUREに一番求めているもの)が非常に薄くて聴き応えのない作品となってしまっている。聴き終わってから、ERASUREのアルバムを聴いたのは間違いないが、どんな曲を聴いたかまでは覚えていないという状態になる。他のアーティストならともかく、ERASUREに関してはこういう事はすごく寂しく思う。
- WAX「Magnetic heaven」CD (1986年) \262.5
Andrew GoldとGraham Gouldman(元10cc)のベテラン・ミュージシャン2人によるポップ・ユニットのファースト・アルバム。いかにもマルチ・ミュージシャンの作る作品というか、アルバムとしての質はかなり高い。シンセサイザーを使った演奏が中心だが、AOR路線のポップスなためか音からは温かみを感じる。曲はヴァラエティに富んでいて、どれも軸となるメロディがしっかりしているので覚えやすい。"Right
between the eyes"というポップな曲がシングル・ヒットし、プロモーション・ビデオも話題になった。
- V.A.「Eurobeat flash Vol.19」CD (1998年)
\262.5
1曲目のスピードまかせの"Number one"がイギリスのHMバンドと同じFASTWAYという名前のアーティスト。LARAという女性の"Japanese
lover"というそそるタイトルの曲があって、そんなに東洋的なメロディは出てきませんがサビはまあまあいい。
9月21日(土)
HEREC(GEMM)
載せませんでしたが、数少ない注文でもダブりがあって落ち込む。
- THE CREATURES「Maybe one day」12" (1984年)
$5.98
何かのサントラの曲?前半はバラードで途中からアップテンポの爽やかなポップスへと展開する。男性ヴォーカリストも爽やかな声。Giorgio
Moroderプロデュースだと言われたら信じてしまいそうなサウンド。B面の"Starting
from here"は哀愁を含んだエレポップでニュー・ウェイヴ風な唄い方をしている。中途半端にフェイド・アウトしていくのが残念。2曲ともかなりいい出来。
- FAKE「Right」12" (1984年) $8.85
特徴あるイタロ・ディスコ・サウンドのFAKE。"Right"では定番の女性と男性の掛け合いで聴かせる。寂しげな女性ヴォーカルがいいね。B面の"New
art"は男性ヴォーカルが不気味な曲調のテクノポップ。
- MARILYN MARTIN「Night moves」12" (1985年)
$7.13
大好きな曲。プロモ・ビデオも好きだった。リミックスを期待したがアルバムと同じヴァージョンだった。B面は"Wildest
drreams"。
- TOM HOOKER「Only one」12" (1986年)
$10.58
A面はdisco versionで、音はザクザクして鋭角的だが曲はあまりよくなくてサビで盛り上がれないイタロ・ディスコ。B面はfunky
versionで、大人の雰囲気のディスコ。
- VISAGE「Fade to grey」12" (1980年)
$7.13
ドイツ盤12インチ・シングル。ジャケも盤も質が悪い。A面が"Fade to grey"の6分17秒のヴァージョン。B面は"The
steps"。
- V.A.「The best of Italo disco Vol.9」2LP
(1984年) $17.71
SPAGNA "Call me",INTERFACE "Plastic
age",EDDY HUNTINGTON "Meet my
friend",MICHAEL BEDFORD "Tonight",KEN
LASZLO "1.2.3.4.5.6.7.8.",MOZZART
"Money"といったヒット曲を多く収録していて濃い内容。
9月22日(日)
Greatest Hits 大須店→K-House→Double Decker
K-House
- アポジー&ペリジー「超時空コロダスタン旅行記」LP
(1984年) \1575
\.E.Nファミリーによるセッションで作られたコンセプト・アルバムらしい。「テクノ歌謡
アルファ編 真空キッス」で"月世界旅行","真空キッス","HOPE"の3曲はすでに聴いていました。"月世界旅行","真空キッス","ベリジーのテーマ"が戸川純のヴォーカルのよう。SFがテーマのテクノ歌謡の中に1曲だけ"クイーン・グレイシャー"というロック・ナンバーがあるがセクシーな女性ヴォーカルが唄っていてこれもいい。
- 橋本美加子「ブラッサム」LP (1985年) \525
シングル"メロウ・シーズン","蒼いときめき"を含む橋本美加子のファースト・アルバム。クレジットを確認したら期待出来そうもなかったけど、安かったので買ってみた。切ない系の"蒼いときめき","夏の嵐"、もうちょっと頑張ればテクノ歌謡の"メロウ・シーズン"など以外といい内容です。
- 川島なおみ「未・来・人」LP (1984年) \525
ずっと前からタイトルが気になっていたアルバム。「未来派感覚」を意識しているようだが、我々が期待するようなテクノ歌謡はなく、ごく普通の歌謡ポップス。"ヴァカンス・ボーイ"は低音が効いていて気持ちいい。
9月23日(月)
DAG DAG
- HUMAN LEAGUE「Secrets」CD (2002年) \2035
6年ぶりの8thアルバム。シングル"All I
ever wanted"を聴いてエレポップらしい音への拘りが感じられたし、曲もよかったのでアルバムを聴く気になった。日本盤はいつ発売になるのだろうと待っていたのだけど、1月にとっくに出てたんですね。しかし、中古を狙わずに期待と応援の意味を込めてCDショップに取り寄せてもらった。って、本当はみんな新品で買うのが当たり前なんですけどね。Philip
Oakeyの特徴ある低い声と女性ヴォーカルは衰えることなくHUMAN
LEAGUEらしさを大いに演出している。前作「Octopus」は音も曲もおとなしくて、悪くはないが物足りないアルバムだったが、このアルバムではダンサブルな曲もあるし、アグレッシヴな音を聴かせる曲も何曲かあって聴き応えは増している。"All
I ever wanted"のような攻撃的な音作りをした曲は非常に嬉しい。"Shameless"は最近の北欧のシンセポップに近い。"The
snake"ではきらびやかな音が印象的。インスト曲が多いが短くて引き際がよいのであまり気にならない。ただ、ボーナス・トラックの"All
I ever wanted"のリミックスはいらない。
9月29日(日)
大須地下円盤祭→BANANAレコード 四ツ谷店
大須地下円盤祭
かつてはElectric Lady Landというライヴ・ハウスだった場所でのセール。
- 阿部真弓「罪と罰」7" (1984年) \94.5
若手演歌歌手のようなルックス。"罪と罰"は萩田光雄編曲で、哀愁路線の歌謡ポップス。音も気持ちいいしサビの印象も強いなかなかいい曲。B面の"恋・バーニング"も同路線。恐る恐る買ったシングル盤だったが、これは当り。
- 河上幸恵「ブルー・エトランゼ」7" (1983年)
\252
"ブルー・エトランゼ"は丁寧に歌い上げる感動を誘うタイプの曲。とはいっても感動はありませんでしたけど。B面の"リボンをほどいて"はサビは明るいが哀愁色の強いアップテンポの曲で高ポイント。大谷和夫編曲。
- 真鍋ちえみ「ロマンティックしましょう」7"
(1982年) \840
パンジー出身のテクノ歌謡少女のシングル。"ロマンティックしましょう"とB面"ハートがピッピッ"ともにアルバム「不思議・少女」収録で安井かずみ作詩/加藤和彦作曲/清水信之編曲。"ロマンティックしましょう"は加藤和彦の色が強く出た異国情緒漂うひねくれた音のテクノ歌謡。うまくはないが真鍋ちえみの唄もなかなかハマっている気がする。"ハートがピッッ"はアイドルしか唄えない歌詞のニュー・ウェイヴ系テクノ歌謡。
- SARAH「Tokio town」7" \94.5
和風というか中華なメロディを効果的に使ったユーロビート。しかし、日本を題材にした曲はどうして売春ものが多いのでしょうかね。ちなみにこれはダブって買ってしまいました。
- 渡辺美奈代「恋してると、いいね」LP (1989年)
\1260
プロデュースに鈴木慶一が絡んでいる。12曲中5曲が何たらヴァージョンとついたリミックス。ありきたりのJ-POPに感じるが、唄っているのが渡辺美奈代じゃなければ感動出来そうな曲が2,3曲あり。
- V.A.「Nightmare's nightmate beat pops
B.B.M.」CD (1988年) \157.5
Ian LevineのNightmare Recordsからリリースされたレーベル・オムニバス。この頃のIan Levineはちょっと黒っぽい響きのユーロビート・サウンドが特徴。EVELYN
THOMAS "Tightrope",EARLENE BENTLEY
"Don't delay"、CELENA DUNCUN "Faster
than the eye can see",SEVENTH AVENUE
"Armed robbery",NICCI GABLE "Indian
summer"他を短く編集したヴァージョンで収録。
BANANAレコード 四ツ谷店
BANANAレコード全店20%オフ・セール中
- BERNARD SZAJNER「Some deaths take forever」LP
(1980年) \1344
「テクノポップ、Good」と書いてあったので買ってみた。ジャケはダーク・インダストリアル風で、中身はよくわからないインスト。また、無駄金を使ってしまった。
- STEPHEN 'TIN-TIN' DUFFY「She makes me quiver」12"
(1984年) \504
エレポップぽいので拾ってみたがタイトル曲はGREG
KIHN BAND "Jeopardy"タイプのポップスだった。カップリング曲"Push
it"の方は歌唱スタイルと曲調からしてSOFT
CELLの捨て曲のような感じのエレポップ。
第25回
8月4日(日)
レコード・フェスタ
- 原真祐美「恋人なんて」7" (1983年)
\420
プライスカードに「エレポップみたい」とか何とか書いてあったので買ってみた。松井忠重編曲で部分的にテクノポップなところはあるがテクノ歌謡というほどのものではない。幼顔に似合わないシリアス路線の曲をやっている。B面は爽やかなバラードの"忘れないで"。
- 原真祐美「ソルフェージュ」LP (1983年) \2415
ファースト・アルバム。上記シングル盤のA,B面がニュー・リミックスで入っています。"オーバーチュア"に続いて始まる"OFF
LIMITS"はドラマティックな曲だけど歌の弱さが目立ってしまってもったいない。ちょっと大人びた寂しげな曲が中心だが、"Bye,Bye,September"のような明るい曲の方がアイドルぽくて似合っていると思う。ニュー・リミックスの2曲はちょっと音が明るくなっていて、"恋人なんて"はかなりよくなっている。1曲くらいテクノ歌謡っぽいものがあるかと思って買ったが外した。
- 奥田圭子「プラスティック」7" (1985年)
\420
タイトル曲は氷室京介作曲,布袋寅泰編曲でお馴染みのテクノ歌謡。B面はアルバム「クレッシェンド」収録の"Bay
Side ロマンス"。ホントこの子の声は味があっていいね。
- 沢村美奈子「インスピレーション」7" (1981年)
\420
多分、これがデビュー曲だと思う。"インスピレーション"はかわいらしさだけで押し切る歌。これは今一つ。B面"ラブ・プレイン"はポップなアイドル歌謡。こういうのは憎めない。
8月9日(金)
Fun Records
買う枚数が少ないと送料の割合がやたらと高くなる。
- ASTAIRE「Love trap」12" (1984年) 4.94Eur
Nigel WrightプロデュースのHi-NRG。ミックスはIan
Anthony Stephens。Passionレーベルかと思ったら、オランダInjection盤だった。
- THE BOLLOCK BROTHERS「The Bollock Brothers/The
Bollock Sisters」miniLP 5.41Eur
シングル「Horror movie」がテクノポップだというgothおやじさん情報を元に購入したアルバム(?)。回転数がわからなくて、33回転だとノロく感じるけど、45回転だと声がおかしくなるしってことで多分33回転だと思う。エレポップなのだがちょっと変態的。5曲入りで、B面の3曲はタイトルは少し違うけど同じ曲の別アレンジ。なんだかよくわからない。"Rock
'n' roll suicide"はDAVID BOWIEの曲。
- BRIXX「What is it + Most def」12" (1998年)
4.07Eur
gothおやじさんが紹介されていた「Video video」のBRIXXとは違った。女性のラップです。
- BRIXX「Poor without love」12" (1999年)
1.65Eur
これも上記同様失敗。ジャケはなかなかセクシーで好きな方だが。
- CEE FARROW「Should I love you」12" (1983年)
4Eur
某サイトでニュー・ウェイヴ/シンセポップとして取り上げられていたので購入。小声で唄っていて、エレポップと言ってもいいかもしれないニューロマ。曲がさえない。
- DREAMHOUSE「Made in Hongkong」12" (1986年)
4.75Eur
タイトルだけで選んだZYXレーベルのレコード。ジャケにはかわいい女性と男がカップルっぽい雰囲気で写っている。女性ヴォーカルで期待通りオリエンタル・メロディが随所に出て来るディスコというよりはポップス。"Made
in Hongkong"は可も不可もない曲だが、カップリングの"Heaven
is not so far"はマイナー調のダンス・ポップでいい。
- HAYWOODE「Getting closer」12" (1985年)
3.95Eur
イギリスの黒人女性シンガーのヒット曲"Roses"を含むアルバム「Arrival」に入っている曲。Stock/Aitken/Watermanプロデュースで、"Roses"と同様ミドル・テンポのポップないい曲です。カップリングはアルバム未収の"My
kind of hero"。
- MARIA ROWE「Human」CDs (1996年) 2.4Eur
女性シンガーが唄うHUMAN LEAGUEのカヴァー。静かなR&Bでラップも少し入ります。5ヴァージョン収録。
- MARSHA RAVEN「Stranger in disguise」12"
(1985年) 2.81Eur
Shack盤で持っていたが、ZYXとなっていたので買ってみたが、ジャケも中身も同じだった。Ian
Levine & Fiachra TrenchプロデュースのポップなHi-NRGで、名曲"False
alarm"ほどの緊張感はないがHi-NRGの持つアグレッションは十分に伝わって来る。
- MARX & SPENCER「Stay」12"
6.93Eur
David MarxとTracy Spencerによるデュエット曲。オムニバス「The
Italo disco collection Vol.3」に入っていて気に入った曲で、歌の部分は少なく、テクノポップ風のイタロ・サウンドを中心に聴かせます。B面はD-versionというインスト。
- NIGHT SOCIETY「Hold me tight(tonight)」12"
(1985年) 9.91Eur
あるユーロビートのサイトに載っていたので購入。MODERN
TALKING"You're my heart,you're my soul"の2番煎じ。裏声コーラスが張っていない分盛り上がりに欠ける
- PAUL PARKER「Shot in the night」12"
(1983年) 4.52Eur
Patrick CowleyプロデュースのMegatoneレーベルらしいストレートな疾走型Hi-NRG。クール。
- PAUL PARKER「Desire」12" (1984年)
4.56Eur
こちらもHi-NRGだが、Ian Anthony Stephensプロデュースで音がキャッチーで洗練されている。やっぱ、PAUL
PARKERってかっこいい。A面がspecial remixで、B面がHi
energy mix。
- PETER BROWN「(Love is just)The game」12"
(1984年) 4.68Eur
アルバム「Snap」からシングル・カットされたヒット曲。サビが弱い曲だが、ついつい踊りたくなってしまうノリのいいディスコ・チューン。
- PRISCILLA LOVE「I'm stone in love with you」12"
(1984年) 4.5Eur
Hi-NRGだと思って買ったが違った。女性ヴォーカルがかわいいラテン・ディスコ。
- STOLEN KYSS「S.O.S I'm falling」12"
(1985年) 1.46Eur
Bellaphonレーベルで、エレポップぽい名前だったので購入。エレポップではなく、黒人の男女によるユニットのようで、ヒップ・ホップかブレイクダンス向きのサウンド。
- TRILLION featuting FRED BEKKY「Step by step」12"
(1984年) 5.11Eur
美しくない裏声で唄うイタロ・ディスコ。そんなによくない。
- THE TWINS「Ballet dancer」7" (1983年)
3.08Eur
リストでは「Heaven in your smile」となっていたので拾ってみたら、"Heaven
in your smile"はB面で、これはただの「Ballet
dancer」の7インチだった。
- THE TWINS「Hold on to your dreams」LP (1987年)
15.47Eur
シングル曲"Hold on to your dreams","Time
will tell","One day"を含むセルフ・プロデュース作品。この辺りになると落ち着いたAOR指向のエレポップになっていて、私の求めるようなピコピコしたポップ・ソングや勢いまかせの尖った曲はない。アップ・テンポなのは"Time
will tell"と"Blue girl"だけ。"Blue
girl"はアグレッシヴな中に物悲しいメロディが乗った曲。この曲だけが合格。しかし、THE
TWINSってどうしてダサいジャケばっかりなのだろう。
8月11日(日)
WAVE廃盤レコード&中古CD掘出市(名古屋パルコ西館B1F)
TTC#4の翌日。大阪でのプロの猟盤家たちとのハンティングには参加せず、地元でこっそり漁る。
- 桑田靖子「恋・・・うっふっふ」LP (1985年)
\1575
迷う値段だったが編曲者を確認した後、賭けに出る事に。5枚目のアルバム。'85年とは思えないくらい古臭い歌謡曲で、完全に外す。"イルミネーション"(作・編曲
川口真)にはテクノ歌謡を期待したが、見事に裏切られる。"上海Breeze"だけはメランコリックなサビを持つドラマティック歌謡で合格。出だしはシブがき隊の"NAI・NAI 16"だけど。
- SHY TALK「Shy talk」LP (1985年) \210
大していいマスクではないが、全員頭がKAJAGOOGOOしているアイドルを意識したアメリカの5人組。超ソフトなエレポップというか、いかにもという感じの'80年代型のポップ・ロック。甘いメロディを持ってはいるが曲の印象は弱く、影の薄いヴォーカルを含めて全体的に軟弱な印象を受ける。哀メロのバラード調ポップス"You're
everything to me"は大マケで合格ということにしてあげましょう。
8月14日(水)
WAVE廃盤レコード&中古CD掘出市(名古屋パルコ西館B1F)
ペンディングにしておいたKAREN FINLEYのレコードを買いに再び立ち寄る。
- KAREN FINLEY「Tales of taboo」12" (1986年)
\1029
Drums & SynthsがRobert Gorlだったので購入。ジャケは絵画のパロディか何だかわからないが不気味な裸婦の絵。"Tales
of taboo(radio mix)","Belgian
waffles(instrumental version)","The
yam jam(bonus rap/beat)","The
naked truth(acapella)"の4曲入りで、タイトルは変えてあるが全部同じ曲だった。ダーク・エレクトロで、唄うというより卑猥なセリフを吐き捨てています。これはエレポップではなくアシッド・ハウスに近い。
- RONNIE B.「Prisoner of Rio」12" (1988年)
\819
作曲とプロデュースがDave Ballだったので買ってみた。同タイトルの映画からの曲らしい。「コパカバーナのアシッド・サンバ」と書いてある通りで、サンバを取り入れたアシッド・ハウス。まともな歌じゃなく、セリフのような感じなのでインストと思ったほうがいい。しかし、こんな単調なのを8分も聴くのは辛い。B面は同曲のremix。Dave
Ballマニア以外は手を出さないほうがいい。
- LOGIC SYSTEM「To・Gen・Kyo」CD (1991年)
\1890
LOGIC SYSTEMは好き(なはず)だが、この頃の作品は中身の予測がつかず、退屈なインスト集の可能性を恐れて避けていた。だが、これはジャケがよかったのと"Rydeen","中国女"をやっていたので購入。「To・Gen・Kyo」というタイトルからして東洋旋律を持った曲で埋められているのは予想していたが、女性ヴォーカル入りの曲もあってテクノポップとして聴く事が出来る曲もあり気に入った。"草原の扉","上海月夜"のような中国語で唄うテクノポップは特にいいね。"Let's
take a coffee(コーヒー・ルンバ)"なんかもやってます。
8月16日(金)
Book-Off 豊川諏訪西店→マンボウ(リサイクルショップ 豊川市)→エーワン(リサイクルショップ
豊川市)→マンボウ(リサイクルショップ 豊川市山道町)→なんやかん屋(リサイクルショップ 岡崎市)
Book-Off 豊川諏訪西店
- ROBERT「Sine」CD (1993年) \1312.5
KRAFTWERKのカヴァーを聴きたくて探していたアルバム。先週行われたオフ会でポールさんから「ブック・オフでたまに見かける」という話を聞いた矢先の事で、まさにポールさんの助言通りでした。「テクノロジー・サウンドと甘い囁きのハーモニー」とオビ文句にあったが、どーせ大してテクノしてないだろうと思って聴いたところ案外テクノポップしていた。無機質っぽくも柔らかいシンセ音に、ブレスの音が聞える色気のある声で囁くフレンチ・ポップスでなかなかいい雰囲気を持っている。KRAFTWERKの"Das model"がドイツ語、"Simon's
song"と"A children's tale"が英語で、その他の曲はフランス語で唄っている。
- V.A.「Best disco Vol.5」CD (1989年) \262.5
ここで聴く価値のあるのはSOPHIE "My world"くらいか。WINKがカヴァーしたMOULIN
ROUGEの"Boys don't cry"も収録。
8月17日(土)
E-LEPHANT MUSIC
所在地が大阪の`80年代を中心としたマニア向けディスコCD専門の通販ショップ。2回目の利用。
- LISA「The best of Lisa - Jump shout」CD (1996年)
\3045
Hi-NRGクイーンLISAのベスト・アルバム。"Sex
dance"が12インチ・シングルでの入手が難しいので、音を確保するために購入。Ian
Anthony Stephens,Paul Parker,Man Parrishが絡んでいる曲もあり、あの頃のバキバキのHi-NRGサウンドが存分に楽しめる。"Rocket
to your heart","Jump shout","Love
is like itching in my heart","Invisible
love","Sex dance","Mandatory
love","Doin' it"といったヒット曲はもちろんのこと、初めて聴く曲もハズレなしの上質のHi-NRGの集大成。LINDA
JO RIZZOが唄っていたBobby O.の曲"Passion"をLISAも唄っていたとは知らなかった。
- V.A.「I love disco diamonds Vol.3」CD \2730
お気に入りのこのシリーズは在庫のあるうちにと思い、まとめて購入。ここではTHE
CREATURES "Believe in yourself"がおいしい。
- V.A.「I love disco diamonds Vol.9」CD \2730
MATT DE BONO "Love is a danger"はPSEUDO
ECHOタイプなので、ニュー・ウェイヴ,エレポップ派も要チェック。
- V.A.「I love disco diamonds Vol.10」CD \2730
RYAN PARIS "Fall in love"がなかなか美しい。PANORAMA"War
in love"も定番のイタロでいい。YVONNE
KAY "Rise up(for my love)"はFUN
FUNのファースト・アルバムと製作者が同じのようで、サウンドもそれに近いHi-NRGとなっている。
- V.A.「I love disco diamonds Vol.11」CD \2730
名前とタイトルの響きはよくないが哀愁イタロのFABIAN
NESTI"Heigh-ho"、テクノポップの要素も含んだイタロのEVELYN
BARRY "Take it as a game"、覇気のない声で唄う哀愁イタロMORENO"I
want to be your love today"がいい。
- V.A.「I love disco diamonds Vol.12」CD \2730
かわいい声で唄うHi-NRGのKIM FIELDS "He
loves me,he loves me not",BODY POWER
"Nothing"は以外にも美しいロマンティックな曲。SPHINX
"When I'm in love"はテクノポップ系イタロ。
- V.A.「I love disco diamonds Vol.13」CD \2730
TRILLION "Belgian girl"はタイトルから期待した通りの哀愁イタロ。COSTAS
CHARITODIPLOMENOS "Lost in the night"のアレンジはかなりALPHAVILLE
"Big in Japan"している。エレポップのTHE
TWINS "Love system"も収録。
- V.A.「I love disco diamonds Vol.14」CD \2730
聴き所はRADIORAMA "Yeti"、RISEN
FTOM THE PARK "I.N.RI.(Risen in my mind)"、ANTHONY'S
GAMES "Sunshine love"といったあたり。
- V.A.「I love disco diamonds Vol.15」CD \2730
超哀愁のMIKE ROGERS "Just a story"がたまらない。MY
MINE "Can delight"も12インチ・ヴァージョンで収録。
- V.A.「World hi-energy series Volume 2」CD
\2415
こういうオムニバスでは「これはHi-NRGとはちょっと違うんじゃないの?」ってのが入っているのが定番だが、ここは全9曲しっかりとHi-NRGしています。LYDIA
STEINMANの "Take me to forever"が聴きたくて買ったようなもので、この曲はJimmy
Brownプロデュースのベースのザクザクしたサウンドの中にBobby
O.ぽさも感じる曲。他にはFLIRTATIONS "Earthquake",THE501'S
"Let the night take the blame"(LORRAINE
McKANEのカヴァー),MKI featuring ELLIE WARREN
"Satellite",MIDNIGHT SHIFT "Without
you",ASTAIRE "The power of love",QUARTZLOCK
"You make loving fun",LOUISE THOMAS
"I can fly",NORMA LEWIS "For
all we know"を収録。
WAVE廃盤レコード&中古CD掘出市 Part 2(名古屋パルコ西館B1F)
- KEN LASZLO「Don't cry」12" (1986年)
\840
これ、「Tonight」と間違えて買っちゃいました。High
Fashion Music盤でジャケはなかなかよいが、あまり好きな曲じゃないし、レンタル落ちなのでこの値段は高かったかも。爽やかなポジティヴ・ソングなのだけど、"Tonight"や"Hey,hey guy"と比べるとどうしてもマヌケな感じがしてしまう。オリジナル・ヴァージョンの他にremixed
versionとインストを収録。
- MARIANNE「Passion」12" (1990年) \525
欲しかった哀愁ユーロビート。MARIANNE本人と思われる女性が写ったジャケはいただけない。曲の方は文句ないのだけど。
- SPACE ANGELS「Feel me out」12" (1991年)
\315
プロデューサーにMartin Rushentの名前があったので拾っておく。男性4人組で、エレポップではなくハウス/ブレイク・ビート。3ヴァージョン収録。
史上最大のバーゲン(名古屋ブラザー栄ビル8Fホール)
バナナレコードによる格安バーゲン品ばかりの催事。全部チェックするのはかなり時間がかかる。それでも7割ほどは見ただろうか。あまりいいものはなかった。自分としては7インチ・シングルが一番充実していたように思うが、どれもサンプル盤で、ビニール・テープにやられて盤が変質したものばかりだったので買わなかった。
- KANO「Another life」LP (1983年) \315
イタロでよく目にするStefan Pulga(Key.)という人の名前があるが、ここのメンバーだったということなのか?歌は基本的にはソウルなのだろうが、音はイタロ・ディスコ。シンセのピコピコ感が強くて、始まった瞬間は「おっ、テクノポップか?」と思わせる曲もある。タイトル曲の"Another
life"はイタロ・ディスコでは有名なタイトルのよう。インストの"Ikeya-seki"もテクノ度が高い。"China
star"は"Queen of witches"のB面に入っていた哀愁のバラード。
- SALT「Myao・myao」7" (1990年) \105
水木亜美,山本なつき,渡辺ひとみの3人組。どうやらポルノ(AV?)の人たちのようです。ラップ混じりの歌で、出来はやはりこの程度かといった具合。B面は"心美人・姿美人"。
8月24日(土)
zunbaさん
- CYBORG '80s「Switched on cyborg」CD (2002年)
\2000
zunbaさんのCYBORG '80sです。BUGGLEさんとcaptain EROTICAさんも参加しています。ジャケのイラストは昔よく遊んだ変身サイボーグのフィギア。お父さんサイボーグも息子(3色)もサイドカーに変身するセットも持ってたなあ。ボーナス・トラックを除いては純粋なテクノポップってところが嬉しい。音は無機質な感じがするが、曲にはどこか温もりを感じる。JELLYFISHの女の子が参加してるってんでそれに期待してたのですが、その"My
cyborg"にはすっかりハマってしまいました。"In
the mirror"もいい。YMOの"君に胸キュン"を思わせるイントロから始まる"ミスルージュ"は'80年代のジャパニーズ・テクノポップそのまんまだし、"夢心地"に出てくる中華メロディにもハートを奪われる。zunbaさん、お会いしたいです。
8月25日(日)
WAVE廃盤レコード&中古CD掘出市 Part 2→マスタング(休み)→Hard-Off
四軒家店→Book-Off 名古屋守山店
バーゲン中のマスタングへ移転後初めて行ったら臨時休業だった。
WAVE廃盤レコード&中古CD掘出市 Part 2(名古屋パルコ西館B1F)
前回来た時に迷った末買わなかったALEPHのレコードを買いにまた足を運ぶ。
- ALEPH「Break away」12" (1990年) \525
"Break away"はアグレッシヴなビートに哀愁を含んだメロディが乗るALEPH得意のパターン。B面は"Fire
on the moon"→"Doctor"→"Take
my life"→"Hero"→"Bad
power"と繋がる"Megamix"。
- ROMEO「Don't stop」12" (1987年) \525
ROMEOとはMikael Romeo Bowのこと。Fonny De
Wulfプロデュースで、ユーロビートだと書いてあるがこれはブラック系のファンク。2ヴァージョン収録。
Hard-Off 四軒家店
- CAROLYN JONES「Let me be your No.1」12"
(1988年) \210
ZYXだったので拾ってみた。一応はユーロビートなのだろうが、ZYXからイメージするものとは違うダンス・ポップ寄りの曲。よくも悪くもない平凡な出来。
- 裕木奈江「森の時間」CD (1993年) \504
この子はあまり元気そうなイメージがなかったので、J-POPじゃなく純粋なアイドル歌謡だろうと思い購入。裕木奈江はテレビでもそんなに見た事がないためどんな声なのかは知らなかったが、はかなく壊れそうなタイプで悪くない。"聞いて下さい"と"Z"が山口未央子作曲で、2曲とも哀愁路線の歌謡曲。村下孝蔵作曲の"たなばた"はあまりドラマティックではないが、静かでロマンティックな曲。語りの入る曲もあるが、金額分の元はとれたと思う。
8月29日(木)
Plutterpus Records(GEMM)
5月17日注文、その2日後に発送されたレコードがやっと届く。さすがに3ヶ月以上かかっているので不安だらけだったが、安い送料で頼んだためショップとしても発送した後は何が起ろうと知ったこっちゃないって感じでしょうから、こういう場合サナギマンのように(←古い言い回し)ひたすら待つしかないですね。とにかく無事に届いてよかった。
- THE TWINS「Face to face-heart to heart」12"
(1983年) 7$
パクリや二番煎じも出ているTHE TWINSのヒット曲。ディスコ受けしてしまったせいか値段が高くてこれまで見送っていたが、このくらいの値段ならってことで購入。ただし、状態はあまりよくなかった。
第24回
ネット通販が不調。ダブるは、欲しかったCDは売りきれ、ついでに注文したものだけ届いたりと。そろそろやめろってことか?
7月7日(日)
買取王国(リサイクルショップ)→Hard-Off
一宮店
新しく出来たリサイクル・ショップ買取王国をチェックしに行くが、しょぼいJ-POPのCDがあっただけだった。
7月12日(金)
Total Recall
- ALITA HEART「Love me tonight」7" (1986年)
\438
元気なポップス系のユーロビート。12インチ・シングルが欲しかったけどとりあえず7インチをなんて思って注文したのだが、ジャケを見て12インチを持っていることに気が付く。
- ERROL BROWN「Secret rendezvous」12"
(1992年) \548
Dieter Bohlenプロデュースなので買ってみたけど、ユーロビートじゃなくスキンヘッドの男性が唄うソウルだった。B面はYou're
my savior"。
- JOE MILNER「Dreams we dream」7" (1990年)
\306
Giorogio Moroderのリストのところにあって、ネヴァーエンディング・ストーリーのカヴァー曲だと思って買ったら「The
neverending story 2」のサントラからのシングルだった。B面が"The
neverending story"なので間違いではなかったけど。"Dreams
we dream"はロマンティックで退屈な曲。"The
neverending story"にはLIMAHLの時のようなエレポップぽさはない。
- LINDA JO RIZZO「Best of Linda Jo Rizzo」CD
(1999年) \1645
ZYXからリリースのCD。"You're my first,you're
my last""Heartflash(tonight)","Perfect
love","Passion"といったHi-NRG/ユーロビートのヒット曲はもちろんのこと、他の曲も楽しめて、通して聴くと途中で飽きるかと思っていたがそんなことはなかった。
- MARTINELLI「Revolution」12" (1986年)
\822
男女ヴォーカルでドラマティックに展開するイタロ・ディスコ。ゆったりした曲だが予想したよりもよかった。
- NOEL「Is there more to life than dancing」LP
(1979年) \822
SPARKSプロデュースの5曲入りテクノポップ・ディスコ。Giorgio
Morderの影響が強いミュンヘン・ディスコ・サウンドで、曲はB面最後の"I
want a man"以外はノン・ストップ。金髪に真赤な口紅のケバイNOELのルックスには拒絶反応を示してしまうが、歌は普通。もっとニュー・ウェイヴぶった変な唄い方をしていると思っていた。長い曲が3曲あるのとノン・ストップなのは個人的にはマイナス点。でも、音は好きで持っておく価値は十分ある。この頃のDONNA
SUMMERのアルバムを聴いた事があるなら、それをテクノポップ寄りにしてヴォーカルからダイナミックさを取り除いた感じだと考えてもいい。"Dancing
is dangerous"は"危険な、危険なダンシング"という邦題がついていた。
- ONE 2 ONE「Forward your emotions」12"
(1986年) \273
女性ヴォーカルをフィーチュアした男女エレポップ・ユニット。"Forward
your emotions"はソフトなエレポップ・サウンドで平均的な出来の曲。カップリング曲"Boys
will be boys"には作曲者の1人にEganのクレジットがあるが、もしかしてRusty
Egan?音もそんな気がしないでもない。
- STYLE「It's a secret」12" (1987年)
\657
白人男性2人、黒人女性1人のポップ・ロック・ユニット。"Run
for you life"というかっこいい曲があって、そのような曲を求めて購入。少しエレポップ寄りのダンサブルなアメリカンポップスで、リード・ヴォーカルは男性で女性はコーラス。曲も音も質はよい。カップリングは"New
world"。「Question of time」というアルバムからのシングル・カットらしいのでそのアルバムも聴いてみたい。
- TIK AND TOK「Screen me I'm yours」12"
(1984年) \273
Survivalレコーズのテクノポップ・ユニット。ドラムの音がMartin
Rushentっぽい。音のチープさ加減は好きな方だが、Survivalのアーティストはどうしても曲の質が悪い。B面は"Dangerous
and unafraid"と"The garden"で両方ともインスト。"The
garden"は4-trackデモらしい。
- V.A.「A tribute to Depeche Mode-Enjoy the
sounds」CD (2000年) \1426
北欧あたりのシンセポップ・ユニット達によるDEPECHE
MODEのカヴァー集で、知っているアーティストが多い。DEPECHE
MODEの影響下にあるサウンドのアーティストが中心なだけに曲のツボを知っていてハズレがなく安心して聴ける。REPULSION"The
things you said",ALEX SACHER"Freestate"なんかはDEPECHE
MODEそっくり。YENDRIの"Everything counts"はNASAに似た部分あり。CARMAGEの"Photographic"はテンポのいいバックにアンニュイな女性ヴォーカルが乗る。PSYCHE"Lie
to me"スローなSEEGAの"Blasphemous
rumours"は回転数を間違えたレコードのよう。BRAVE
NEW WORLDは"Shake the disease"をダンサブルにアレンジ。NO
COMMENT"Walking in my shoes",COMING
BACK TO YOUの"Television set"(Vince Clarke時代の未発表曲)はそれぞれのオリジナル作品にも入っていた。
7月14日(日)
GEO 勝川店→Hard-Off 高蔵寺店
GEO 勝川店
知らない間にGEOが出来ていた。
- 森丘翔子「夢で逢えたら」CD (1991年) \924
小西康陽プロデュースのカヴァー曲集。"ユー・メイ・ドリーム"(シーナ&ロケッツ)と"Rydeen"(YMO)が聴きたくて購入。この2曲はそこそこよかった。ただ、森丘翔子の歌は好きになれない。他の曲は"夢で逢えたら"(吉田美奈子),"突然の贈りもの"(大貫妙子),"恋のブギウギ・トレイン"(アン・ルイス),"Moonlight
surfer"(石川セリ),"愛がなくちゃね"(矢野顕子),"ソバカスのある少女"(ティン・パン・アレー),"Blue
Valentine Day"(大滝詠一),"TWINKLE
CHRISTMAS"(EPO)。バック・ヴォーカルに野宮真貴が参加している。この子はセブンティーン・クラブ出身なんだって。知らなかった。
7月20日(土)
全日本レコード祭り(ブラザー栄ビル8F)→GEO
西春店→GEO 岩倉駅前通店
全日本レコード祭り
エレポップと書いてあったものを買ってみる。
- GARDENING BY MOONLIGHT「Diction and fiction」12"
(1983年) \525
エレポップというほどでもないニュー・ウェイヴ。ちょっと暗めで埃臭いサウンド。B面はインストの"Green
light"。ジャケのイメージを尊重してダーク・ニュー・ロマンティックということにしてあげましょう。
- PAUL NOVA「Fantasy and feeling」12"
(1985年) \420
4曲入り。こいつもエレポップじゃない。ムーディなサウンドに力を抜いたやる気のない歌。"Letter
of love"は鬱病にかかったTEARS FOR FEARSか?
- PULSE BEAT「Can it be so long?」12"
(1984年) \735
優しいサウンドに優しいヴォーカルのロマンティックなエレポップ。B面"Indivisual"はキーボードが活躍するスペーシーな曲。音は問題なしなので曲がもう少しよければってところ。
7月21日(日)
全日本レコード祭り
どこも廻るところがなかったので2日続けて足を運ぶ。前日は見かけなかったものがあり、追加されたのであろうエレポップものを中心に買う。
- ISOLATION WARD「Isolation ward」12"
(1983年) \840
包帯人間のジャケが気に入って購入したCrepusculeもの。A面が45回転で1曲、B面が33回転で2曲の計3曲入り。サウンド、ヴォーカルともゆったりとしていて暗い。"A
request"だけ男性ヴォーカルで、CLASHのおとなしい曲のよう。
- THE PROMISE「Glasshouse」12" (1985年)
\315
ジャケがオシャレだったので買ってみた。"Glasshouse"はテンポのあるニューロマンティックだが曲は今一つ。オーソドックスな展開のB面"Time
to speak"の方がポップでよい。
- SPOON FAZER「Sunset(日没)」12" (1982年) \1260
クレジットから察するにSimon Pattersonという人のユニットのよう。4曲入りで、"Sunset","Ballad of insectman","Flying bodies","Fly on the wall"とすべてのa,u,oにウムラウトがついている。隙間だらけのエクスペリメンタルなテクノポップ。"Sunset"は「こんばんは、私は夕日の中にいます」という片言の日本語で始まる。
- THE VASELINES「The way of The Vaselines-The
complete history」CD (1992年) \1564.5
THE VASELINESはユージン・ケリーとフランシス・マッキーによって結成されたらしい。これはTHE
VASELINESがリリースした全曲に未発表曲を3曲追加したもの。ギター・ポップ/オルタナという私が受けつけない音楽性なのだが、DIVINEのカヴァー"You think you're a man"が欲しくて購入。この曲はオリジナルのハイ・エナジーさとは売って代わってフランシスがアンニュイに唄っているタルいアレンジだが悪くない。
7月24日(水)
Metropolis Records
- V.A.「Messages:Synthpop artists cover Orchestral
Manoeuvres in the dark」CD (2001年) $14
9th WAVEレコーズからリリースのOMDカヴァー集。タイトルを見て行くと知っている曲は半分くらい。OMDはそんなに好きではないのでしょうがない。それよりも知らないアーティストが多いので、いつものように新規開拓用サンプラーとして買ったというのが本音。9th
WAVEならインストのトランスでぶち壊されることもないだろうし。シンプルな音のHOUSE
OF WIRES、アレンジの面白いTHE FAINT、YAZOOの匂いがするCOLECOVISION、イギリスの'80年代ニュー・ウェイヴ/エレポップな雰囲気のUNDERPASSといったところが要注目。
- V.A.「Nobody's diary-A tribute to Yazoo」CD
(2002年) $14
9th WaveからリリースのYAZOOトリビュート。Vince
Clarkeファンのふりをするためにはこういうのも持っておかないと。アルバム2枚しか出してないのにトリビュート盤に19曲も入れちゃってます。シングル曲は親しみやすいメロディを持っていたかもしれないけど、それ以外の曲は単純明快なポップ・ソングではないものも多かったので、トリビュート盤の作りにくいアーティストだと思う。そういった事を差し引いても納得しがたいつまらない内容。何が一番ダメかって、YAZOOの曲がどうこうより以前にシンセポップとして楽しめないということ。オリジナル・アルバムに入っているカヴァーを持って来るというパターンもあるが、多分これはすべて企画に乗ってカヴァーしたのだろうけど、ちょっと退屈過ぎやしませんか?"Winter
kills"が3アーティストにカヴァーされているが、こんな難しい曲を選択すれば表現力のなさを露呈してしまうだけ。それも、1曲目に持って来てるけどそのようなタイプの曲じゃないし。ただ、ELEVATED
SINSの"Winter kills"のアイデアは面白いとは思う。もっとコーラスが美しくないと合格には出来ませんが。いつもなら眉をしかめる工夫のないユーロビート仕上げのSPRAY"Don't
go"ですらここでは嫌な気がしない。許せるのはBLIND
BEFORE DAWN"Too pieces"とSTEVE
ADAM featuring DANIELA COLAGIACOMO"Midnight"だけかな。Vincekeさん、何とか言って下さいよ。
7月28日(日)
BANANAレコード 栄店
15周年記念バーゲンで中古商品は15%オフ。
- POLYSICS「1st P」CD (1999年) \714
前日、たまたま目にしたキャイーンの番組でエンディングにPOLYSICSの曲がかかっていて、面白そうだったので買ってみた。男3人女1人の日本のテクノで、これは6曲入りのファースト・アルバム。歪んだギターとブリープ音で醸し出すグル―ヴ感溢れるサウンドを信条としているようだ。女性ヴォーカルのスタイルとキーボードの反復メロがPLASTICSぽいなと思っていたらしっかりと"Good"をカヴァーしていた。ノイジーなPLASTICSといったところか。
- POLYSICS「A.D.S.R.M!」CD (1999年) \892.5
男が1人減っている。ここではヒカシューの"Pike"をカヴァーしている。1曲聴けば十分。それ以上はどれ聴いても同じ。
- POLYSICS「XCT」CDs (2000年) \357
4曲入りシングル。激しくうねる音の洪水にパンキッシュな部分も感じられる。"Jerkin'
back'n' forth"という多分洋楽のカヴァーがある。
サウンドベイ・リパブリック 金山店
サマー・バーゲン中。
- あがた森魚「イミテーションゴールド」CD (1996年)\840
細野晴臣、白井良明らのバックアップによる「あがた森魚版
20世紀ポップスの集大成カバーアルバム」。ヴァージンVSではあがた森魚の歌に嫌悪感を覚えたこともあって普通なら買わないだろうけど、"禁区"(中森明菜),"りんご園のロボットさん(The
robots)"(KRAFTWERK)があったので購入。絶対好きになれない脊髄のないクネクネした歌声ではあるが、オリジナルとは大きく違うアレンジをバックにしながらも、何の曲かすぐにわかるのは歌メロのツボをしっかり押さえているからなのでしょう。緊張感のない"禁区"のほんわかさや、"りんご園のロボットさん(The
robots)"でのバカっぽさに好感を覚えるようでは、この人の変態性に少し染まっているのかも。"サイレント・イヴ"(辛島美登里)への挑戦はあまりにも無謀で、必死にひねリまくって唄い、ごまかそうとしているのが余計に寒い。後半の曲になるほどおふざけが強くなって来ているように思う。
- a;GRUMH...「Underground」12" \63
金属的なボディ・サウンドがクールなa;GRUMH...の4曲入り12インチ・シングル。"In
the garden","Caterpiller","Down
in the subway","Another brick
in the wall Part U"(PINK FLOYDのカヴァー)の4曲入り。4曲ともアルバム「Bloody
side」にも収録されている。
- A NEON ROME「New heroin」LP (1986年) \105
New Roseレコーズだったので拾った5人組のバンド。ちょっとはエレポップしているかと期待したが、サイケがかったニュー・ウェイヴでした。
- COMBONATION「Combonation」LP (1984年) \63
Ted Templemanプロデュースの正統派アメリカン・ロック・バンド。ハード・ロック調の"Girls
like you"はかっこいい。
- CRAZY HOUSE「Still looking for heaven on
earth」LP (1987年) \63
ジャケがよかったので買ってみた。多分イギリス出身と思われるルックスのいいDavid
LuckhurstとPeter Parsonsによるユニット。サウンドはありがちなニューロマンティック風ポップ・ロックで、歌にもこれといった特徴なし。濃いメロディの"Burning
rain"(これがシングル曲みたい)は曲展開が凝っていて、なかなかやるなって思ったけどあとは平凡。
- THE DANSE SOCIETY「Say it again」12"
(1985年) \105
タイトルの曲プロデュースがStock/Aitken/WatermanでミックスがPhil
Hardingだったので拾っておいた。B面はセルフ・プロデュースの"Fade
away(She's in your dreams)"。
- FILMS「Misprint」CD (2000年) \2625
和製BUGGLESと言われたFILMSの1980年にリリースされた唯一のアルバムに、シングルでのみリリースされた"Girl"を追加収録したもの。"Take
me on the liner jet"だけは女性が唄っている。
- PEPPERMINT LOUNGE「All dead / Never ever」12"
(1984年) \63
Matthias Elversという人が中心になっているようで、2人もしくは3人組と思われる。マイナーなエレポップを期待して拾ったのだが、狙い通りだった。歌中心で静かな"All
dead"はMatthias Elversが唄い、B面のエレポップ・ダンス"Never ever"はRegina
Petersenという女性が唄っている。
- SANDRA KIM「J'aime la vie」LP (1987年)
\63
\63となっているのは100円盤が5枚で300円という意味で、かわいかないけどロリものだったので数合わせに拾っておきました。ジャケのイメージは'70年代後半の雰囲気。どんな音楽性なのか予想できなかったが、オーソドックスなダンス・ポップが中心となっている。ユーロビートっぽく聞える曲もある。お子様ながら(当時15,6歳くらい)かわいさを前面に出さない透明感と伸びのある声は聴いていて気持ちいい。"Liberte","J'aime la vie"は最高。"Sorry","Sure de moi"なんかもいいね。バラードもなかなかイケる。"Tokyo
boy"なんていうわかりやすいサビのオリエンタル・ビートものもあり。
- SCHNEIDER WITH THE KICK「Exposed」LP (1982年)
\630
Helen Schneiderという女性ヴォーカリストと男性4人のバンドからなるグループ。ジャケのイラストの持つデジタル感に期待して買ったところ、少しだけ的中。Helen Schneider自らがプロデュースしていて、サウンドはあくまでもロックを基本としたエレポップで、ピコピコ感はさほど高くないし、エレポップじゃない曲もある。ヴォーカル・スタイルはPATTY
SMYTHからの影響があるような感じ。ギターの泣き方がMidge
Ureぽいところがある情熱的な"Hot summer
nites"は女性ヴォーカル版ULTRAVOXと言っていいかも。
- THE TARGETS「Best of The Targets」CD (2000年)
\2625
1983年のアルバム「D・D・B・東京〜I like the
city〜」に「シンセサイザー・グランドファンタジー」シリーズからの5曲を追加したベスト盤。「シンセサイザー・グランドファンタジー」の頃は河野良という人のソロ・ユニットだったようで、「D・D・B・東京〜I
like the city〜」で嵐アツ子が加わったらしい。ピコピコ感は持ち合わせているものの音に華がなくて曲も地味。ニューロマを意識したDigital
Dance Beatを売りにしているようだがビートが弱く、これでは踊れない。「シンセサイザー・グランドファンタジー」からの曲は"セーラー服と機関銃","北酒場","襟裳岬"といった邦楽のヒット曲と映画のテーマをインストで演奏。
- V.A.「テクノ歌謡 テイチク編 ラヴリー・シンギング・サーキット」CD
(1999年) \2940
Non Standardレーベルからの曲が中心ということでYMO絡みが多い。レコードで持っている曲もいくつかあるので聴く時の楽しみは薄かった。そんなこともあって、聴けてよかったと思ったのは、中原香織"銀河鉄道の夜",MIKADO"Carnival"の2曲のみだった。
- V.A.「テクノ歌謡 徳間ジャパン編 あいつはインベーダー」CD
(1999年) \2940
大村憲司編曲のとんねるず"ヤバシびっちな女(め)デイト・ナイト"は音がすごく好きなタイプ。お子様テクノ歌謡の
G-G-ランド"秘密はチャック"で女の子が「ニコマッタプンコプンコ」と繰り返し唄っていて、これがだんだんとHな響きに感じてくる。藤村美樹"夢・恋・人"は切なさ全開でいつ聴いてもいいですな。作詞,作・編曲すべて自分達でやっている女性2人のSHAMPOOの歌はヘタウマを狙ったのか?MIO
FOU"Milano no kiseki-Miracolo a Milano"は音の安っぽさが面白い。マキ上田のインベーダー2曲って、そんなにいいか?
- V.A.「テクノ歌謡 キング編 エレクトリック・ラブ・ストーリー」CD
(1999年) \2940
遠藤賢司"哀愁の東京タワー"が雰囲気まで100%テクノポップしていていい感じ。近田春夫"エレクトリック・ラブ・ストーリー"はYMOの編曲。全体では、テクノ歌謡でもアイドル系が好きな人間としてはちょっと物足りない内容のCD。
第23回
相変わらずな内容。気合いも全然足りない。何か起爆剤になるようなモチベーションが必要な時期かも。
6月2日(日)
ピーカン・ファッジ今池店
バーゲンで10%オフ。
- GREGORIAN「Masters of chant」CD (2000年)
\1323
ENIGMAでF.Gregorianと名乗っていたFrank Petersonのグループ。グレゴリアン聖歌でヒット曲をカヴァー。Pop
Academy的には"Fade to grey"(VISAGE),"Vienna"(ULTRAVOX),"Save a prayer"(DURAN
DURAN)といったところが注目。BGMとして聞けば美しい聖歌に心が洗われるのは確かだが、原曲を知っていてその曲を楽しもうとすると物足りない感じがする。聖歌ゆえに意外なアレンジ、大胆な音もなく、またENIGMAよりもメリハリに欠けるので静かに過ぎて行ってしまう。ボーナス・トラック以外はノン・ストップなので曲が変わっても気づかないこともある。ボーナス・トラックの"Save
a prayer"だけは一聴の価値あり。他には、"Scarborough
fair"(SIMON & GARFUNKEL),"Nothing
else matters"(METALLICA),"I
still haven't found what I'm looking for"(U2)など。
万代書店 各務原店
前日にオープンした大型アミューズメント・リサイクル・ショップ。古本、CDの他にアクセサリー、フィギア、おもちゃなどを扱っている遊び感覚いっぱいの店でブラブラしているだけでも楽しい。レコード,CDの在庫はちょっとした中古盤屋並の量で、500円均一のレコードは変わったものもあり見ていて飽きないが、陳列に使っている籠に問題があり、多くのレコードが反ってしまっている。CDは最近のJ-POPがほとんど。
- FRED VENTURA「Leave me alone」12" (1987年)
\525
サックスを派出にフィーチュアしたFRED VENTURAのデビュー・シングル。邦題の「ひとりぼっちのメロディ」が表す通りの哀愁路線のユーロビートだが、ビートはアグレッシヴで音も鋭角的。FRED VENTURAの曲ではこれが一番好き。
- HUMPE HUMPE「Yama-ha」12" (1985年)
\525
盤が皿のように反っていて、最初はアームが当って聴けなかった。ドライヤーで暖めていじくっているうちに波打ちながらも何とか聴けるようになった。日本盤プロモ用12インチ・シングルで、A面の"Yama-ha(enterprising
version)"はHUMPE HUMPEの声や逆回転のようなサンプリングを使ったリと、かなり凝ったリミックス。B面には"Yama-ha"の7"
versionと"3 of us"を収録。
- 原マスミ「夢の4倍」LP (1984年) \525
不思議っぽかったのでクレジットを見たら板倉文、松武秀樹の名前があったので買ってみた。男性シンガー・ソング・ライターのようで、童話のような詞を岸田今日子のような声で語るように唄っている。独自の世界観を持った普通じゃない曲ばかりだが、音はニュー・ウェーヴといってよい。
- 加藤和彦「Harry's bar」12" (1985年)
\525
何か変わった事をやってるかと思って拾ってみた。仰々しい"ハリーズBAR(スペシャル・ベネツィアン・ミックス)",静かな"真夜中のバレリーナ",ロマンティックなムードの"ソング・フォー・ヴェネツィア"の3曲入り。普通でした。
- 風見りつ子「Kiss of fire」LP (1985年) \525
ジャケの雰囲気から大穴が期待出来そうだったので拾う。ビジュアル・コンセプトは「カタルシス空間」らしい。作詞,作曲,編曲,プロデュースが近田春夫でライナーでは自ら解説もしている。ヴァラエティに富んだ内容で、雰囲気を楽しむ大人の歌謡曲のように思える。大人のアイドル歌謡のような"恋に溺れて"、妖しいお色気ポップス"夜のすべて"、近田春夫いわく「ステ曲」のアイドル系テクノ歌謡"軽い関係"といったところがお好み。
- MODERN TALKING「Atlantis is calling/Brother
Louie」12" \525
サード・アルバム「Ready for romance」からシングルカットされた"Atlantis
is calling(S.O.S. for love)"と"Brother Louie"をカップリングした日本盤プロモ用12インチ・シングル。それぞれの12インチ・ヴァージョンとノーマル・ヴァージョンを収録。
- 長山洋子「ときめき・・・アイ・ラブ・ユー」LP
(1985年) \525
アイドル長山洋子のファースト・アルバム。いきなり、A-1の"密やかにときめいて・・・"(サード・シングルらしい)の軽快なテクノ歌謡感に頬がゆるむ。しかし、テンポがあってポップな曲はアイドル歌謡になっているが、そうじゃないものは演歌風に唄っている曲ばかりで("白いコスモス"なんて演歌そのもの)、普通のアイドルのアルバムとはちょっと違う。もちろん演歌っぽいからダメというわけではない。演歌と哀愁歌謡の中間を行く曲なんかは胸にグッときます。アイドル歌謡として伸びのある声が一番堪能できるのはVAP時代の森川美穂のような"ため息いっぱいセレナーデ"。"シャボン"は原由子の、"白いコスモス"は柏原芳恵のそれぞれカヴァーらしい。デビュー曲"恋はSA・RA
SA・RA"も洋楽のカヴァーらしいが知らん。
- 中島はるみ「LOOK AT ME」LP (1982年) \525
テクノ歌謡として取り上げられていた"シャンプー"を含むアルバム。林真理子作詞が3曲、中島はるみ自ら作詞している曲が2曲あり。"恋のアンテナ・右廻り"は加藤和彦作曲、清水信之編曲。シングルになった"気分を着換えて"はかわいいアイドル歌謡。林真理子作詞、作・編曲梅林茂の"サラダ"は"シャンプー"(梅林茂編曲)と同じシンプルな音のポップなテクノ歌謡。"Look
at me・・・"は哀愁路線のプチ・テクノ歌謡。起伏の激しい歌メロを持ったやや大人路線の"つややかなミッドヌーン"、部分的に中華な"ガラスのモナリザ"など、曲の出来がよくて予想以上にいい内容でした。
- 中村由真「EIGHTEEN」LP (1988年) \525
18歳のバースデイ・アルバム。パステル・カラーのコスプレにつられて購入。音の方では瀬尾一三の編曲でシングルB面のリミックスが4曲あるということでちょっと期待。もっともシングルA面の曲しか聴いた事がないので、違いを楽しむというよりはリミックスという言葉の響きにつられて期待しただけと言っていい。シングル曲が"君の夢に飛びたい"と"水に落ちたヴァイオレット"の2曲。B面リミックスが、"涙をかくしたロンリィ・ボーイ"(「ジレンマ」のB面),"春風にNon" (「シビアー」のB面),"Lady
Wind"(「パニック」のB面),"青い月
蒼い恋"(「水に落ちたヴァイオレット」のB面)。アイドルのシングルのB面には以外な名曲が多いが、ここではそういったことがなく、何だか思ったより聴き応えがなくて残念。結局、"水に落ちたヴァイオレット"が一番よかった。
- SINITTA「Toy boy」12" \525
日本盤プロモ。extended hip joint mixというのがどんなのか気になったので買ったのだが、特に仕掛けのないロング・ヴァージョンでした。
- 島田奈美「放課後のスケッチ」LP (1986年)
\525
デビュー曲"ガラスの幻想曲(ファンタジー)"と"負けないで...片想い"のシングル2曲を含むデビュー・アルバム。ロリッ気漂う清純派アイドルの割りにデビュー曲"ガラスの幻想曲(ファンタジー)"はイメージとは違う哀愁の名曲。テクノ歌謡度
6.4の"よい子は恋泥棒"は佐伯健三作詞。見岳章作曲、瀬尾一三編曲のかわいらしい曲"ルピナスの放課後"は一番島田奈美のイメージに合っていると思う。"負けないで...片想い"は林哲司作曲なのでダンス系かと思ったら、サビが涙を誘う切ない歌謡曲だった。"ガラスの幻想曲(ファンタジー)"のB面"ブルードットの恋"のロング・ヴァージョンも収録。シングル曲は切なく,他の曲はかわいくといった感じ。
- 島田奈美「ほほえみをあなたに」LP (1986年)
\525あ
クリスマス色に染まったセカンド・アルバム。静かな曲が中心かと思ったが、ポップな曲が中心。奥慶一編曲が2曲あるが、テクノ歌謡色はない。"霧のドレス"はかっこいい。
- The 東南西北「ため息のマイナー・コード」12"
(1985年) \525
The 東南西北の3曲入りデビュー・シングル。編曲に白井良明、戸田誠司の名前があったので購入。音楽性は少年のような線の細い声で唄うポップス。"ため息のマイナー・コード"(白井良明編曲)はタイトルほどではないが多少哀愁がかったメロディを持った曲。2ヴァージョンある"星がっちゃうねジャマイカ"(戸田誠司編曲)はレゲエの雰囲気で、Tokonatsu-Kokonatsu
mixの音はそこそこ面白い。
- 渡辺満里奈「CHRISTMAS TALES」mini LP \525
初めての渡辺満里奈のレコード。オリジナル・クリスマス・ソングを4曲収録しています。"パノラマでMerry
Christmas"は種ともこ作詞・作曲、武部聡志編曲のポップで可愛い曲。大江千里作詞・作曲、清水信之編曲の"ノーマル"での複雑な歌メロは渡辺満里奈には難し過ぎる。飛鳥涼作詞・作曲の"星に気づいて"はメルヘン系のバラード。曲の出来は平均的で、音では特にいい曲はありませんでした。4つの物語の本が入っていました。
- V.A.「Dance dance dance」CD (1988年) \525
KINGレコードからリリースされたユーロビートのコンピレーション。MECCANO"Extra",CHAPPEE
C.JONES,WARNELL JONES & THE JG'S"Set
the fire"(CMで使われてヒットした),MORGANA"Ready
for love",MONALISA"Queen of love"等をロング・ヴァージョンで収録。
- V.A.「12 inch single-The long version(MARSHA
RAVEN & THE RAVETTES/VEGA」12" (1983年)
\525
2アーティストのロング・ヴァージョンをカップリングした12インチ・シングル。MARSHA
RAVEN & THE RAVETTES"I like plastic"はプラスティックをイメージしたキュルキュルした音を使ったディスコ・ソング。エレクトリック・アバ的コンセプトらしいVEGAの"Nostradamus"はエレポップとディスコの中間を行っている女性ヴォーカルの曲だが、わかりにくい展開に加えて印象的なメロディもない。
- V.A.「12 inch single-The long version(PATRICK
COWLEY featuring PAUL PARKER/SYLVESTER」12"
(1983年) \525
持っていたけど、音が悪かったので買い直し。A面がPATRICK
COWLEY featuring PAUL PARKERの"Tech-no-logical
world",B面がSYLVESTERの"Don't
stop"。"Tech-no-logical world"はテンポは遅いがスペーシーなサウンドに日本人好みのメロディが乗った曲。"Don't
stop"はノリのいいディスコ・サウンドにハイ・トーンが冴えるSYLBESTERの代表曲の一つ。
6月3日(月)
Hot Wax(GEMM)
CDシングル、7インチ・シングルが充実しているイギリスのショップ。注文から8日で届いた。
- MEN WITHOUT HATS「Living in China」7"
(1983年) $3.6
MEN WITHOUT HATSの中でも人気の高い曲のシングル盤。ジャケが欲しくて購入。B面はアルバム「Rhythm
of youth」に収録されている"Cocoricci(Le
tango des voleurs)"。
6月4日(火)
Fun Records
某ショップの情報を基にノイエ・ドイチェ・ヴェレ(NDW)にも手を出してみました。が、外してばかりで早くも懲りる。それにしても、単価がかなり上がってきているなあ。
- BETTY MIRANDA「Take me to the top」12"
(1984年) 8.63Eur
オムニバス「The best of Italo disco Vol.4」に入っていた"Dance"という曲がよかったので、これも聴いてみようと思った。低い声でふてくされたように唄う女性ヴォーカルのイタロ・ディスコ。なかなかよい。
- CAGE feat. NONA HENDRYX「Do what ya wanna
do」12" (1982年) 3.58Eur
映画のサントラ「Summer lovers」に入っていたRusty
Eganプロデュースの曲。曲調は好きではないが、少しエレポップしているので確保しておいた。A面は長いヴァージョンで、B面にdubとインストの"The
slammer"。
- CAROL HITCHCOCK「Get ready」12" (1987年)
9.00Eur
Stock ,Aitken ,WatermanがプロデュースしたHi-NRG仕上げのカヴァー曲のドイツ盤D.J.プロモ。日本盤12インチ・シングルを持っていたが、演奏時間がそれとは違ったので買ってみた。確かに聴いた事のないヴァージョンではあったが、感動するような要素はない。B面は"More
than words can say"(HAZELL DEANも唄っている曲)。
- DATA「2-time 」LP (1983年) 5.72Eur
ロシア構成主義でお馴染みのエレポップ・ユニットのセカンド・アルバム。ダブってしまった。チープなりにヴァラエティに富んだ内容。1曲挙げるなら"Romy
haag"がいい。
- DAVID LANG「Tomboy」12" (1987年) 2.00Eur
某ユーロビートのサイトで取り上げられていたので購入。GO
WEST"We close our eyes"のイタロ・ディスコ版のような感じ。ミドル/スロー・テンポで、曲はさえないが音には遊びの部分があり工夫している。
- DORSETSHIRE「Beast」CD (1996年) 10.52Eur
DEPECHE MODEの"Master and servant"をカヴァーしているので購入。音楽性が読めなかったが、ギターをフィーチュアしたインダストリアルだった。"Master
and servant"は他の曲とは違い、音数が少なく地味で静か。12曲入りの表記だが、60曲目に隠しトラックあり。
- FLORENCE「Hey, hey, hey 」12" (1988年)
3.40Eur
男性ヴォーカルのイタロ・ディスコ。ちょっと退屈。
- FRL. MENKE「Frl. Menke」LP (1982年) 10.84Eur
女性ヴォーカルのNDW。ドイツ語で唄っていて、全体に漂うほんわかしたムードは言葉のせいだけじゃなく、曲のせいでもあると思われる。"Komm
computer"は元気なテクノポップ。"Sascha,der
kosak"ではイッちゃってる声が妖しい。
- IXI「Detlev (Schrift-Cover)」7" (1982年)
4.91Eur
女性ヴォーカルのNDW系テクノポップ。ヴォーカルはロリ声で多少色気も感じる。"Detlev"は緊張感のない曲だが、B面"Maso
maso masochist"(どんな詞の内容か気になる)はテンポがあるので許せる。
- IXI「Handkuss (Warum immer so direkt)」7"
(1983年) 1.99Eur
"Handkuss (Warum immer so direkt)"はメジャーな曲調。B面は"Nur
so'n liebeslied"。
- IXI「Der knutschfleck」7" (1983年)
1.49Eur
"Der knutschfleck"は明るくて、テクノポップ感が強く、言葉のひっかかり具合もいい感じ。やっと期待していたものに近い曲が出て来た。B面は"Ich
xxxx dich"。ほのぼのした曲調は好きではないが、音は合格。
- KLAPTO「Mister game」12" (1983年)
3.89Eur
オムニバス「Italo disco 6-The legend 7」に入っていた哀愁曲"Queen
of the night"を気に入ったアーティスト。ソフトに唄う女性ヴォーカルのフュージョン系の音をしたイタロ・ディスコ。
- LaMarca「Burn the bridge」12" (1986年)
1.62Eur
Bellaphonレーベルで期待出来そうだったので勝負買い。名前からしてラテンのノリかと思っていたが、中身は'80年代のアメリカのナショナル・チャートで活躍していたような、もしくはその頃の映画のサントラに入ってそうな男性ヴォーカルのダンスノリのポップ・ロック。B面の"The
boys"も'80年代派なら素直に受け入れる事の出来る良質のポップス。
- LA PLUS「Lovemachine」12" (1987年)
1.90Eur
Italoheatレーベルだったので購入。このレーベルにはエネルギッシュなイタロ・ディスコを期待しているのだが、これはハズした。低い声の男性ヴォーカルがしゃべりのような唄を聞かせる変な曲。B面のジャングル・ビートの"Cinemaxscope"(多分インスト)は途中で断念。
- LASER COWBOYS「Ultra warp-Final conflict」12"
(1984年) 4.60Eur
Italoheatレーベルのアーティストだったので購入(盤はZYX)。予想通りインストで、LASERDANCEやKOTOほどスペーシーな音ではない。B面は同曲のArmaged
don mix。
- LASER COWBOYS「Killer machine」7" 0.89Eur
少し歌が入っている勇敢なイタロ。B面"Overture"はインスト。針飛びがして聴けなかった。
- LES LEE「I'm the one you want」12" (1985年)
3.00Eur
カセット・テープで持っている「Eurobeat」というオムニバスに入っていた女性ヴォーカルの曲。この頃のHi-NRGやユーロビートに混じってかかっていてもさほど違和感はないが、実際はアメリカン・ダンス・ミュージック。ヴォーカルはTAYLOR
DAYNEに似た太くダイナミックな声。
- LINDA LUSARDI「Eye contact」12" (1986年)
3.07Eur
Ian Levine & Fiachra Trenchプロデュースの清く正しく明るく楽しいユーロビート。シンセベースの切れ味が鋭いので、超ポップな曲ではあるが音の印象は力強い。ピンクのセクシーな水着を着たLinda嬢の折りたたみ式ポスターが入っていました(7インチ・シングルにも同じものが入っていた)。今回はこのレコードが届くのが楽しみだったのだが、ジャケ写のLinda嬢の鼻にかつて使用していたクラブの印鑑が押してあるのが残念。
- LISA CARTER「Doctor's orders」12" (1988年)
1.62Eur
ミックスがPete Hammondのユーロビート。いくつかのアーティストがこの曲を唄っているが、私が初めて聴いたのはこのLISA
CARTERだった。B面はIan Curnowプロデュースのインスト"Good
medicine"。
- MAEGAN「Doctor's orders/Couch cough」12"
(1984年) 5.50Eur
「Prime cuts from greatest Hi- NRG hits」というオムニバスに入っていた曲(LISA
CARTERが唄っているのと同じ曲)。かなり軽い音で、男性だと思ったら女性ヴォーカルでした。カップリングはインストの"Don't
sing"。
- MADLEEN KANE「On fire」12" (1985年)
5.50Eur
アルバム「Cover girl」からのシングル・カット。Ian
Anthony StephensプロデュースのHi-NRG。"On
fire"が長いヴァージョンとoriginal version、カップリングで"Just
for one night"(これもアルバム「Cover girl」に入っている)を収録。
- ROSENBERG「Er gehort zu mir」12" (1988年)
5.07Eur
MARIANNE ROSENBERGのことで、ドイツ語で唄う爽やかなユーロビートに近いダンス・ポップ。カップリングはトランペットを聞かせるポップス"Fur
immer wie heute"。
- NORMA LEWIS「Maybe this time」12" (1983年)
3.58Eur
あまり好きな曲ではなかったが、Hi-NRG mixとなっていたので購入。Hi-NRG
mixと銘打っているだけあってザクザクした音のミックスになっている。B面にはよりHi-NRG感の強い"Life
is the reason"(欲しかった曲)を収録。
- P. LION「Happy children」12" (1983年)
7.75Eur
某ユーロビートのサイトで取り上げられていたので購入。男性ヴォーカルで、イントロからして切ないイタロ・ディスコ定番のメロディで泣かせる。
- PRIME TIME「Ocean of crime」7" (1985年)
2.30Eur
Luis Rodriguez絡みの作品だったので購入。男性ヴォーカルのサビで盛り上がるポップ・ロック風イタロ・ディスコ。
- PSEUDONYM「Unexpected lovers」12" (1984年)
3.50Eur
PassionレーベルよりリリースのLIMEのカヴァー。LIMEのオリジナルのような男女の掛け合いではなくて、唄っているのは女性だけで、音も含めて出来は55点くらい。B面はPassionらしいHi-NRGの"Slave
(for your desire)"。
- R. BAIS「Dial my number」7" (1985年)
3.07Eur
某ユーロビートのサイトで取り上げられていたので購入。R.
BAISはROAMNO BAISのことで、これは「Italo
disco 4-The legend 5」に入っていた曲でした。B面のanother
versionはパーカペラ。
- REGGIE「On the park」12" (1985年)
3.51Eur
Bellaphonレーベルのリストにあったので購入(これはBellaphon盤ではないが)。プロデューサーがPeter
GodwinでSIMPLE MINDSのような感じもするが、アメリカ寄りのダンス・ミュージック。カップリングはMADONNAのカヴァー"Into
the groove"。
- RIGHEIRA「Hey Mama」12" (1984年) 3.36Eur
Pop Academy推薦のテクノポップ。聴くのは初めて。この曲に関してはラテンのノリの変なダンス・ミュージックとしか思えない。A面がSpanish
version、B面がItalian versionとなっている。
- RIGHEIRA「Vamos a la playa/No tengo dinero」7"
(1987年) 2.50Eur
ヒット曲なんですか?歌メロはやはりラテンものだけど、これはテクノポップと認めていいと思う。B面"No
tengo dinero"はジャーマン・ユーロビートもしくはイタロ・ディスコの雰囲気も持った曲。
- ROUND ONE「Dance to the music」7" 1.86Eur
Italoheatレーベルだったので購入。オムニバス「I
love disco diamonds 6」で"In Zaire"という曲は聴いていた。"Dance
to the music"はカヴァーだと思うけど誰のかは知らない。B面は"Wonderland"。2曲ともイタロ・ディスコじゃない普通のディスコ・ソング。
- ROXANNE「Give a little love」12" (1986年)
8.64Eur
ピンクと赤のシンプルな色使いが女の子っぽさを感じるジャケ。明るい曲調に遅めのテンポで中途半端な感じ。哀愁イタロ・ディスコを期待していたので少しがっかりしたが、声がかわいいので許す。
- SAPHIR「Shot in the night」7" (1985年)
2.70Eur
男性ヴォーカルの哀愁イタロ。「Italo disco
6-Legend 7」に入っていた"I am alive"を聴いて興味を持ったアーティスト。暖かい歌のメロディから一気にサビが盛り上がる超ドラマティックな曲。
- SHEENA EASTON「You can swing it」12"
(1991年) 3.00Eur
アルバム「What comes naturally」からのシングル・カット。いかにもこの当時のクラブ・サウンドといったブラック寄りのハウスで、曲に特に思い入れはないが懐かしく感じてしまう。かっこよくキメテいるSHEENA
EASTONのジャケ目当てでの購入。
- SHERYL LEE RALPH「In the evening」12"
(1984年) 1.90Eur
TELDECレーベルだったので購入。バックの音は一本調子ではあるが歌メロの展開は美しいアメリカン・ダンス・ミュージック。
- SILICON DREAM「Marcello the Mastroianni」12"
(1987年) 3.36Eur
歌ではなくささやくようなしゃべりの単調なリズムのハウス。エレポップを期待したのに違った。
- SILICON DREAM「Albert Einstein」12"
(1987年) 2.03Eur
やはり上記の曲と同じパターン。多少しゃべりがラップぽくなっているだろうか。A面がMars
mix、B面がVenus mix。
- SILICON DREAM「Jimmy Dean loved Marylin」12"
(1988年) 2.33Eur
こりゃあ元ネタはM/A/R/R/Sの"Pump up
the volume"ですな。A面がcinema scope-version、B面がEast
of Eden-versionとなっている。もう、SILICON
DREAMは買わない。
- SLIK「Forever and ever」7" (1976年)
1.82Eur
Midge Ure絡みの曲もやっているらしいのでこれも拾ってみたが、声がPaul
McCartney似の普通のロックでした。B面は"Aagain
my love"。
- SPK「Breathless」12" (1988年) 6.87Eur
アルバム「Digitalis ambigua gold and poison」からのシングル・カット。女性2人のヴォーカルをフィーチュアした神秘的なエレポップ系ダンス・サウンド。カップリングはラップの"Wired
for sound"。
- STEFANO PULGA「Take me higher」7" (1984年)
1.79Eur
イタロ・ディスコとして挙げられていたので注目していたアーティスト。ジャケはテクノポップを思わせるようなデザイン。"Take
me higher"はスロー・テンポで歌い上げる情熱的な曲。B面"Supergirl"も歌が中心のポップス。2曲ともイタロ・ディスコとは言い難いが曲は悪くない。
- SUSAN STEVENS「Boogie walk」12" (1983年)
6.11Eur
RAMS HORNのHi-NRGらしいので購入。プレHi-NRGタイプのストレートなディスコ・ソング。
- TI-THO「Walking in the rain」7" (1985年)
2.15Eur
女性ヴォーカルのNDW。英語で唄っているのでNDWにしてはスムースに耳に入ってくる事と、適度なテクノポップ感覚が心地よい。B面は"Fly
high"。舌足らず気味のロリ声も曲のポイントを上げている。
- THE TWINS「Runaway」7" 3.20Eur
アルバム「Passion factory」からのシングル・カット。ちょっとGARY
NUMANぽい雰囲気の曲。B面は"Younger days"。これも「Passion
factory」収録の曲。
6月9日(日)
万代書店 各務原店→Book Off 各務原バイパス店→創庫生活館
各務原店→Hard-Off 美濃加茂店→百万馬力 可児店(リサイクルショップ)→Book
Off 可児広見店→イーグル(リサイクルショップ)
先週、万代書店で買った森進一のLP「紐育物語」が中身違いだったので返品のためまた岐阜へ。どうせならってんで、可児市内のリサイクルショップを廻ってみるが全滅。
万代書店 各務原店
- FREDDIE MERCURY「Love kills」12" (1984年)
\525
輸入盤で持っていたが質がよくないので買いなおし。日本盤があったとは意外。ロング・ヴァージョンの"Love
kills"はところどころインスト部が長くなっている程度で、アレンジの面白さはない。B面はGiorgio
Moroder名義のインスト、"Rotwang's party(Robot
dance)"。
- KEN LASZLO「Tonight」12" (1986年)
\525
Hi-NRGヒットした曲。A面がremix、B面がre-remix。
- 宇沙美ゆかり「おもいっきりト・キ・メ・キ」LP
(1984年) \525
かわいくて好きだったが、あまり売れなかった宇沙美ゆかりのファースト・アルバム。戸田誠司編曲の"Con'on
whistle!"は曲がつまらない。"トビウオたちの夏"はタイトルは変だがかっこいい曲。後藤次利作・編曲の"SHOCK!"、"蒼い多感期"もいい。"ちっぽけな悪戯"は名曲!ドラマティック歌謡。宇沙美ゆかりは下手じゃない程度の歌唱力に特徴のない声で、可愛く唄う歌はさえないが大人っぽく唄う歌はいい曲が多い。
6月12日(水)
Season Of Mist
メタルでお世話になっている純生さんから紹介していただいたHM/HR系のオンラインCDショップ。
- L'AME IMMORTELLE「Lieder die wie wunden bluten」CD
\1535.64
純生さんのサイト「It's so easy」で取り上げられていたのがきっかけで興味を持ったオーストリアのインダストリアル・ゴシック・ユニット。Sonya
Kraushoferという女性がいて、全曲女性ヴォーカルなのだと思っていたら、このアルバムではちゃんと唄っているのは"Life will never
be the same again"という曲だけで、あとはコーラス程度でした。基本的にはエフェクトをかけた男性ヴォーカルが唄うLEATHER
STRIPクローンのようだが、当然の事ながら曲に本家ほどの緊張感はない。もっと、メタル寄りだと思っていたのに普通のゴス系ボディ/インダストリアルだったので残念。"Life
will never be the same again"は名バラード。
- L'AME IMMORTELLE「...in einer aus tranen
und stahl」CD \1535.64
音楽性に大きな変化はないが、楽曲の質は向上し、女性ヴォーカルのフィーチュア度も少し高くなっている。"Love
is lost"と"Bitterkeit"ではエフェクトをかけたガラガラの声(ああ、面倒くさい。何てい言うの?)とSonya嬢との掛け合いになっている。上記アルバムでいえば"Life
will never be the same again"にあたる"To
everlasting oblivion"は完全に女性ヴォーカルのみ。"The
immortal part"もほとんど女性ヴォーカルのみと言ってよい。"My
guide"では何となく後ろの方でSonya嬢の声が聞えるインスト。Sonya嬢がリードを取る曲は優しくて、妖しい空気に包まれているものばかり。
- L'AME IMMORTELLE「Wenn der letzte schatten
fallt」CD \1535.64
エロゴスなジャケになって、Sonya嬢のヴォーカルが中心になり音の棘々しさがなくなっている。"Changes"は普通の声の男性ヴォーカルで唄うストレートなEBMだが、それ以外の曲ではSonya嬢がリード・ヴォーカルをとっている。"Gefallen"は耽美色の強い男女掛け合いタイプのDIE
FORMタイプ。ここではSonya嬢は力強く唄っている。このアルバムでもSonya嬢が優しく唄うバラード"Another
day"のポイントは高い。かなり期待に近い内容。
- L'AME IMMORTELLE「Dann habe ich umsonst gelebt」CD
\1535.64
ジャケはFRONT LINE ASSEMBLYみたいなデザイン。基本路線は前作と変わらず。"Judgement"は初めて聴いたL'AME
IMMORTELLEの曲で、これがよかったので今回のまとめ買いとなった。"Voiceless"でのSonya嬢は悩ましい。特にブレスの息使いが。ボーナス・トラックでゲスト・ヴォーカリストとしてLONDON
AFTER MIDNIGHTのSean Brennanをフィーチュアした"Life
will never be the same again"も収録。
6月16日(日)
Hard-Off 小牧店
- 小泉今日子「素敵なラブリーボーイ」7"
(1982年) \189
2種類ある水着ジャケのあまり出回っていない方。持っていたが状態がよくなかったので買いなおし。
- 立花理佐「リサの妖精伝説」7" (1988年)
\189
お馴染みのテクノ歌謡。これも持っていたがジャケの状態がよくなかったので買いなおし。
6月24日(月)
H&E Records (GEMM)
2回目のオーダー。値段が高くなくて梱包はしっかりしているし、オーダーから到着までも早いので好印象。Fun
Records,Total Recallに続くゲルマン第3勢力となるか?
- BUTCH & ROBIN「Don't make me wait」12"
(1988年) $6.82
ZYXレーベルだったので買ってみた。イタロ・ディスコではなくアーバン/ブラック。club
mixは男性コーラスはあるがほとんどインストで、radio
mixは女性ヴォーカルと男性ヴォーカルが交替で唄っている。
- CHECK UP TWINS「Sexy teacher」12" (1987年)
$6.82
オムニバス「Italo disco 2」にノンストップ気味に収録されていた曲で、気に入っていたのでちゃんとした形で欲しくて12インチ・シングルで購入。"Sexy
teacher"はSILVER POZZOLIのような哀愁漂う男性ヴォーカルのイタロ・ディスコ。B面"Slapping
song(mix version)"は出だしがドラマティックなインストで、音楽性はポップスだが歌入りのヴァージョンがあるなら聴いてみたい。
- JANE SPRING「Love bites back」7" (1985年)
$3.41
オムニバス「Hi-NRG '80s Vol.9」に入っていたPhil
Hardingプロデュースのポップなディスコ・ソング。ジャケ見たさに購入。
- MY FAVOURITE TOYS「Just one kiss」12"
(1985年) $6.82
男女エレポップ・ユニットのポップな中に哀愁が漂う曲の12インチ・シングル。"Just
one kiss(extended kiss-mix)"は自然な流れのロング・ヴァージョンで聴きやすい。カップリングの"Come(half-time-mix)"はエキゾチックな曲。
- ROXANNE「Boys in black cars」7" (1987年)
$5.72
SANDRA似の声で唄う情熱派イタロ・ディスコ。
- SAMMY ALLEN「The dirty dance」12" (1988年)
$6.82
"Slave to love"のような超哀愁曲を少し期待して買ったが、タイトル曲はまったくタイプの異なる曲でイタロ・ディスコですらなかった。カップリング"A
place in my heart"は曲調がらしくないイタロ・ディスコ。
6月30日(日)
バナナレコード岡崎店→Hard-Off 豊川店→GBパラダイス(リサイクルショップ)→ブックアイランド
岡崎店→Hard-Off 岡崎上里店
バナナレコード岡崎店
- NOVEMBER GROUP「Persistent memories」12"
(1983年) \420
女性ヴォーカルの4人組エレポップ・グループの4曲入りシングル(ミニ・アルバム)。ダンサブルな部分もあるがサウンドはダークでAnn
Primのヴォーカルはパンクぽいところもある。"I
live alone","Heart of a champion"のようなネガティヴ指向ながら勇敢さを感じるアップテンポの曲はかっこいい。調べてみると、Ann
Prim(vo/g)とKearney(key)の女性2人はWUNDERKINDというKING
CRIMSONのようなプログレをやっていたそうな。