PAUL'S RECORD CRAZE DIARY - #42 - 48
(ポールのバカ買い日記-第42回〜48回)
ポールって誰だなんて言わないで下さい。ポール・フランクこと荒特派員です。僕も結構レコード買いますが、いゃ、もう凄いです。脱帽です。ファンレーターは、junya-ara@mtc.biglobe.ne.jpまで。
(Sorry! Japanese Only)
第48回
<11/05/01 (月)> 「新品CD大ディスカウントフェア」パート2
そしてもうひとつ同時に届いた箱に次の18枚。
同じく代引き手数料ってのが\300、送料が\400。18枚トータルでの消費税が\697(1枚ごとの表示価格は税抜き)かかりました。
- デペッシュ・モード 『ザ・シングルス'86-'98』
('98) 2CD \1,048
・・・『ブラック・セレブレーション』から『ウルトラ』までのシングルを集めた2枚組。「ア・クエスチョン・オブ・タイム」(フィル・ハーディング・リミックスでちょっとテンポ速め。エラくカッコイイ)、「ストレンジラヴ」(シングル用別編集テイク)、「ビハインド・ザ・ホイール」(なんだか軽めなシェップ・ぺティボーン・リミックス)、「イン・ユア・ルーム」(あまり大差ないブッチ・ヴィグ・リミックス)、「ユースレス」(ほとんど差がないアラン・モウルダー・リミックス)がシングル・ヴァージョン。他に、『ウルトラ』リリース後の'98年にリリースされた、アルバム未収録シングル「オンリー・ホェン・アイ・ルーズ・マイセルフ」、フランスでシングル・リリースされたという「リトル・フィフティーン」(アルバムと同テイク)、なぜか「エヴリシング・カウンツ」の『101』収録のライヴ・テイクが収録されています。
- イレイジャー 『カウボーイ』 ('97) CD \728
・・・10枚目だそうです。ま〜イレイジャー節満載。金太郎飴という言い方もありますが。しかし変わらないですね〜ヴィンス・クラークの作る曲のスタイルって。メジャーコードで分かりやすい展開のメロディーは、OMDあたりにも通じるモノが感じられます。
- リコイル 『アンサウンド・メソッズ』 ('97/'98) CD \728
・・・元デペッシュ・モードのアラン・ワイルダーのユニット。Voでダグラス・マッカーシーらが参加。「ダグラス・・・って誰だったっけ」と思ったらニッツァー・エブの人でした。サウンドは、ほとんど最近のデペッシュと変わってない。『ウルトラ』あたりに入ってても違和感ない曲も。『ハイドロロジー』みたいな実験的なのも今更ちょっとアレですが、本作を聴く限りでは特にこのユニットに関して新味はないような気がするだよ。
- トーマス・ドルビー 『レトロスペクタクル/ベスト・オブ・トーマス・ドルビー』
('98) CD \509
・・・ベスト盤。アンディ・パートリッジとの共同プロデュースによるデビュー・シングル「ライプチッヒ」とそのB面「アージス」が収録されているのがお得(1stのアメリカ盤にも収録されていました)。で、「電波」がシングル・ヴァージョンと書かれていますが、アルバム・ヴァージョンやんけ。ガッカリ。出来れば「ラジオ・サイレンス」のアメリカ盤ヴァージョン(アッコちゃん不参加のバンド・アレンジ版で全然別テイク)を収録してくれると嬉しかった。しかしよ、名曲「クルエル」を未発表曲とか書いちゃいけませんぜ、高橋健太郎さん。
- ホリー・ジョンソン 『ドリームス・ザット・マネー・キャント・バイ』
('91) CD \728
・・・元FGTHのホリーの2ndソロ。1stもヒドかったが、これまた言葉が出ないくらいヒドい。何の工夫もない能天気な簡易ユーロビート・サウンドで、ほとんど全曲同じようなBPM。ザッと聴いたらどれも同じに聴こえる。呆れた。というか情けない。「FGTHはトレヴァー・ホーンのバンドだったのさ」ということを証明しているかのよう。こんだけ中身のないアルバムを聴いたのも久しぶり。聴き終えたときには怒りさえ感じました。何の躊躇もなく、即「駄盤」に決定。
- クラウデッド・ハウス 『トゥゲザー・アローン』 ('93/'94) CD \728
・・・前作で、なぜか正式メンバーとして参加したティム・フィンが再びいなくなった4th(ラスト?)。ティムの代わりというわけではないようですが、新メンバーとしてマーク・ハートというキーボーディストが参加。プロデュースがユース(元キリング・ジョーク)というのでビックリ。「まさかハウスっぽいことやってるのか?」と思ったら、さにあらず。かなりシンプルなサウンド。「イン・マイ・コマンド」とか「ネイルズ・イン・マイ・フィート」あたりの職人芸的ヒネクレ・ポップがカクイーです。もっとアレンジにインパクトが欲しいですが。
- ジェネシス 『ウィ・キャント・ダンス』
('91/'99) CD \509
・・・フィルコリ・ジェネシスのラスト・アルバム。5年ぶりのリリースということもあって、半ば再結成にも近い感触。今更ですが、聴いていてピーガブが歌ってるようにしか聴こえない箇所がやたらあるのに驚き。「ススーディオ」とかではそんなこと思わなかったのに。「ドント・ギヴ・アップ」みたいな曲もあるな。しかし、全体的には悪くはないけど特別良くもないような。中庸ポップという感じ。トニー・バンクスのシンセの音色が妙にダサいのが痛い。このダサさを“プログレ・ジェネシス”のファンは喜ぶのでしょうか。
- ジェネシス 『ザ・グレイテスト』 ('98) CD \714
・・・日本編集のベスト。ピーガブ3曲、フィルコリ12曲、3代目Voのレイ・ウィルソン1曲という構成。初期プログレよりもフィルコリ時代のポップ路線をメインにした印象。ジェネシスについては熱心な聴き手ではないので、初めて聴いた曲も多いです。「ママ」とか重いけどいい曲。「インヴィジブル・タッチ」は今聴くとなんか恥ずかしい。いい曲だけど。3代目Voは、ピーガブとフィルコリに、似てるような似てないような・・・。どっちにしろ、立場的にはツラそうですね。音沙汰ないし。
- フリートウッド・マック 『聖なる鳥』
('69/'91) CD \524
・・・アルバム未収録のシングルを集めたもの。初期のマックなので、ブルースばかりでちょっとメゲます。音もあんまり良くないなぁ。しかし「ブラック・マジック・ウーマン」ってサンタナがオリジナルかと思ってたんですけど、マックのをカヴァーしたんですね・・・不勉強でした。
- フリートウッド・マック 『ブルース・ジャム・アット・チェス
VOL.1』 ('94) CD \524
・・・以前VOL.2の方を先に紹介しましたが、これも元々は2枚組で出ていたもので一応VOL.1。マックと大物ブルースメン達とのジャム・セッション盤。全体的にノッペリした印象です。大物を前に緊張していたのでしょうか。中では「アイム・ウォリード」がなかなか熱くて聴ける。でもやっぱりブルースでまるまる1枚は個人的にはキツイ。
- ポール・コゾフ 『バック・ストリート・クロウラー』
('73/'92) CD \544
・・・若くしてドラッグ過剰摂取のため死んだ元フリーのギタリスト、コゾフのソロ。イエスのアラン・ホワイト、アラン・スペナー、テツ山内、ジョン・マーティンらが参加。「モルトン・ゴールド」という曲はポール・ロジャースVo、アンディ・フレイザーB、サイモン・カークDrで、まんまフリー。嬉しい。ここにジェス・ローデンのHarmony
VocalとラビットのKeyが加わり、シブくキメてます。他、冒頭の「チューズデイ・モーニング」は17分以上ある大作ですが、ちょっと冗漫な気も。
- R.E.M. 『シングルズ』 ('94) CD \728
・・・I.R.S.時代のシングル10枚の両面を発表順に収録したベスト。全20曲。R.E.M.はワーナーに移籍してからの3枚しか聴いたことなかったので、初めて聴く曲ばかり。B面曲はインストとかライヴとかが多くて、ファン向けという感じ。初期のはさすがに演奏が拙いですが、やっぱりメロディーがいい曲が多いですね。マイケル・スタイプの声も結構好きです。「ロックヴィル」「遠くにありて」とかがいいな。「ゼア・シー・ゴーズ・アゲイン」は、どうしてもラーズを思い出してしまいます。この曲のサビ前のリフって、何かで聴いたことあるんですが。
- アダムスキー 『ノーティ』 ('92) CD \728
・・・「ピコ」によると“ハウス界のアイドル”だったという人。ニナ・ハーゲンらがゲスト参加。'90年代初期のハウス、と言うから「今聴くと古いかな」と思って期待してなかったんですが、これはかなりイイ!です。クラブ向けというより、アルバムとして聴ける完成度の高さ。「タイム・カプセル」なんかは歌モノとして十分聴けるイイ曲。アダムスキー自身がギターを弾いてる曲もあり、手を変え品を変えという感じで飽きない。「ヘッド・オン・コリジョン・イズム」は女の子が日本語で「窓が見えます」「木が見えます」「ステレオが見えます」「みんな大好き」「愛してまーす」などと語る曲(後半は歌にもなる)。カラオケみたいだ。このフェアでは他の2枚も売ってたんですけど、コレをもっと早く聴いてたら買ってたのにな。
- ダレン・プライス 『アンダー・ザ・フライトパス』
('97) CD \669
・・・'96年にアンダーワールドのオフィシャルDJとしてツアーに同行したという人。名前が似てるので勘違いしそうですが、ダレン・エマーソンではありません。で、大して期待してなかったんですが、聴いてみたらこれがかなり良いではないですか。クラブで映えそうなトラックが満載です。特に、かなりアンダーワールドしてる「ブループリンツ」(いいタイトルだ)が好き。他のもカッコイイです。多分ほとんど売れなかったと思いますが、聴いて損はないですぞよ。
- アド・エヌ・トゥ・エックス 『アヴァント・ハード』
('99) CD \728
・・・ミュートへ移籍しての1枚目で通算2枚目。1stも持ってます。男2女1の電子音楽ユニット。アナログ・ヴィンテージ・シンセ多用(ジャケでもメンバーがVCS3を持ってたりする)で、シルヴァー・アップルズとかノイ、スペクトラムとかを思わせる、チープでとりとめのないアナログ電子ロック。ドラムが生だったり、その辺かなり意識してやってるのでは。なんだか収拾がつかないような展開の曲とかもありますが、かなり面白い。電子音好きにはたまらんチ(会長)です。
- V.A. 『ザ・ベスト・オブ・ノヴァミュート〜KOMPILATION』
('98) 2CD \1,048
・・・ノヴァミュートのコンピ2枚組。ルーク・スレーター、ファウン(LFOのマーク・ベル)、ダレン・プライス、JB3、スティーヴ・ストール、スピーディJ、プラスチックマン等。ダレン・プライスも2曲入ってます。ファウンもかなり良いです。一番イイのは、JB3「カーブ」のデイヴ・エンジェル・ミックス。バケットヘッズあたりを思わせるディスコ系。逆に同じくJB3「フォークリフト」は、ルーク・スレーターのリミックスになってますが、これはオリジナルの方が断然良い。ラストのスピーディJはこの中では異色。
- dip 『love to sleep』 ('95) CD \873
・・・前々から気になっていた、ヤマジカズヒデのバンド。ん〜、ギターはカクイーが歌が弱い。ヤマジの詞が評判いいらしいですが、私的にはちょっと抵抗あり。そういう意味で英詞の曲の方が良かった。しかし、こう轟音ギターで隙間という隙間を埋めたような音は疲れまする。
- ピンク・フロイド 『光〜PERFECT LIVE』
('89) VHS \1,182
・・・ギルモアズ・フロイドの'87〜'88年のツアーのライヴ・ビデオ。こないだの『P・U・L・S・E』と7年ぐらい間があいてるのに、編成とか構成とか仕掛けとかスクリーンの映像はほとんど変わってないんですな。もちろんメンバーは若いけど(ニックは太ってたなぁ)。しかし興奮する観客の映像がスローになったり、妙にドキュメンタリーちっくな編集はいただけない。それと、『P・U・L・S・E』もそうでしたが、エレポ好きにとっては、元インダストリーのジョン・カーリンがKeyで参加してるので要チェケラ〜です。しかし女性コーラスの一番右の人、・・・美しい♪
<11/06/01 (火)>
同じく1日にオーダーしてあった分が、1日遅れで届いた。
これも代引き手数料\300、送料が\400。18枚トータルでの消費税が\608(1枚ごとの表示価格は税抜き)かかりました。
- デペッシュ・モード 『ソングス・オブ・フェイス・アンド・デヴォーション・ライヴ』
('97) CD \509
・・・同名アルバムの曲順通りに収録したライヴ。とは言え、実際にアルバムの曲順通りに進行したわけではないので、色んな場所で収録されたものが入っています。アルバム出たばかりのライヴなので、アレンジ面でオリジナルと大差ないですが、なかなか熱い。デイヴ・ガーンは客を煽るね。で、よく客に歌わせる人ですな(^_^)。
- V.A. 『ザ・ベスト・オブ・ミュート』
('98) CD \728
・・・本国イギリスではプロモーション用に制作され、一般発売はされなかったというコンピを日本でだけ単独リリースしたCD。日本盤でパン・ソニックが入ってるのは珍しい。デペッシュやイレイジャーは当然入ってます。ライバッハは、こりゃもうデス・メタルですな。ピーチの曲はIZAMがソロでカヴァーしていた「オン・マイ・オウン」という曲。
- オインゴ・ボインゴ 『ベスト・“オ”・ボインゴ』 ('91) CD \728
・・・'85年以降の、MCA時代を中心にしたベスト('90年発表の『ダーク・アット・ジ・エンド・オブ・ザ・トンネル』からが多い)。A&M時代の1stのタイトル曲、3rdから2曲、ダ二ー・エルフマンのソロ『So-Lo』からも1曲収録。他、アルバム未収録で、サントラに提供した曲が多く収録されています。「ビバリーヒルズ・コップ」、「ゴーストバスターズU」、「初体験リッジモント・ハイ」など、結構メジャーどころが多いのには驚き。でも知ってる曲はなかった(T_T)。サウンドは、スカコア(と言うのか?よく知らんが)的と言うか、ホーンが入ってスカっぽい感じの曲が多い。レピッシュとか思い出した。あとは、やっぱディーヴォですな。「ときめきサイエンス」なんか「ディスコ・ダンサー」みたいなフレーズが出てくる('85年の曲なんだが)。サウンドは耳に残りますが、メロディーの印象は希薄。
- シド・バレット 『オペル』 ('98) CD \509
・・・アウトテイク、デモ、未発表曲などを集めたレア・トラック集。ほとんど弾き語り。中には演奏がソフト・マシーンの曲とか、クレジットがないので確証はないものの、どうもフロイドっぽいサイケなインストがあったりして楽しめる。音もいいし。しかし今回の再発のため、新たに加えられた6曲の別テイクは、ちょっと音が悪い。
- グランド・ファンク 『アメリカン・バンド』
('73/'95) CD \509
・・・トッド・ラングレンがプロデュースしたアメリカのハード・ロック・バンド。アルバムは全米2位、タイトル曲は全米1位になったとか。売れたのねぇ。全然知らなかったけど。トッドと言われれば「そう言えばこの、音のモコモコ具合はトッドっぽいかもしんない」とは思うかもしれませんが、トッドにしてはかなりストレートなサウンド作り。あまりヒネくれたことはしてないですね。だから売れたんでしょうかね。
- グランド・ファンク 『輝くグランド・ファンク』
('74/'97) CD \509
・・・こちらも同じくトッドがプロデュース。前作よりスッキリした音で、ギンギンのハード・ロックだけじゃなく、ポップな曲やソウル風、ブルース風ありと多彩。あの「ロコモーション」を結構ストレートにカヴァーしていてビックリ。ジャケは、ユーミンがパクッたことでも有名な3Dジャケ。もちろんCDではメガネは取り外し不可能。
- ザ・バーズ 『ザ・バーズ(タイトルのないアルバム)』
('70/'94) CD \524
・・・元々は2枚組で出ていたアルバムで、前半がライヴ、後半がスタジオ録音。もうオリジナル・メンバーはロジャー・マッギンしかいません。ライヴは予想以上に熱い。アナログてB面全部を使った「霧の8マイル」は大即興大会で16分にも及ぶ。これがまたイイのよ。ライヴの熱さの後に聴くと、スタジオ編は妙におとなしい感じ。ムーグを使った「飢えた惑星」とか、メンバーのスキップ・バッティンが仏教に傾倒していたということで“南無妙法連下華経〜”という呟きが聴ける「ウェル・カム・バック・ホーム」が面白い。
- ザ・バーズ 『ファーザー・アロング』
('71/'94) CD \524
・・・実質的なラスト・アルバム(この後、オリジナル・メンバーで再結成するんだが)。冒頭、いきなりストーンズ系のロックンロールから始まってビックリ。しかし後はカントリーやフォーク・ロック調と、いつもの感じ。変人として有名なキム・フォウリーが数曲で共作で参加しているのには驚いた。
- ジェイムス・テイラー 『JT』
('77/'95) CD \524
・・・この人のアルバムを聴くのはこれで2枚目。細野さんが『HOSONO
HOUSE』を作る際にヒントにしたという『ワン・マン・ドッグ』を聴いて以来です。基本的には変わってない、SSWモノ。和みます。中でもいいのは「人生の秘密」。ちょっとパイロットの「ラヴリー・レディ」を思わせる曲調。天気のいい日に、干していた布団を入れながら聴いてたんですが、これが見事にハマりました。ほのぼの。
- ジェリーフィッシュ 『ベリーバトゥン』
('93/'96) CD \509
・・・これは以前友人に借りて聴いてました。今回買った再発盤はライヴ・テイク6曲を追加。初めて聴きました。ウイングス「ジェット」やバッドフィンガーのカヴァー等もあり。まずまずです。本編の方は、久々に聴きましたが、やっぱり『こぼれたミルク〜』よりは劣るかな。
- 2K 『ザ・ミレニアム-ジャパン・オンリー・ミニアルバム』
('97) CD \571
・・・全然カスリもしなかったKLFの再結成シングル。当時、『ホワイト・ルーム』も“ダセェ!”と思ってすぐ手放しちゃったし、このシングルもほとんど焼き直しだし、はっきり言って全っ然面白くない。原曲自体ショボいのに、2曲各3ヴァージョンずつなんて至極退屈。この人たちって奇行が売りだったようだから、それがなかなか届かない日本では、ちょっとこの人たちの受け方は理解しにくい部分がありましたよね。『Acid
Brass』(デリック・メイや808ステイト等のテクノの有名曲をブラス・バンドがカヴァーした珍盤)でやってた「ホワット・タイム・イズ・ラヴ?」を引っ張り出してきたアイデアはなかなかだと思いましたが。
- アモン・トビン 『スーパーモディファイド』
('00) CD \669
・・・去年の同フェアで『ブリコラージュ』というアルバムを買いました。ニンジャ・チューンのDJです。ん〜、『ブリコラージュ』の方が好きかなぁ。カッコイイとは思うんだがな。前作の「Chomp
Samba」みたいな「お!」という曲がないな。音的にはルーク・ヴァイヴァートに通じる部分があったりして面白いです。
- イーダ 『メロディー・イン』 ('94) CD \669
・・・元ライドのアンディ・ベルの奥さん(21歳)、イーダ・オリヴェロスの1st。アンディやイアン・マクレガンらも参加。以前、なぜか友人が持ってたので借りて聴いた憶えがあります。アコースティックなカントリー調ポップスばかり。和む。11曲中8曲がオリジナル(アンディとの共作含む)。イーダの声はキレイ。ですが、サウンドは土臭くて素朴。Fがいい出来。
- レス・バクスター 『アフリカン・ブルー』
('68/'93) CD \669
・・・モンドもの。アーサー・ライマン等と一緒にリリースされたSUBURBIA
SUITE監修の1枚。例によって小西某氏がライナー書いてます(^_^)。内容は、タイトルからイメージした感じとは違い、ボサノヴァ中心でほとんどエキゾな感じ、及びアフリカンな感じはないです。ちょっとセルジオ・メンデスを思わせる部分も。BGMにするにはかなりの気持ち良さ。Good。
- ヒカシュー 『丁重なおもてなし』
('91/'95) CD \524
・・・Q盤再発。タイトル曲はこないだBSでやってたライヴでも披露していた曲。他の曲もそうですが、歌詞がかなり面白い。実験的なインストや9分近い大作「大航海」なんてのもアリ。ちょっと重めの曲が多いかも。でも、やっぱりヒカシュー好きだな。
- ヒカシュー 『はなうたはじめ/Humming
Soon』 ('91/'95) CD \524
・・・こちらも再発盤。「びろびろ(プヨプヨに対抗して)」は件のBSのライヴで聴いてメチャメチャ耳に残った大好きな曲。たまに意味なく「ヌゥ!」とか歌ってしまう(^_^)。他、インストも結構多いですがかなりの好盤。「はなうたむすび」はまんまイノヤマランドな音ですな。ところで『丁重な〜』もそうなんですが、このQ盤ってのも困りもので、ただの4つ折の歌詞カードはメンバーのクレジットはおろか、作曲者のクレジットやゲスト、プロデューサーなどのクレジットが抹殺されております。いくら再発に金はかけられないとは言えこれでは不親切極まりない。オリジナル盤を中古で見つけたら絶対買い直すつもり。Q盤はオススメしません。
- エブリシング・プレイ 『ルールー・モナムール』
('97) CD \657
・・・ワールド・スタンダードの『アロー!』路線のポップス・アルバム。鈴木惣一朗氏の作るモンドなインストとか『ポッシュ』、『エヴリシング・プレイ』とかの諸作って、“一体どこが面白いのか”とか“ホントに面白いものを作ろうと思って作ってんのか”とか色々考えてしまったり、聴いた後あまりに無感動な作品が多いんですが、このアルバムはかなりポップで面白いです。全8曲で30分に満たないので聴きやすい。女性Voは大貫妙子を意識してんのかな。ハイファイセットの女の人にも似てる気がするけど(ココ見てる人にはマイナーか)。ただ、作った本人が長々と曲解説したりアルバムに対して客観的っぽい意見書いたり元ネタばらしたりするのって、自己満足的ですごくカッコ悪いと思います。シラけるのでほどほどにしましょう。
- 遊佐 未森 『ALOHA MIMORITA LIVE SHOW
at BUDOKAN Nov.10.1994』 ('95) VHS
\1,602
・・・武道館でのライヴ。本人が武道館へ入場〜楽屋シーンもアリ。各メンバー、スタッフらとの挨拶までアリ(喋り声は子供っぽい)。メンバーは大村憲司g(感慨深いですなぁ)、寺師徹(スカパラ)g、渡辺等B、重実徹Key、村上ポンタ秀一Dr等と豪華。実はアルバム全部聴いたわけではないので、「瞳水晶」ぐらいしか知ってる曲がなかった。フラダンスもアリ。
<11/09/01 (金)>
同じく新品CD大ディスカウントフェア。5日に再度オーダーしたものが届く。
これも代引き手数料\300、送料が\400。6枚トータルでの消費税が\255(1枚ごとの表示価格は税抜き)かかりました。
- クリストファー・フランケ 『聖なる予言-音楽の旅』
('96) CD \728
・・・タンジェリン・ドリームの全盛期を支えたメンバー、クリストファー・フランケが同名の小説(精神世界的なモノ)を音楽化したもの。まぁニューエイジ・シンセ・ミュージックなんですが、タンジェリン好きとしてはなかなか聴き応えがあります。'80年代後期のタンジェリン的な音も随所に出てきたり(特に『アンダーウォーター・サンライト』的)して、この人のタンジェリンへの貢献度が大きかったことがよく分かります。
- スティーヴ・ウィンウッド 『ジャンクション・セヴン』
('97) CD \728
・・・トラフィックのアルバムは聴いたことあります(1stだけ)が、ソロは初めて。プロデュースがナラダ・マイケル・ウォルデンというので期待薄でしたが(この人たしか荻野目ちゃんも手掛けてたな)、予感的中。すごく軽めのサウンド。ヴォーカルはいいのに。しかし本当に顔と声が合ってない人だ。黒人が歌ってるとしか思えない。スライの「ファミリー・アフェアー」なんかもやっとりますが、これはあまり面白くない。
- フランシス・ラッフェル 『硝子の天使』
('94) CD \728
・・・ミュージカル中心に活動しているという女優さんのアルバム。プリファブ・スプラウトのパディ・マクアルーンが「神様の子どもたち」という曲を提供しているというので購入。打ち込みサウンドで、メロディーはいかにもな感じ(リズムに遅れる)ですが、言われなければ分からないかも。他、懐かしやマルティカのカヴァーも。アン・ダッドリーが参加しているらしいとの記述もアリ。全体的にはコンテンポラリー・ポップスという感じ。FMっぽいです。
- バットホール・サーファーズ 『インディペンデント・ワーム・サルーン』
('93) CD \873
・・・テキサス出身の、ガレージ系アングラ・ハードロック・バンド。当時音楽誌で評判が良かったので気になっていたモノ。もっと変なものかと思っていたら、意外にマトモな音。インディーズで有名になったバンドがメジャーから出すと妙に小奇麗な音になっちゃう典型かも。プロデュースは元ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズ。しかしゲロ吐く音は、さすがに不快だわ。
- DJフード 『カレイドスコープ』
('00) CD \669
・・・ニンジャ・チューンもの。DJフードってずっと個人名かと思ってたんですが、ストリクトリー・ケヴとパトリック・カーペンターの二人組だったのね。で、初期DJフードってこの2人はまだいなくて、なんとコールド・カットが契約の関係上作った別名義だったそうで、実質“初期DJフード=コールド・カット”だったとのこと。知らなかった。で、メジャーとの契約が切れて別名義を使う必要もなくなって、結局、途中から入ったケヴとカーペンターの二人組になったのが今のDJフードだとのこと。ややこしい。ゲストで元トータスのバンディ・K・ブラウンらが参加。ジャズねたが結構多い。実験的なトラックが多く、聴いてて飽きないしかなり面白い。楽しめます。最後に竹村延和リミックスが入ってますが、この人のやった曲で初めて面白いと思った。ペターッとしたリズム・マシーンの音色もイイ。なかなかの収穫。出て1年半で廃盤てのは納得できない好盤。
- DJアサルト 『ベル・アイル・テック』
('00) CD \669
・・・デトロイト出身のDJ。これは自身が過去に発表したトラックをDJミックスしたアルバムで、全38トラック、ノンストップになっています。「スリラー」での笑い声や「ビリー・ジーン」のリフが出てきたり(レジデンツみたいだ)、かなりフザけた感じで楽しめる。マイアミ・ベースならぬ“デトロイト・ベース”と呼ばれるサウンドは、ブッといベース音とドラムンベース〜エレクトロ〜ヒップホップ等ゴッタ煮的サウンドに雑多な上モノが特徴。しかしジャケはすごいね、これ。男が女の尻を持って自分の股間に・・・(いわゆるバックスタイル)。デトロイトのストリップ・クラブの様子らしいですが、これをジャケにする神経がすごい。
<11/12/01 (月)>
トニマンMLでのご縁で、tontinさんからネオアコ系カセット・テープ3本到着(そのうち1本紹介)。以前送ったCD-R(トニマン作品集と個人的オススメ・エレポ集)のお礼だそうです。嬉。
うち2本は、原田知世、ポート・オブ・ノーツ、ヴィーナス・ペーター等が入ったtontinさん選曲のコンピ。サイモンとガーファンクルがハーパース・ビザールの「フィーリン・グルーヴィー」をやってたとは知りませんでした(やたら短いけど^_^)。いいですね、これ。最後、いきなり吉田日出子が2曲入ってて、その選曲の妙に驚きました(^_^)。加藤登紀子+坂本龍一『愛はすべてを赦す』・『夢の人魚』を思わせる、昭和20年前後のキャバレー歌謡(?)の世界。シブイ。同封されていた手紙が思いっきり女の子文字で思わず胸キュン♪
多謝。
- penny arcade 『penny arcade』 ('92) Cassette ジャケはタイトルをクリック!
・・・ネオアコ系のバンドだそうです。全然知らなかったので、色々調べました。ギターの人はこの後ヴィーナス・ペーターを、ドラマーの人はBOXレーベルのGrimm
Grimmsってバンドにも参加したみたいですね。ちょっとサロン・ミュージックを思わせる部分もある(男女2人で拙く歌うからでしょーか)ポップなネオアコですが、B面のラスト、「今までの爽やかな感じは前フリだったんだよーん」と言わんばかりの強烈なフィードバック・ノイズに面食らう。カクイー。もしかしてスペースメン3とかも聴いてたりするのでしょうか。
<11/13/01 (火)>
悪名高きhmv.co.jpから、8月17日にオーダーしていたものがよ・う・や・く、届いた。なんだかサイト・リニューアルで大幅見直しだとか何とかの効果か?
汚名返上なるかどうか。・・ま、大して期待してないけどさー。だって同じ頃オーダーしたCDがあと4枚まだ届いてないもんにー。
- GIORGIO MORODER 『E=MC2』 ('79/'01) CD \2,353
・・・やっとこさ再発。日本盤『相対性理論考』を高校の頃「えとせとら」で\1,600で買ってから、輸入盤ではたまに見かけたもののほとんど中古でも出回ってなかったテクノの基本盤。音もすごく良くなってて良いです。『BATTLESTAR
GALACTICA』と『LOVE'S IN YOU〜』(クリス・ベネットとの共作)から1曲ずつ拝借したボーナス・トラックはかなり無理がありますね。それぞれ単体でCD化してくれたら無用だからねぇ。あとは『EINZELGANGER』(モロダーの変名でクラスター的ジャーマン・シンセ・サウンドの逸品)をCD化キボンヌ。
<11/13/01 (火)>
これがラスト。しつこくオーダー。新品CD大ディスカウントフェアからです。買おうか迷ってたものや見落としてたものを12日にオーダーしました。他にもアダムスキーやデペッシュのリミックス、カーターUSM、ナーヴ・カッツェ、ELO
PART U、ポール・キャラック、シンプル・マインズなど、かなり迷ったんですが結局買わず。とは言え今年も大収穫でした。満腹ですわ。また来年も頼むよーん!
代引き手数料\300、送料が\400。5枚トータルでの消費税が\168(1枚ごとの表示価格は税抜き)かかりました。
- 8分のバニラ 『lamb charmer』 ('96) CD \873
・・・男女二人組のテクノポップ・ユニット。プロデュースは成田忍氏。ヴォーカルはいわゆる幼児声で、ハイポジとか、古くはきどりっことかに通じるモノ。とにかく既聴感が強く、新鮮味に乏しい。MARQUEE的とも言えるかも。それと、鼻をかむ音は不快です。
- エリック・ソン(孫耀威) 『Voices』 ('98) CD \571
・・・中国系のアイドル(男)のミニ・アルバム。高橋幸宏氏が4曲プロデュース(うち1曲は同じ曲の英語版と北京語版)。「LADY
MOON」は思いっきり幸宏節で笑ってしまう。東芝EMI時代の幸宏調ですね。ソンの歌い方もまんま。でもすごくいい曲。「ASIAN
LOVE」も良いです。あと1曲は「愛はつよい」のカヴァー(英語版)。ライナーに、ちっちゃく2ショット写真があります。あまりの写真の小ささに首をかしげる(と共に笑ってしまう)。冒頭と最後の日本語メッセージはいらない。
- ミートローフ 『地獄のロック・ライダー』
('77/'94) CD \524
・・・トッド・ラングレン・プロデュースのふとっちょシンガーのアルバム。ユートピアのメンバーも全員参加。仰々しい盛り上がりのハード・ロックが多い。ロック・ミュージカルの如く展開が激しいです。「66%の誘惑」は、ユートピアの「MATED」を思わせるフィリー・ソウルな曲調にグッとくる。「ロックン・ロール・パラダイス」はロカビリー〜ファンク〜ハード・ロックとどんどん展開する。ハード・ロックの部分ではクイーンを意識したようなアレンジに。全米でバカ売れしたというのが不思議な、クセの強いアルバム。
- ピーチ 『オーディオピーチ』 ('97) CD \728
・・・ミュートらしからぬ、♀1♂2のポップな3人組。ジャケから連想したのはセイント・エティエンヌ。前半はまあまあいいんですが、中盤から後半にかけて急にパラパラ系ユーロビートに。なんじゃこりゃ。BUGGLEさんが「ピーチは、半分は良いよ」と言ってたのはこういう意味だったのか。
- ポウシュ 『ソー・ホワット』 ('98) CD \728
・・・「OMD、YMO、デペッシュ・モード、テレックス、スパークス、コックニー・レベルあたりがルーツだ」というエディ・ベングストンを中心にしたスウェーデンの3人組。“Page”と書いて“ポウシュ”と読む。ディストーション・ギターの音もシンセで模倣してたり、「使ってる楽器はシンセのみ」というだけあって悪くはないんですが、いかんせんメロディー感覚が古臭い。60'sっぽい曲とかあったりと、OMDのダメな部分(^_^)に影響受けちゃったのかな、とか思ったりして。歌もヘタなので、声の録音に工夫が欲しい。
<11/15/01 (木)>
なおみ@がぶ蔵さんから、P-MODEL秘蔵音源CD-R、8枚(!)が到着。いや〜、『ワン・パターン』からのPファンとしては、これはメチャメチャ衝撃ですわよ。あまり細かく書くとちょっとアレなので割愛しますが、個人的には2001年No.1の衝撃だなや。しかし、いるとこにはいるもんですね。ありがてーこってす。ご自身のHPにてトレードをしているので興味のある方は覗いてみてはいかがかと。見た目コワイかもしんないけどいい人よ♪
ちなみに僕チンは、一風堂3枚と、Pのレアトラック集+一風堂パクリ元ネタ曲等を焼いてあげました。多謝。
第47回
<10/14/01 (日)>
池田亮司(Ryoji Ikeda)のコンサートを見に、恵比寿ガーデンホールまで行ってきました。まぁ・・・、色々と言いたいことは山ほどあるコンサート(あえてライヴとは言わない)ではありましたわ。1時間もやらなかったし結局本人は最後まで出てこなかったし・・・(@_@)。で、観終わって余韻に浸ることなく(コンサートそのものを“見なかったこと”にするかの如く)サッサと新宿のタワーレコードへ。「ストレンジ・デイズ」11月号(ジェスロ・タル特集)と「STUDIO VOICE」11月号(ポストテクノ/エレクトロニカの新世紀)も購入。
- 平沢 進 『SOLAR RAY』 ('01) CD \2,999
・・・ソーラー・システムを使用してレコーディングされたというセルフ・カヴァー・アルバム。ソロの曲をP-MODEL形式でピコピコ・アレンジしているという。発売前に公式HPでサンプル聴いた時点で「・・・ちょっとキビシイなぁ」と思ってましたが。案の定。正直言ってツライ。『LIVEの方法』の時のような「ぉわ。原曲と全然違うやんけ〜スゲ〜」というのがない。ほとんどメロディーは崩してなく、単にシーケンス・フレーズ重ねてチョイチョイと、てな感じ。「ソーラ・レイ2」ぐらいか、メロディー崩してるのは。まぁ、ソーラー・システムを利用して手っ取り早く何が出来るか、と考えたらセルフ・カヴァーだったと。そんなところですか。平沢氏にしてはひどく後ろ向きな印象のアルバムであります。もっと頑張ってください。
- スネークマン・ショー 『ラジオ・スネークマン・ショー
Vol.01』 ('01) CD \2,500
・・・諸般の都合でVol.4以降の発売が危ぶまれているシリーズのVol.1。「とりあえず1枚だけ買っとこう」と思って買ったんですが。しかし「ジャンキー大山」はオモロイ。何回聴いても笑ってしまふ。逆に「凧上げ」みたいなかなりしょーもない駄ネタも入ってます。「あなたは名探偵」もヒネリのないストレートなネタですな。あと、フォリナーとかフェイセスとか、曲がつまらないんですけど。Nobody
Knows(誰?)って1曲目はいいんですが2曲目のラップはとばします。
- HUMAN LEAGUE 『SECRETS』 ('01) CD \2,720
・・・Papillonという、あまり聞いたことのないレーベルに移籍しての新作。前作『オクトパス』はいい曲が揃っててかなり好きでしたが、この新作はちょっと小粒かなぁと。メロディーが単調な気がします。ヒューマン・リーグってこうして見ると、いいアルバムとそうでもないアルバムを交互にリリースしてる気がするんですが(^_^)。ということは、次作に期待しましょう。尚、1月にボーナス・トラック5曲付きで日本盤が出るそうです・・・失敗した・・・。
- エイフェックス・ツイン 『ドラックス』
('01) 2CD \3,360
・・・5年振りの新作2枚組。内容は、今までの総決算という感じで、新機軸はナシ。ドリルンベースとアンビエントっぽいのと。あと、妙にピアノの小曲が多いのは謎。プリペアド・ピアノを使ってる曲もある。ハッキリ言ってドリルンベース系の曲は飽きた。もういいです。2枚組はちょっとキツイかな〜と思ってはいたものの意外とアッサリ聴けてしまう。「次は何かあるだろう」と期待しつつ聴いてたら最後まで行ってしまった、というのが本音か(^_^)。Disc1の「GWAREK2」てのが変な曲で妙に惹かれる。
<10/27/01 (土)>
「ディスクユニオン北浦和店」へ。
- プリファブ・スプラウト 『ザ・ガンマン・アンド・アザー・ストーリーズ』
('01) CD \2,520
・・・トニー・ヴィスコンティのプロデュースによる久々の新作。ウェンディが辞めてしまったのは正直かなりショック。パディと弟との2人編成とは言え、弟の貢献度がどの程度のものなのかよく分からないので、ほとんどパディのソロ・アルバムと言ってもよいでしょう。でも「(こんな感じの曲前にもあったな・・・)」というのもチラホラと。パディ節と言えば聞こえはいいものの、ちょっとマンネリ感も。でも、8分近くある大作「ザ・ガンマン」にはジ〜ンとしてしまう僕チンなのでした。CD
Extraで入ってるPVは、ま、普通です。
- フランク・ザッパ&ザ・マザーズ・オブ・インヴェンション
『ワン・サイズ・フィッツ・オール』
('75/'01) CD \2,548
・・・紙ジャケ再発で買い直し。う〜ん、やっぱりこのアルバムが自分が聴いた全ザッパ作品の中でも1番好きだなぁ。「インカ・ローズ」、「フロレンティン・ポーゲン」、「サン・ベルディーノ」、「アンディ」とか、ホント名曲揃い。変拍子だの早口でまくしたてるような歌詞だの激早弾きだのと、初めて聴いたとき(高校の頃)は相当ビビリました。思い入れも含めてのNo.1です。ただ、紙ジャケにしただけの再発なんで、音質に関しての変化はないのがサビシ〜。
- アンディ・パートリッジ 『テイク・アウェイ』
('80) LP \1,870
・・・「Go 2」とのカップリングCD『エクスプロード・トゥギャザー』は持ってますが、一応アナログ買いました。ライナーが坂本龍一+後藤美孝の対談だし。聴いたのはかなり久々ですが、やっぱり面白い。もはや一周して古臭さは感じられなくなってます。好きなのは「怒りの未来信者」と、「コマーシャリティー」(コマシやりてぇ♪としか聴こえない)、それとどう聴いてもロビン・スコットを意識してるとしか思えない「カイロ」かな。
- ポール・マッカートニー&ウイングス 「心のラヴ・ソング」
('76) 7" \420
・・・別にこないだの「ストレンジ・デイズ」でポール・マッカートニー特集をやってたから買ったというわけではないです。こないだラジオでかかってて、「ちょっとパイロットみたいでいいなぁ」(ホントは逆だが)と思ってたところ、シングルが見つかったので試し買い。ん〜、ラジオで聴いたときはもっといいと思ってたんだが(^_^)。ま、悪くはないですけど。B面はリンダVoのシンプルなR&R。どーってことないです。
<11/05/01 (月)>
毎年恒例の「新品CD大ディスカウントフェア」がやってきやがりました。去年までは会場でやってたんですが、今回からはネット上でのみということで。あの会場の熱気が恋しい〜という気もしますが(ガンの飛ばし合いや割り込みした奴とのどつきあいも懐かしい)。去年は朝4時起きで東京ビックサイトへ行き、寒さの中数時間並んでから買い、大量のCDを抱えヒィヒィ言いつつ帰ったのはいい思い出だすな。オーダー開始は11月1日からで、それ以前に商品チェック期間を設けてくれたのは有り難や。で、一応全部ザーッと見て、欲しい商品をチェックし、合計金額も計算し(^_^)、1日は有給を取り(=^_^=)、いざ午前9時から開始。・・で、これがまた混雑でなかなか繋がらない。んでもってしばらくしたらこないだのEG
STREETの時と同じくサーバーダウンし、しばらく全然繋がらず。思わずモニターに向かって中指立てる僕チン。でお昼過ぎぐらいにようやく繋がるようになったものの、お目当ての商品のいくつかはすでにSOLD
OUTになっていた。ガッデム。シット。サノバビッチ。それでもバババッと目をつけていたCDを次々とカゴへ。カゴへは最大18枚までしか入らないので、とりあえず18枚ずつ3回に分けて合計54枚オーダー。ウキー♪
まずは最初の18枚。代引き手数料ってのが\300、送料が\400、18枚トータルでの消費税が\756(ですので1枚ごとの表示価格は税抜きです)かかりました。
- デペッシュ・モード 『ザ・シングルス'81-'85』
('98) CD \728
・・・タイトル通りの初期〜中期シングル・ベスト。シングル用ミックスだったりとか、「ゲット・ザ・バランス・ライト」「シェイク・ザ・ディジーズ」のようなアルバム未収録曲があったりして嬉しい。リマスターもされてて音もすごく良くなってる。日本盤のみのボーナス・トラック(既発レア・リミックス)も2曲あり。カーステには最適。
- イレイジャー 『ポップ!ザ・ファースト20ヒッツ・プラス』
('98) 2CD \932
・・・イレイジャーって実は1〜2枚しかアルバムを聴いたことがないので、こういうシングル・ベストは有り難い。このCDは、'92年にリリースされたシングル・ベストに、さらにその後にリリースされたシングルをプラスした1枚組の再編集盤。初期のは、アンディのヴォーカルがすごくアリソン・モイエっぽい。中期になると、バラードものは何故かマーティン・ゴアそっくりな歌い方(ヴィブラートなど特に)なのが面白い。しかしヴィンス・クラークの曲作り&サウンドって、デペッシュ時代から一貫してますね(^_^)。
- 石野卓球企画監修 『アーリー・ミュート・セレクション「ザ・サイエンティフィカリー・チューン」』
('98) CD \728
・・・卓球選曲による初期ミュートのベスト。シリコンやノーマルなどはCDで既に持ってますが、ロバート・ゴール、DAFのケバブ・トラウムなどの収録は嬉しい。リエゾン・ダンジュルーズが権利関係上収録できなかったのは残念(輸入盤のミュート・コンピ『Nervous
Systems』ってのには1曲入ってますよ)。
- カジャグーグー&リマール 『シングルズ・アンド・モア』
('96) CD \728
・・・カジャグーグー5曲(うち12インチから2曲)、リマール抜きのカジャグーグーが4曲(うち12インチから1曲)、カジャが1曲、リマールのソロが7曲(うち12インチから2曲)という構成のベスト。リマールのソロはどれもつまらないし、カジャが1曲だけというのは解せない。リマールの声あってこそのカジャグーグーという気もしますが、やはり独り立ちしてからはサウンド的に全然魅力がないです。『アイランズ』と『KAJA
3』はメロディーもいいのが多いので単独CD化希望。オリジナル・メンバーで再結成とかしないかな。したら笑うが。
- キリング・ジョーク 『デモクラシィ』
('96) CD \728
・・・復活第2弾。とは言え、ユースがプロデュースしてはいるものの、ドラマーがジェフ・ダグモアなる人物に替わっている(前作発表後のツアーのとき既にオリジナル・ドラマーのポール・ファーガソンはいなかったらしい)。ということは、帯に書かれている“オリジナル・ラインナップでの復活第2弾”はウソ、ということになります。で、内容の方は、前作がナイン・インチ・ネイルズに似過ぎ、など色々言われたのを反省したのか、バンド・サウンド主体で打ち込みも減っています。なのでかなり全盛期に近い感触でカクイーです。ま、疲れますが(^_^)。ヴォーカルのジャズ・コールマンが現在は指揮者として活動中、ってのも意外過ぎてついていけまへん。
- カン 『サクリレッジ(冒涜)』 ('97) 2CD \1,048
・・・カンのリミックス盤2枚組。ジ・オーブ、U.N.K.L.E.、カール・クレイグ、ウエストバム、システム7等のリミックス盤常連のメンツから、ソニック・ユース、ブライアン・イーノ等のちょっと意外組、ピート・シェリーやブルース・ギルバートのような“なんで?”組まで。そもそも「カンのリミックス」という企画自体“ゲッ”という感じなのですが、出来の方もさにあらず。一番期待していたオーブも意外とアッサリめ。イーノは短めで手抜き。結局リミックス盤って、オリジナル・ヴァージョンの引き立て役でしかないのかな、という結論に。
- ドノヴァン 『グレーテスト・ヒッツ』
('69/'91) CD \524
・・・'69年に発売されたベスト盤をCD化したもの。ビート二クスがカヴァーしていた「Wear
Your Love Like Heaven」目当てで買いました。ん〜、やっぱりこの中ではこの曲が一番いいなぁ。でもビート二クス・ヴァージョンの方が好き(^_^)。他は、期待してた割にはまあまあといった印象でした。
- ウィリアム・オービット 『ザ・ベスト・オブ・ストレンジ・カーゴ』
('99) CD \728
・・・'83〜'92年までの『ストレンジ・カーゴ』1〜3までと、「Water
from a Vine Leaf EP」から選曲されたベスト。おそらくマドンナ効果によるリリースだと思われます。トーチ・ソングは好きだったんですが、こちらはどうも・・・。ニューエイジとも言い切れない、かと言ってクラブ向けテクノでもない。ブレイク・ビーツ多用で、流れるようなリスニング・テクノが展開される。ひと昔前のアンビエント・ハウスのような音で、どうにも引っ掛かりがないです。
- シェイメン 『ヘンプトン・マナー』 ('96) CD \728
・・・全曲インストによるアルバム。前作『Axis
Mutatis』は聴いてませんが、これは『ボス・ドラム』と比較すると寂しい出来ですな〜。ま、テクノとして聴けばそれなりに聴けないこともないんですが、ほとんど4つ打ちで特別個性もないし、シングル・ヒットはまず無理。「イビ二ーザ・グード」とかでBEAT
UKの常連だったシェイメンは何処へ。
- スヴェン・ヴァス 『フュージョン』 ('98) CD \728
・・・もはや過去の人というイメージしかないスヴェンの復帰作。実はヒットした『アクシデント・イン・パラダイス』も当時そんなに好きじゃなかったんですけどね。EYE
Qとかハートハウスのコンピ聴いたりしたけど、どれもそんなに良くなかったな(ハードフロア除く)。で、本作。これがかなりイイ。かなり緻密に作りこんでてアイデア豊富。聴いてて飽きないしカッコヨイよ。弁髪したりしてた当時のハデなルックスとは比較にならないほど見た目は地味になっちゃったけど、アルバムは出来がいいから聴いてあげようよ。
- ルーク・スレーター 『ワイアレス』 ('99) CD \728
・・・一時期ハマって、必死に情報を集めたりしていたこともあるルーク・スレーターのアルバム。ブレイク・ビーツ中心で、ややエレクトロ寄りの音。以前、Planetary
Assault SystemsやMorganistic、7th plainなど変名でやたら作品を連発していた頃に比べると、ちょっと精彩がなくなってきた気も。前作『フリーク・ファンク』も今ひとつだったし。気になる存在ではあるので、またひとつガツンと言わしてほしいとこです。
- コールド・カット 『レット・アス・リプレイ』
('98) CD+CD-ROM \757
・・・原曲知りませんが、YMOの御三方がリミキサーとして参加しているので購入。教授はOval系電子音+ヴォイス・サンプルで往年の実験的精神が甦っています。「Water
is Life」とか思い出したりして。幸宏氏は“with
Die 2”名義での共同リミックス。幸宏氏らしいといえばらしい仕上がり。歌乗っけても良さそう。細野さんも、らしい出来でニンマリ。3人とも手抜きしてないのが分かる良い出来です。他はコーネリアス、竹村延和、砂原良徳、イレジスティブル・フォースらが参加。イレジスティブル〜は好きです。やはりこの人はドラムンベースやらないでこういうアンビ系の方がいい。まりんのもなかなか。またYMOサンプリングしてるよ(^_^)。CD-ROMの方は「なんだ、こんなもんか〜」という印象。
- アンドレア・パーカー 『キス・マイ・アープ』
('00) CD \669
・・・テクノ界では珍しい美人女性アーティスト。DJやリミックスも手掛けるという。音は暗いのが売りだそうで(^_^)、エイフェックス・ツインと最近のデペッシュ・モードとビョークを足した感じ。モワックスからのリリースということもあって、ちょっとヒップホップ寄りな部分も。ヴォーカルも本人。ストリングスのスコアも本人が書いてます。この暗さは結構クセになりますです。ちなみにタイトルの“アープ”とはARPシンセのことです。
- V.A. 『ワープ・クラシックス』 ('96) CD \524
・・・タイトル通り、WARPレーベルのベスト盤。杉田元一氏(この人のele-kingの連載好きでした)による日本編集。スウィート・エクソシストのブリープ・ハウスから始まって、フューズ、セイバーズ、LFO、シーフィール、ポリゴン・ウィンドウ等。ただし、どれも基本的に“日本で発表されているヴァージョンは極力省く”という選曲がなされていて、聴いたことのないヴァージョンもあってお得。LFO「タイド・アップ」は今聴くとケミカルみたい。セイバーズ「ウィルモット」はやはり名曲。シーフィールは懐かしかった。
- V.A. 『R&S クラシックス』 ('96) CD \524
・・・こっちはKEN=GO→選曲によるR&Sのベスト。ジャム&スプーン、ベルトラム、バリル、C.J.ボーランド、デイヴ・エンジェル、サン・エレクトリック等々。サン・エレクトリックは「オ・ロコ」のオーブ・リミックス。好きです。他は、ジャム&スプーンの「ステラ」とかベルトラム「エナジー・フラッシュ」等、けっこう定番曲が多い。アウトランダーっての初耳だけど結構良かった。
- ピンク・フロイド 『P・U・L・S・E』
('95) VHS \1,660
・・・同名のライヴCDは大して面白くなかったので売っちゃったんですが、やはりフロイドのライヴはビデオだと観たいものです。'94年、ロンドンでのライヴで、バカでかい会場でムチャクチャ金をかけたであろう仕掛けが次々と観れます。全編すごいのはレーザー光線などの照明関係。画面が“ピカッ”と一瞬真っ白になる瞬間が多々あります。あとは爆破、爆破。最後のステージ上の大爆破はとんでもないぞよ。YMOの散開ライヴの何倍ぐらい火薬使ったんだろう(^_^)。しかしメンバー自身は反比例して地味過ぎ。客はホントに音楽を聴きたくて来てるんだろーか・・とも思う。でも、『狂気』全曲を終えたときの盛り上がりは凄いね。僕チンもちょっと感動したよ。でもこれじゃ来日は無理だよな。
- SUPER JUNKY MONKEY 『DEATHI デシ』
('95) VHS \1,019
・・・これは欲しかった。大好きなバンド、SJMのクリップ集+?。ニューヨーク・ロケによる、バンド結成物語「わが心の舟小屋」(短編映画)や楽屋オチ的な宴会芸(ホントしょーもない)と、クリップ、ライヴ映像などを収録。「舟小屋」は、各メンバーのキャラがよく分かって結構笑える。特にしのぶ(ベース)がペンギンのカブリモノでN.Y.を闊歩するシーンは笑った。S.E.で笑わせられた。ズルイ。あと睦(ヴォーカル)のブルマ+セーラー服も見れるよ♪しかし美人じゃのぉこの人。まぁでも曲に入ると、その落差がスゴイ。まぁバカテクだわ。特に「WE'RE
THE MOTHER」はやたら難しかっこいい曲。イイ!このビデオ。何回も観ちゃいそう。
- 遊佐 未森 『Picture HOPE』 ('91) VHS \932
・・・クリップ集+?。クリップの合い間に未森嬢がメガネ少年に扮したオリジナル映像が入ってます。イメージ映像で、あまり意味があるとは思えませんが。ま〜しかし10年前ですか。若いわぁ。衣装とかイメージ戦略、徹底してるわぁ(^_^)。しかし、「Hikari」ってインストの未森嬢のパフォーマンスは如何なものか。見てて恥ずかしいんですけど。
第46回
<09/28/01 (金)>
仕事の帰り、そのまま池袋まで。「ディスクユニオン池袋中古センター」へ直行。うち2枚はスタンプがたまったので交換。
- フランク・ザッパ&ザ・マザーズ・オブ・インヴェンション 『フリーク・アウト』
('66/'01) CD \2,548
・・・紙ジャケ再発。実はこの1st、聴くのは今回が初。ん〜、後のザッパ作品に比べると比較的マトモな曲が並んでますな。サイケだったりドゥーワップだったりロックンロールだったり。後半(アナログでは2枚目の方)では長尺のコラージュっぽい曲が。『タゴ・マゴ』あたりのカンやホワイト・ノイズ(デヴィッド・ヴォーハウス)を思わせるアシッドな現代音楽調。面白い。こっち聴いちゃうと前半のポップな曲の印象が薄くなってしまうな。
- フランク・ザッパ&ザ・マザーズ・オブ・インヴェンション 『アブソリュートリー・フリー』
('67/'01) CD \0
・・・これは持ってましたが買い直し。けっこう好きなアルバムです。曲間がなく、1曲の中でもどんどん展開するので聴いてて疲れますが。残念だったのは今回の再発でも真ん中(アナログのA面とB面の間)にシングル曲が追加されてるところ。アルバムのテンションと違ってるので、ココでガクッとダレてしまうのです。XTCみたいにラストにしてくれれば良かった。
- フランク・ザッパ&ザ・マザーズ・オブ・インヴェンション 『ウィー・アー・オンリー・イン・イット・フォー・ザ・マニー』
('68/'01) CD \2,548
・・・これは、以前出てたCD(元は内ジャケだったサージェント・ペパーズのパロディ写真が表ジャケになっててカフカの「流刑地にて」全文が載ってる冊子がついてたやつ)を持ってましたが、CD化に際してベースなどを新たに録音し直したりして変な出来だったのです。今回オリジナルで聴けて嬉しい。どの曲も異様にキャッチーで引っ掛かりがあり憶えやすい。特に「フー・ニーズ・ザ・ピース・コープス」はつい口ずさんでしまう。続く「強制収容所の月」の♪コッキダクリー
パオパオパオ♪ってのも妙に好き(^_^)。「ダンスに服はいらない」もすごいポップだよなぁ。他も声のピッチを上げてたりテープを逆回転にしてたり、変な電子ノイズが入ってたり、強烈にサイケなアルバム。オススメ。
- フランク・ザッパ&ザ・マザーズ・オブ・インヴェンション 『アンクル・ミート』
('69/'01) 2CD \0
・・・これはメチャクチャ好き。今まで僕チンが聴いたザッパ作品(計22タイトル)の中で、これと『ワンサイズ』と『ユーアーホワット』がベスト3を譲りません(あ、でも『ウィー・アー・オンリー〜』と競ってる)。最初1曲目を聴いた時はとても'69年の音だとは思えませんでした。全然古くならない不思議な曲です。しかし、はっきり言ってDISC2の映画からの抜粋は不要。聴かないもん。あと「キング・コング」も必聴どぇす。
- フランク・ザッパ&ザ・マザーズ・オブ・インヴェンション 『いたち野郎』
('70/'01) CD \2,548
・・・これは今回初めて聴くアルバム。何かの雑誌のザッパ特集で、本作について「初心者向けではない」みたいなことが書かれててチョット敬遠していたのです。聴いてみましたが、・・・まァ確かに、な(^_^)。でも『アンクル・ミート』とかが大丈夫ならこれもイケるでしょう。「オウ・ノー」いい曲ですね。
- 坂本 龍一 「LOST CHILD」 ('00) CD \210
・・・ドラマ「永遠の仔」テーマ曲(ピアノ、ヴァイオリン、チェロ)。「シェルタリング・スカイ」のテーマ系の悲しい曲。すげーイイ曲!というほどでもないな。ま、ドラマ見てなかったし、あまり感情移入できないどぇす。
ユニオンを出ていつも通り「大江戸」で寿司を食ってから、池袋を出て上板橋へ。久々に「ミスズレコード上板橋店」へ。アナログは収穫ナシ。
- マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン 『イズント・エニシング』
('88/'98) CD \1,365
・・・noricoさんオススメのマイブラのアルバム。こないだ聴いた『ラヴレス』よりも轟音度が低く、メロディーラインがハッキリと聴き取れる曲が多い(^_^)。「ルーズ・マイ・ブレス」とかいい曲だな。「フィード・ミー・ウィズ・ユア・キス」は変拍子で結構クセになる曲ですね。
続いて1駅隣りのときわ台へと。「高田書房常盤台店」へ。この駅はこの店しか行くトコがない(^_T)。店名通り、基本的には古本屋さんです。古本(エロ本指数高し)などに混じってレコがたんまり。足元にもシングル盤箱がどっちゃり(ジャケなしで盤だけ、てのがすごく多いのだが)。この雑然とした感じが、逆に「捜したるぞ」という意欲が沸いてきて良いのですよ。カスレコ群の中から掘り出し物を見つけた日にゃ、あーた。ホントに。もう何回来てるか分からんが、何ヶ月か間を開けて行くと、必ずいっぱい入荷しているので嬉しいし捜しがいがある(安いし)。店に入ると店員のお兄ちゃん(とは言えたぶん僕チンよりちょっと年上ぐらいか)に「(お、来た来た)」というような顔をされる。で、レジで買うとき「いっぱい買いますね♪」とか言ってくる(=^_^=)。で、「いや〜安いんで・・・。ハハハ」とか会話したりする。で、店の隅の段ボールを指差し、「
あの辺が新しく入荷したモノなので、よろしかったらドーゾ」とか「探してるものがあったら言ってください」とか言ってくれる(そう言われて探すと大抵何もなかったりする)。今回はシングル盤に収穫あり。
- 高橋 幸宏 『EGO』 ('88) LP \700
・・・アナログ盤は持ってなかったのでGET。でもそんなに珍しくもないか。しかしこのアルバム、CDのザラついたような音質はどうにかならんのだろうか(リマスターしてくれゃ)。と思ってアナログ試しに聴いたら、CDよりもヴォーカルが心なしか前に出てる気が。CDよりもいいかも。しかし「LEFT
BANK」の詞は凄い。
- プラスチックス 『オリガトプラスティコ』
('80) LP \800
・・・これもCDは持ってるんですが、一応アナログで聴きたかったのでGET。
- ヴィサージ 『ビート・ボーイ』 ('84) LP \600
・・・これは、ジャケがスティーヴ・ストレンジのUP(ライナー及び裏ジャケの)になってる輸入盤は持ってますが、日本盤は持ってなかったのでGET。
- MUNICH MACHINE INTRODUCING CHRIS BENNETT
『A WHITER SHADE OF PALE』 ('78) LP \600
・・・こりゃ嬉しい。ジョルジオ・モロダーのユニットです。これは2nd。プロデュースはモロダーとピート・ベロッテ。ヴォーカルはクリス・ベネット(Giorgio&Chris名義のアルバムもあり)と、だいたいいつものモロダー周辺のメンバー。タイトル曲は、もちろんプロコル・ハルムの同名曲です。原曲の面影ゼロ。16分シーケンスがデケデケデケデケ♪なテクノディスコ・カヴァー。モロダー得意のパターンでやってます。思わず笑ってしまった。他、1曲シュトラウスのディスコ・カヴァー(ツァラトゥストラ組曲の中の1曲らしい)があって、これがまたベース・ラインがテレックスの「ツイスト・ア・サントロペ」とほぼ同じ。で、残りはモロダーとベロッテの共作。B2「Love
Fever」はファンキーでカクイー。で、このアルバムの日本盤が出てるのは知ってましたが、タイトル曲の日本盤シングルが出てたとは知りませんでした。
- ジャン・ミシェル・ジャール 『ズールック』
('84) LP \700
・・・以前、誰かがオフ会でかけてたのが良かったので購入。この人のは『軌跡』っちゅーアルバムを持ってますが、まぁヴァンゲリスとか喜多郎チックなモノでした。ですが本作はエイドリアン・ブリュー、ローリー・アンダーソンらが参加。サンプリングびしばしで、リン・ドラムなども使用。特にタイトル曲はエレ度高く、ポップで良いです。どうせ安いので買いましょう。ところで数年前のコムテツとの共演はキツかったですね。
- 坂本 龍一、デヴィッド・バーン 「ラストエンペラー」
('88) 7" \400
・・・サントラ盤からのシングル・カット。A面が教授でB面がデヴィッド・バーン。
- 高橋 幸宏 「1%の関係」 ('90) 7" \100
・・・プロモ盤。シングルCDは出ましたが、これの7インチって正規盤で出たのでしょうか。B面は「FAIT
ACCOMPLI」。共にアルバムと同ヴァージョン。
- サディスティック・ミカ・バンド 「Boys
& Girls」 ('89) 7" \1,000
・・・僕チンが買ったのは見本盤でしたが、これはシングルCDと7インチ共に正規盤でリリースされたはず。ん〜、この時期の音って今すごく古く聴こえますなぁ。スネアのリバーブとか。B面は「愛と快楽主義者」。タルい曲調と小原礼氏のゲップしてるような歌い方が苦手。ミカ・バンドと言えば思い出すのは「とんねるずのオールナイト・ニッポン」でのネタ。当時後藤次利がとんねるずの専属作曲家でよくネタにされてたんですが、中でも「すごいぜゴッキー(後藤次利のあだ名)、だてにミカ・バンド再結成しても(メンバーに)入ってないぜ」というやつにはワラタ。ネタにさえされない今井裕の立ち場を憐れむ。
- サンディー&サンセッツ 「涙の太陽」
('89) 7" \600
・・・カバー曲(オリジナルって誰だっけ)で、エピック・メンソールのCMソングだったらしい。メンソールって何だ?タバコか?よく分かりませんが。B面は「CIPHER」。どうもこの時期のサンセッツはいまいちピンと来ないなぁ。ちなみに、たしか田中美奈子も歌ってた曲。とは言ってもサンディーが瞳に保険をかけたわけではない。
- つみきみほ 「時代よ変われ」 ('88) 7" \700
・・・両面とも作詞・松本隆、作曲・細野晴臣、編曲・清水信之。A面はマーチ風のイントロ(平沢調にも聴こえる)から歌に入ってガラッと雰囲気が変わる、お得意のパターン。大らかですごくいいメロディー。さすがですな。なんでこんな曲が書けるのかネェ。詞も結構考えさせられます。B面「サヨナラのあくる日」は失恋ソングで、いわゆる♪パン、パパン(ヒュー)♪のアイドル歌謡調で、これがまたエっラっく難しい曲なのよ。転調の嵐に、サビは高音部へ(A面もですが)。つみきみほもさぞ大変だったことよのぉ。でもね、これが超胸キュンものなのですよ。グッときてしまいました。アイドル映画の挿入歌とかで使われそうな感じ。つみきみほにはちょっと向いてない気もしますが、オススメ。
- HERO 「チャイナ・ガール」 ('80) 7" \300
・・・「テクノ歌謡マニアクス」や「電子音楽イン・ジャパン」にも載ってた、ジャッキー・チェンの映画「拳精」主題歌。これ、聴いたことあるなぁ。ジャッキー・チェンとかカンフーものって興味ないし全然見ないけど、この曲は強烈に耳に残ってる。特にイントロが。チープなテクノで良いですね。カヴァーだったとは知らなかった。B面はオリジナル。短いけどこっちもナカナカです。
- アンナ・バナナ 「Ka・Chi・Kan」
('89) 7" \600
・・・田島貴男がプロデュースする前まで大好きだった、後藤久美子みたいな顔したハーフの美人歌手。アルバムは当時リアルタイムで買ってました(^_^)。この曲は井上ヨシマサ作曲のラテン系歌謡ポップス。いいメロディーです。久々に聴いたよ。この人の歌の何処に惹かれるかっつーと、“ら行”の発音。“る”が言えないみたいで、例えば「君がいるわ〜♪」ってトコが「君がいりゅわ〜♪」ってなってて、なんだかすごくキュン♪としてしまうのですよ(^_^)。で、このシングル、プロモ盤で、B面がINA
SECTIONというバンドの曲でした。ガックシ。
- 「カルピス オリンピック ハイライト ソノシート」
('64) ソノシート×5 \200
・・・「電子音楽イン・ジャパン」の528ページ(平沢進ページ)で紹介されていたソノシート。5枚組でAB面あるので、通して聴くと大した時間がかかります。ま、目当ては1枚目のA面に入ってる開会式での黛敏郎氏の電子音楽だけなんですけど。天皇、皇后両陛下ご入場のバックで流れてたんですね。かすかに聴こえるだけ。ゴォ〜ンゴォ〜ン♪
う〜ん、アンビエント。アナウンスも「電子音楽が流れております」とか言ってる。でも、1分ぐらいで終わってしまう(T_T)。なんじゃい。残りは試合の実況。聞く価値ナシ。
- 「人類ついに月に立つ〜アポロ11号からのメッセージ」
('69) 7" \300
・・・「電子音楽イン・ジャパン」の8ページでも紹介されていた、'69年の月面着陸のドキュメント・レコード。ケネディ大統領の演説から始まり、二ール・アームストロングら3人の宇宙飛行士の月面着陸の様子が綴られていく。音楽はまったくなしですが、訳文を読みつつ聴いたら結構興奮してしまった。
- ポール・マッカートニー 「ワンダフル・Xマス・タイム」
('79) 7" \1,800
・・・ちょっと高かった(値札に「ドアジャケ!」とか書いてあった。どこが貴重なんだか分からん)が好きな曲だったので。これはテクノポップと言ってもいい音ですよ(BUGGLEさん公認)。シンセがすごく効果的。メロディーもいいしね。
- スピナッチ 「悪魔のような16才」
('72) 7" \400
・・・これは嬉しい。ジョルジオ・モロダーとマイケル・ホルムのデュオによるシングル第3弾。これでスピナッチは揃った。もちろん全然テクノでも何でもない普通のポップスですけどね。職人的な売れ線狙いのポップス。「アメリカ・アメリカ」とかみたいなキャッチーさはない曲だけど、まずまずの曲です。
- MIKADO 「哀しみのカーナヴァル」
('86) 7" \600
・・・プロモ盤の7インチで、「テクノ歌謡マニアクス」の94ページに載ってるのと同じもの。あのページには“12インチ”なんて書かれてますが、7インチです(実際リリースされたのは12インチですが)。12インチは同じ写真ですがカラーなのです。ま、内容は同じですが。2曲ともまあまあ好きな曲。やっぱり「Par
Hasard」とかの方が好きだなや。
<10/07/01 (日)>
昼飯食うついでに「ディスクユニオン北浦和店」へ。せみま〜る編著 「ラビリンス2002/英国フォーク・ロックの迷宮」\1,365と、雑誌「Indies magazine」\1,200(キャプテン・トリップ特集目当て)も購入。
- MOST 『MOST』 ('01) CD \2,625
・・・phewの新バンド。ボアダムスの山本精一や元スターリンのベーシストなどによる5人で、音はモロにパンク。おぉ、帯にもご丁寧に「パンク」って書いてあるぞい(^_^)。ほとんど叫ぶというかガナるような歌い方で、アーント・サリー〜東京ロッカーズに通じる部分が感じられますな。全12曲34分。猛スピードと爆音で突っ走ります。
- phew 『phew video』 ('01) VHS
\2,940
・・・アーント・サリー、'87年のphew band、ビッグ・ピクチャー、MOSTのライヴ映像と最近のインタビューを収めたビデオ。インタビューを見る限り「・・・普通のオバサンですな・・」という印象。よく笑うし(ひきつってるけど)。それにしても半疑問形の多い人だ。アーント・サリー時代の映像は貴重ですが、まぁ・・ヘタですねぇ(^_^)。PASS時代の映像がないのは残念。'87年の「Blue
Hawaii」は面白い。この人にしては珍しく声色を使ってて聴き物。
- マイク・オールドフィールド 『ハージェスト・リッジ』 ('74/'89) CD \1,890
・・・2ndのヴァージン・ジャパン国内盤。アナログは持ってますが、VJモノはどうも手が出てしまいます。で、内容は、アナログ持ってるクセにほとんど記憶になかった(^_^)。この人のってそんなに何回も聴くことないし。多分にトラッドっぽい感じがします。
第45回
<09/08/01 (土)>
帰宅したらhmv.co.jpからオーダーしていたブツがようやく届いていた。オーダーしたのは8月17日。1ヶ月弱かかった。相変わらずやな。同日オーダーしたものでまだ届いてないのもあるし(11月現在でよ。信じられる?)。きれいなコウモリ、来る気配なし。
- MAC DONALD DUCK ECLAIR 「MANY MANY SWEETS」
('99) 12cmSingleCD \1,260
・・・以前アナログは運良く見つけて買ったんですが、1曲多いということでCDも購入。まぁその1曲は2分に満たない短い曲でしたが。とは言え、「MANY
MANY SWEETS」は、とにかくメチャメチャせわしないチャカチャカしたテクノで、コミカルで、ポップで、ホント楽しくて大好きな曲。これはとにかく聴いて欲しい。マジでオススメ。
<09/13/01 (木)>
またGEMMでオーダーしていたレコが到着。実はこれ、6月25日にオーダーしていたもので、先月届いたカード会社の請求書では既に金が下ろされていたのが確認できたのになかなか来ず、アセっていたのです。ま、ともかくようやく来た。良かった。イギリスのVINYL SHOPから。
- MILK 'N' COOKIES 『MILK 'N' COOKIES』
('77) LP \6,788
・・・ニッチ界では有名なアルバム。元スパークスのマフ・ウィンウッドがプロデュースしたバンドです。まぁ期待が大きすぎたとでも言いましょうか、予想してたほどでもなかったかな、と。ニコラスたけしたさんにも聴かせてあげましたが同じようなリアクションで・・・。ヴォーカルのナヨナヨ度も曲の良さも、どっちかと言えばジェットなんかの方が上かな。音質も意外とスッキリしてるし。スパークスとかジェットみたいにもっとゴテゴテでボテボテでモコモコなサウンドの方が“らしい”気がするんですけどね。でもま、モダン・ポップ好きな人は持っていて損はないアルバム。過度な期待はしなけりゃ楽しめるはず。ちなみに鈴木祐氏は「イギリス盤のみしかない」と書いてましたが、僕のはフランス盤でした。
<09/16/01 (日)>
昨日の祭日(敬老の日)も出勤&連日残業で遠出する気力ゼロ。近場、「ディスクユニオン北浦和店」へ。
- ギャングウェイ 『シッティング・イン・ザ・パーク』
('89/'01) CD \2,039
・・・BBSで話題になってたので買ってみました。「テクノポップ/エレポップ」本にも載ってましたが、聴くのは今回が初。いや〜、メロディー作りが上手すぎ。加えてデヴィッド・モーションの、そこはかとなくトニマンなシンセ・サウンドが(「ディス・キャント・ビー・ラヴ」なんてネイキッド・アイズの曲、と言われたら信じてしまいそう)。悪いわけがなかろーに。歌い方は、ちょっとパディ・マクアルーン的。ノド声というか。腹式呼吸ではない感じですね。好きな曲ばっかりですが、特に好みなのは「ザ・パーティー・イズ・オーヴァー」とタイトル曲の「シッティング〜」かな。こういうリズムは好き。ちなみに近田春夫氏はこういうリズム嫌いだって言ってたな(^_^)。『サージェント・ペパーズ』に関するコメントで。話はそれたが激オススメ。胸キュン・ポップ好きはぜひ聴いておくれ。
- ロキシー・ミュージック 『フォー・ユア・プレジャー』
('73/'01) CD \2,548
・・・紙ジャケ再発。ヴァージン・ジャパンから出てたCDは持ってますがとりあえず購入。イーノ在籍時最後のアルバムということですが、私的にはどうしてもイーノよりもアンディ・マッケイの激ヘタなサックスに心奪われてしまう(^_^)。ほんとムチャクチャです。まぁマッケイに限らず、バンド・アンサンブルとしては整合感ゼロ。特に「ザ・ボーガス・マン」。各人好き放題弾いてます。他のメンバーの音は耳に入ってないかの如し。素晴らしい(^_^)。あと、通称“オランダの妻”のことを歌った詞がキワい「イン・エヴリ・ドリーム〜」もまた良い。
- ロキシー・ミュージック 『ストランディッド』
('73/'01) CD \2,548
・・・クリス・トーマスのプロデュースによる3rd。実はこれ聴くのは今回初めて。全然違いますネェ前2作と。まとまりがあります。いわゆる“モダン・ポップ”的な、ちょっと厚ぼったいサウンド。好きです。「アマゾナ」は、ちょっとミカ・バンド的にも感じられました。これがクリス・トーマスの音なんですかいね。ドラムのキレも良く、幸宏氏的(テクニック的な意味ではなくて)。
- ロキシー・ミュージック 『カントリー・ライフ』
('74/'01) CD \2,548
・・・ジャケがいい(^_^)。ジョン・パンターのプロデュースによる4th。ん〜、どっちかというと前作の方が好きだけど、こっちもなかなか捨てがたい。音がめいっぱい詰め込まれてる感じがなんとも。特に後半に粒が揃ってるわ〜。「トリプティック」のリフは印象的。「カサノヴァ」の歌い出しが「Tokyo
Joe」とまったく同じなのが気にかかるところですが・・・。で、ライナー書いてる和久井光司さん、ロキシーの歴史なんか他で読めるんでそんなんで字数稼がないで、もっとこのアルバムについて何か感想とか裏話とか書いてほしかったんですけど。
- ロキシー・ミュージック 『サイレン』
('75/'01) CD \2,548
・・・これはアナログで持ってます。が、あんまり聴いた憶えがなかった(^_^)。ただ、「シー・セルズ」だけは好きだったので聴き憶えがありました。松尾清憲氏の言うとおり、『オーケストラ・ルナ』の1曲目にちょっと似てる。でもいい曲です。あとはやっぱり「恋はドラッグ」だな。
<09/21/01 (金)>
ソニーのEG STREETが「廃盤CD70%オフ・セールをやる」というので(去年やったとき買ったのでメールが来た)早速トライ。しかしここヒドくて、次の画面に行こうとしても全然ページが表示されないとか、商品をカゴに入れて、やっと最終オーダー画面に行けたと思ったら“エラー”と表示されたり・・・。ムカ〜。と思ったら結局、システム障害とやらで2度も延期しやがった。で、5日からスタートする予定だったのが結局19日になってようやく再開。で、カゴにはまだ商品が入ったままだったのでログインして最終オーダー画面に行ったら“品切れの商品があります”と出てきた。・・・コノヤロ・・・。しかし18枚もカゴに入ってるのにどれが品切れなのかが表示されない。結局すべてキャンセルし、もう一度初めからやり直すことに(▼▼)。ふざけやがって。結局フリートウッド・マックの『聖なる鳥』とザ・バーズの『名前のないアルバム』、ドノヴァンのベストはカゴに入れてたのに品切れで買えず。しかし他のを選んで18枚ようやくオーダー。早くも2日後に到着。早い・・・。・・・フン、いくら早く着いたからって許さんよ。送料は\381。
- オウテカ 『トライ・レペテー』
('96) CD \725
・・・これは嬉しい。買い逃していた1枚。『コンフィールド』よりもこっちの方が好きだなぁ。緩急があって聴いてて飽きないです。中でもYMO世代の僕チンがピンと来たのは「eutow」という曲(相変わらず何て読むのか分からんタイトルが多いな)。これは、ビート二クス1stや幸宏氏がよく使っていた、たぶんプロフェットの音色だと思うんですが、例えばビトニク1stの「Mirrors」のフェード・アウトするあたりで聴こえる、ハエが飛んでるような音。ちょっと歪んだストリングス・シンセ音というか。こればっかりなんですよ。いい曲。ちょっと教授っぽくもあるかな。絶対YMO好きは“おっ”と思うはず。聴くべし。他のもなかなかいいですよん。
- システム7 『パワー・オブ・セブン』
('96) CD \724
・・・デリック・メイ、アレックス・パターソン、カール・クレイグ、ユースらが参加した、スティーヴ・ヒレッジのユニットのアルバム。冒頭、いきなりノイからのサンプリング。いいね〜。「CIVILIZATION」はカール・クレイグが参加した曲で、カッコイイ。「DAVY
JONES' LOCKER」はDr.アレックス参加。やっぱこの人は凄い。ホント独特。聴いてすぐ分かる。デリック・メイとヒレッジの共作の「BIG
SKY CITY」は、期待していたほどでもなかった。全体的には、初期の『777』とかとあんまりイメージ変わらないな。プログレッシヴ・ハウスというか(^_^)。
- C.J.ボーランド 『エレクトロニック・ハイウェイ』 ('95) CD \724
・・・テクノのアーティストの中で消えた人は数知れず。このCJBも最近噂をとんと聞かない(公式HPの記事も2000年止まり)。やはり僕チンにとってこの人は1st『ザ・4THサイン』のみの人という感じ。で、このアルバムは、R&Sとの契約終了後、R&S側が編纂して出したアルバムだそう。@CGのみが当時作られた新曲で、他は未発表曲を集めたとか。BPM早めの、ハードなカッコいいトラックが満載。この後出た『ジ・アナログ・シアター』よりも全然良かった。カクイー。でも、@はどう聴いてもエイフェックス・ツインの「On」に似過ぎ。音色まで似せててちょっとヒドイな。あと余談ですがこの人、幼少の頃ロジック・システム聴いてたそうですよ(^_^)。
- セイバーズ・オブ・パラダイス 『セイバーソニックU』
('95) CD \724
・・・懐かしい。と言うかもはや古臭く聴こえる。アンディ・ウェザオールの初期作品集なんですが、SOPはやはり2ndの『ホーンテッド・ダンスホール』が良すぎるので、こっちを後から聴いたときはすごくつまんなく聴こえた記憶が。それは今回数年ぶりに聴いても変わらず。テクノ系雑誌でやたら持ち上げられてた「スモークベルチU」も、当時も大した曲だと思わなかったからねぇ。たしかTV
Brosで細野さんも良くないとかなんとか言ってたなぁ。唯一いいと思えるのがデヴィッド・ホームズのリミックスってのもどうだか。
- V.A. 『フロッグマン プレゼンツ スパンキー・コーラス』
('95) CD \787
・・・KEN=GO→と佐藤大のレーベル、フロッグマンからリリースされたテクノのコンピで、ラヴ・パレードでよくかかった曲を中心に選曲されているそうです。'92〜'95年の曲ばかりで、今聴くとすごく懐かしい音。ハードコア・トランス系がほとんどです。M.F.S.とかハートハウスとか、レーベル見ても懐かしい。マイク・ヴァン・ダイクやハードフロアのラモンの別ユニットINTERACTIVE、POSITIVE
THINKING(本付きテクノコンピT.E.E.に入ってた曲好きだった)、スヴェン・ヴァスのユニットのメタル・マスターなどなど。いいですね。
- アリソン・モイエ 『シングルズ』
('96) CD \724
・・・元ヤズーのアリソン・モイエのシングル・コレクション。ヤズーでの3曲(「オンリー・ユー」「ドント・ゴー」「シチュエーション」)も収録。ソロになってからは、オーソドックスなポップスばかりなのですね。ソウルっぽいのやらギター・ロックっぽいのやら色々ありますが、どれもヤズーを愛聴していた耳には刺激に乏しく残念。今も活動してるのかしら。
- プライマル・スクリーム 『プライマル・スクリーム』
('89/'94) CD \725
・・・2nd。ストレートなロックンロール調の曲が中心で、半分がスローな曲。これが『スクリーマデリカ』(3rd)の前のアルバムとは信じ難い。やはりプロデューサーが違うとこうも違うのでしょうか。全10曲で32分強。短い。
- マニック・ストリート・プリーチャーズ 『ジェネレーション・テロリスト』 ('92) CD \724
・・・これはロッキング・オン信者だった友人(-_-;)から借りて聴いた記憶があります。懐かしいです。「アルバム1枚出して世界中でNo.1になって解散するんだ」と豪語したバンドの1st。とは言え現在も活動中なんですけど(^_^)。近作の『ディス・イズ・マイ・トゥルース〜』は穏やかなギターロック・アルバムですが、この頃はハード・ロックとメタルの中間的な音。全19曲で77分と、通して聴くと疲れますが、「享楽都市の孤独」(♪あんなに〜あるのにね〜もういいさ食えやしねぇ〜♪というネタで空耳アワーでも使われてた)や「ステイ・ビューティフル」などは好きな曲。メロディー的にはなかなかキャッチーなのです。
- マニック・ストリート・プリーチャーズ 『ホーリー・バイブル』 ('94) CD \725
・・・こちらは3rd。全13曲+ボーナス・トラックのライヴ3曲と相変わらずのてんこもり度。隙間という隙間を音で埋め尽くしたようなギター・ロック。熱いです。「P.C.P.」や「ファスター」あたりがキャッチーで良い。他も、メロディーは憶えやすいものが多いです。反して詞はかなり重く、ザッと読んでもよく分からない部分が多い。政治的なことやタイトル通り宗教的なことまで。
- ザ・バーズ 『グレイテスト・ヒッツVOL.T』
('67/'95) CD \567
・・・初期ベスト盤。当時アナログで出たベスト盤をそのままCD化したもので、全11曲31分強と、ベストにしてはかなり短め。バーズは『名うてのバード兄弟』しか持ってないので、ベストはとりあえず有り難い。「霧の8マイル」が聴けたのは嬉しい。あとヴァン・ダイク・パークスがキーボードで参加した「霧の5次元」(邦題似てるな)もいいですね。
- ザ・バーズ 『ザ・ベスト・オブ・ザ・バーズ(グレイテスト・ヒッツVOL.U)』
('72/'95) CD \567
・・・こちらは後期ベスト。こちらも全11曲で31分ちょっとしかない。後期はメンバーチェンジも激しく、サウンドも初期と異なりかなりカントリー寄りになっています。ですが、これが結構良い。ノホホ〜ンと楽しめます。ゴスペルっぽい「ジーザス・イズ・ジャスト・オールライト」が凄く良いです。
- ローラ・ニーロ 『魂の叫び』 ('70/'95) CD \567
・・・この人のアルバムは『イーライ〜』しか聴いたことがなくよく知りませんが、『イーライ』に比べるとゲスト・ミュージシャンは多数参加してるもののかなりシンプルでピアノをメインにした弾き語り中心。ラント期のトッドっぽい感じもありますね。荘厳な感じで、ちょっと身構えてしまう部分アリ。
- フリートウッド・マック 『ブルース・ジャム・アット・チェス
VOL.2』 ('69/'94) CD \567
・・・'68年に、マックのメンバーが大物ブルース・マンらとセッションした模様を収録したアルバム。大物と言われてもオーティス・スパンぐらいしか知りませんが。ブルース・ロックはまあ聴けますが、どブルースはそれほど好きではない僕チンにはあまりピンと来ないアルバムです。マックのメンバーらは楽しかったでしょうが。
- ZELDA 『D.R.O.P.』 ('89/'94) CD \472
・・・ゼルダは初期しか興味がないのですがとりあえず買ってみました。ま、当然ですが変わりましたねぇ。メンバーも変わってるし。当時の雑誌を見たら“黒人音楽にハマった”とか“ソウルっぽい”等の記述が。確かにファンキーな曲が多い。好きなのは「LADY
SADISTIC」かな。ピアノもギターも印象的。でもいかにも'80年代後期的な、高域を前面に押し出したシャカシャカしたサウンドで、楽曲そのものはファンキーでも総体的なファンク度は希薄。'80年代後期の音って、今一番古く聴こえてしまう音ですな。
- ピチカート・ファイヴ 『カップルズ』
('87/'95) CD \787
・・・実は“渋谷系”として括られた音楽については、まったく興味がなかったのです。正直言えば今でもないです。表面的に“おっされ〜”なイメージ(アートワークや曲名とか)やちょっと囁き入ったヴォーカルとか露骨な盗用とか(全部に当てはまるワケではないですが)・・・。とは言え、嫌い嫌いと言う前に、それら“渋谷系”と言われたCDをちゃんと聴いた記憶がない(『ピチカートマニア!』ぐらいか)。“聴かず嫌い”なのかもしれんなと思い、いい機会なのでピチカートに挑戦。これは'87年の初のフル・アルバム。うお〜、ノンスタンダード時代と全然違うな。A&Mサウンドへのオマージュだそうですが、確かに似てる。かなり密度の濃いアレンジはスゴイな。で、苦手な部分を挙げるとすると、ほとんどが男女のユニゾン・ヴォーカルという所かな。歌詞が女言葉だったりするからちょっとキショい(^_^)。なんかアイドルの歌を鼻歌で口ずさんでるおたくファンを想像してしまった(穿った見方かもしれんが)。まぁどうもね、客観的に聴けないという感じなんですわ。「(ピチカート聴いてるよこの僕チンが)」という考えがどうしても、ね。申し訳なす。
- ピチカート・ファイヴ 『ベリッシマ』
('88/'95) CD \787
・・・ヴォーカルがオリジナル・ラヴの田島貴男に交替した2nd。サウンドも随分と変わった。田島氏の書く曲はヤマタツみたいな感触もあって分かりやすいな。「セヴンティーン」とかいい曲ですなあ。小西氏の「これは恋ではない」もすごくいい曲。『カップルズ』よりは聴いてて抵抗ないけど、“ピチカートのアルバム”という印象は希薄。当時のミュージック・マガジンでのボロクソな酷評はかなり印象に残ってるんですけど(^_^)。
- ピチカート・ファイヴ 『女王陛下のピチカート・ファイヴ』
('89/'95) CD \787
・・・同じく田島貴男Voによる3rdで、ニュー・エディションによる再発だとか。いや〜、「衛星中継」はいい曲だわ〜。最初は「これは・・・プリファブか?」と思ってたらクラフトワークでしたね(^_^)。良いです。他は、・・・ちょっと曲が多すぎて1曲1曲の印象は薄いな(^_^)。「衛星」はかなり良いので◎。
- ピチカート・ファイヴ 『月面軟着陸』
('90/'95) CD \787
・・・ぅわ。これも『女王陛下』同様曲数が多いな。田島貴男が歌う、普通にスケコマでメロウでAORなポップスは結構聴きやすくて良い。ラジオ向けという気もするが。逆に、繋ぎ用のどうでもいいトラックも多いな。インタビューとか。ん〜・・・、どうも心の底から楽しめないのは何故かしら。・・・と、思ってたら僕の気持ちを代弁していた方がいました。ミュージック・マガジン'90年8月号の石黒恵氏の本作に対するコメントを読んでみてください。かなり古いですが。そこにすべて集約されております。
<09/22/01 (土)>
またGEMMでオーダーしていたレコが到着。アメリカのFINEST CD'S & LP'Sというところに8月19日にオーダーしていたもの。
- M - ROBIN SCOTT 『FAMOUS LAST WORDS』
('82) LP \1,344
・・・CDで買いましたが、アナログは持ってなかったので購入。いつ頃からか、このアルバムは入手困難になってしまっていて、運良く見つけても\7,800だとか\20,000とか(暴利だよなぁ新宿の某レコ屋)で買えなかった日々が続いていたのです。CD持ってはいるものの、やはりアナログで欲しかったのです。ジャケも若干違うしね。
第44回
<09/07/01 (金)>
朝、ポストを見たらレコが届いてた。どうやら昨日届いてたみたい。そういえば昨日ポスト見てなかった。ドイツのTOTAL RECALLというレコ屋から。
- KOLONOVITS 『LIFE IS JUST A CARNIVAL』 ('76) LP \1,005
・・・「ストレンジ・デイズ」2000年7月号のニッチで紹介されていたアルバム。CHRISTIAN
KOLONOVITSというドイツの人ですが、僕が買ったのはドイツCBS盤で、KOLONOVITS名義になってます。しかし、同じドイツCBS盤のはずなのに「ストレンジ・デイズ」に載ってたジャケ写とは違ってショボいイラスト。何故に。しかし、内容は相当いいよ〜ビックラ。おもしれぇ〜これ。クラシックっぽいインスト(シンセのショボさも味)に続き次々と出てくる曲は、場面転換の激しいモノばかりで、シアトリカルな曲調はブライアン・プロズローや10ccを合わせて更に掴み所をなくした感じ。ちょっとハマったわ。かなりクセの強いモダン・ポップ。かなりオススメ。しかし鈴木祐氏ってよくこんなの知ってんなぁ。
<09/08/01 (土)>
今日は定番方面へレコハン。まずは新宿へ。最近回転寿司ばっかりだったのだが、久々に「満来」(久本マチャミもお気に入りのラーメン屋)でチャーざるを食ってから「VINYL JAPAN1号店」へ。かなり久々。GEMMとか利用するようになってからほとんど行ってなかった。だって高いんですもの。とは言え行ってはみるものだ。スゴイものに出会った。
- NICKY ROBSON 「STARS」 ('81) 7" \2,940
・・・これは知らなかった。ゲイリー・ニューマンがプロデュースしたシングルで、ジャケ見てビックリ。「CARS」ソックリなんです。スーツや髪型、ロボット的なポーズまで見事に“フォロワー”してます。ただのフォロワーならまだしも、本家というか本人がプロデュースしてるというのはちょっとね(^_^)。だけどテンション・コードびしばし使ってるし、ゲリマンより楽典的知識はありそうな人のように思われまする。『ダンス』あたりと使用機材は一緒なのでしょう。似たような感じですがあれほど暗くなくちょっとファンキー。B面「EYE
TO EYE」も似た傾向のゲリマン・サウンド。声質はあんまり似てないけど歌い方は意識してるみたい。ともかくゲリマン・フリーク(Numania)としてはかなりのお宝度。GEMMではメチャ高。
続いては、こちらもそんなに行かない、フラッグスというビルの中にある「タワーレコード新宿」へ。先日、期待して渋谷タワーの5F電子音楽系コーナーに行ったものの、欲しいものが見当たらなかったのでこっちに賭けてみた。クラブ・ミュージックのコーナーはちょっと淋しい品揃えだな。メジャーどころが多く実験モノやアンビエントがない。いや・・・もしかしてあっちにあったはず、と思って9Fジャズ/クラクック・フロアの片隅にあるニューエイジ・コーナーへ。んでそのまた片隅にアヴァン・ポップ・コーナーなるモノ発見。「あ〜、あったよ〜」。・・・ココだ。
- RYOJI IKEDA 『MATRIX』 ('01) 2CD \2,930
・・・ぅわ〜2枚組(-_-;)。とりあえず1枚目。これがまたずーっと“ピー”音のみ。そのピーがヒヨヒヨヒヨヒヨ♪と左右にパンしたりする展開もありますが、完全なドローンですわ。10トラックに分かれてるものの曲間ナシ。でね、ヘッドホンで聴いてると危ないと思いますですよコレは。いやマジで。途中でホントにクラクラしてきちゃって参ったもん。眉間あたりがクーッときちゃって、焦点も定まらなくなったりして。いやマジですって。これは聴くには注意が必要ですわよ。で、2枚目。1枚目は10トラックできっかり60分収録だったんですが、2枚目は同じ10トラックながら31分ちょっと。“同時にかけると第3の空間が”ってやつではなかったのね(ディー・テートリッヒェ・ドーリスでんな)。2枚目はこれまでの路線というか、1枚目よりは音楽的(^_^)。リズムもあるし。初期PANASONIC的にも聴こえる。短いし、このくらいだと聴きやすいな。
- FELIX KUBIN 『FILMMUSIK』 ('98) CD \2,509
・・・noricoさんオススメのFelix Kubin。タイトル通り色々な映画用のトラックを集めたCDらしく、全26曲入り。18曲目(「ポルノディスコ」というタイトル)や22曲目のようなNDW的テクノ・ポップもありますが、中盤あたりは上野耕路氏あたりにも近い現代音楽テイストもチラホラと。と思えば21曲目ではニーノ・ロータかフランシス・レイか、ってな感じのヨーロピアン・テイストも。アート・ワークも音と合っててすごく独特。イイ!
- FELIX KUBIN 「時差ぼけディスコ」 ('?) 8cmCD \1,774
・・・これまたnoricoさん推薦盤。6曲入り8cmCD。かなりオモロイ。フンニャカエレクトロニカですわ。Aが一番お気に入り。Cはラウンジ・テイストの、どっかで聴いたような(^_^)メロがイカス。アートワークも相変わらずでイイです。
続いて「ディスクユニオン新宿本館」(元・1号店)に行くが収穫ナシ。実はこの日は昼はピーカンだったものの、3時ごろになって雨が降りはじめ、店内の湿気もすごい。ホゲャ〜。んで、汗くさい男&ワッキーの男が近くに来たりして思わず逃げる僕チン。くちゃいのくちゃいのたちけて〜。店を出ようとしても入口には傘を持ってないと思われる人々がたむろっている。ちなみに僕チンは天気予報で確認してきたので持参。おほほ♪
で、続いて斜め向かいの「ディスクユニオンプログレッシヴ・ロック館」にも行くもののこちらも収穫ナシ。で、新宿を出て京王線で町田へ。とりあえず「オスカー2号店」へ。高い買い物しちゃった♪
- 江口寿史イラストレーション/RE-MIXED BY 立花ハジメ
『NO MATTER』 ('88) イラスト集+12" \10,500
・・・江口寿史のイラスト集(本ではなく1枚1枚に分かれてる)と12インチ・シングルのセット。箱入り。イラストはこれ用に書いたものではなく、今まで書いたものをかき集めたもの。で、12インチは1曲目がハジメ氏のオリジナル・インスト「GO!
GO! PIRATES」。ちょっと妖し気な雰囲気の小曲。クレジットは“THE
PIRATES playing”になってる。次はディーヴォのマークのソロ「NO
MATTER」で、後にディーヴォのライヴ盤『退化の改新』にも収録された曲のもとのヴァージョン。クレジットは“MARK,
HAJIMMY & NANCYE singing”になっています。片面にこの2曲が入ってて、もう片面は江口マンガのキャラ(教授や土屋昌巳、クラウス・ノミまでいる)が描かれたレリーフ・レコードになっています。手塚治虫が描いた12インチもありましたね。しかしまぁそんなにギャーギャー騒ぐようなもんでもないけど、持ってることに価値がある(と思いたい)作品。
- ツインズ 『ラブ・イン・ザ・ダーク』 ('85) LP \315
・・・以前シングルを取り上げた、ドイツのエレポ二人組。いや〜まぁ、悪くないんですよ。もちろんエレポは大好きなんですけどね。しかしここまで何も書くことがないエレポも珍しい(^_^)。抑えた言い方をすれば平均的、悪く言えば没個性ということになりますな。聴き手への強烈なアピールも感じられないし、特に“あのバンドに似てる”と特定も出来ない。とにかく“エレポ”としか言えない。困った(T_T)。B@は同時期のエレポ・スパークス的な曲。それ以外に何を言えばよいのかしら。
- ディーゼル 「ゴーイング・バック・トゥ・チャイナ」 ('79) 7" \367
・・・ニッチでも紹介されていたオランダのバンドで、鹿取洋子のヒット曲の原曲。KAYAK〜ザ・プレジデントのメンバー、ピム・コープマンの作曲。鹿取版よりもハードなアレンジ。カクイー♪鹿取洋子が新人賞を取ったとき、ピム・コープマンもバックで演奏していたそうです。
続いては「ディスクユニオン町田店」へ。隣りにあるGatewayの店はシャッターが降りていた。利用者でもあったtomokoサマも嘆いていましたな。
- LYLE-McGUINNESS BAND 『ACTING ON IMPULSE』 ('83/'86) LP \315
・・・「ストレンジ・デイズ」2001年1月号のニッチで紹介されていたアルバム。元マクギネス・フリントの2人による共作。オリジナルが自主制作ということも関係あるのか、非常にシンプルなフォーク・ロック。アーシーな感じ。プレスリーみたいな3連のロッカ・バラードはちょっとダサいな。まぁ、特に好みの音でもないのでこの辺で失敬m(_
_)m。
- クリス・デ・バー 『マン・オン・ザ・ライン』 ('84) LP \105
・・・ニッチでも取り上げられていたアルバムで、前作『ザ・ゲッタウェイ』同様ルパート・ハインのプロデュース。前作はあまりハイン色が濃くなくピンと来なかったんですが、これはイイですよ〜。ほとんどハインのソロではないかと思える曲も。好みなのはABDB@あたりかな。歌い方もちょっとハイン似な気がする。いつも通り中域を強調、低音があまり出てない80's的サウンドで僕チンの好み〜♪。えぇわぁ。ティナ・ターナーがバック・ヴォーカル、ハワード・ジョーンズが1曲ピアノで参加。
- アルファヴィル 『ビッグ・イン・ジャパン』 ('84) LP \105
・・・シングルは持ってましたがアルバムは持ってなかったので購入。これ、よく見かけるんですが帯ナシか見本盤ばっかりで遠慮してたのです。で、内容は今聴くとかなり薄っぺらい感じだなや。アレンジしきれてないような曲もあるし。嫌いではないけど。メロディーはデペッシュっぽい哀愁ニューロマ調が多いのね。Voはブライアン・フェリーですねぃ。
そして町田を出て「ディスクユニオン淵野辺店」へ。もう7時半過ぎてて駅前の公園あたりは真っ暗。
- サロン・ミュージック 『ケリーズ・ダック』 ('97) CD \1,050
・・・初期〜中期のサロンはよく聴いてたけど、『MASH』以降はよく知らないのです。で、noricoさんは今のサロンもオススメよ♪と言うので買ってみました(最近そればっかり)。可愛らしいジャケとは違って、サウンドは'60年代後期的なアシッドなギター・ロック。ローファイ・サウンドとも言えるか。モロにソニック・ユースな曲もアリ。しかしサロンはサウンドがアルバム毎にコロコロ変わるなぁ。Fのハズしたようなギター・フレーズが印象的。あと関係ないけど、裏ジャケはクラスターの『U』してるなぁ。
- 細野晴臣/山下達郎/坂本龍一/鈴木茂/松任谷正隆/石川鷹彦 『ISLAND
MUSIC』 ('82) LP \420
・・・ソニーのリゾート・ミュージック的企画盤。『PACIFIC』(細野/鈴木/山下)や『エーゲ海』(細野/松任谷/石川)、『サマー・ナーヴス』(教授&カクトウギ)からの選曲。ただし、細野さんの「スラック・キー・ルンバ」はこのアルバムが初お目見え(『PACIFIC』時の録音だそうですが)。しかし「ゴナ・ゴー・トゥ・アイ・コロニー」はリゾートには不向きだろうに。他は、天気予報や交通情報のBGMとして使われてた曲が満載で〜す。
- キリング・ジョーク 『漆黒の果て』 ('86) LP \504
・・・前作同様クリス・キムゼイのプロデュースによるアルバム。前作もかなりポップでビックリしましたが、本作はさらにポップになってて初期の面影まるでナシ。AAあたりはニューロマと言ってもいいほどポップ。BCは7分以上ある大作で他の曲に比べると重いですが、それでも初期に比べるとかなり軽め。ファンの間では本作以降から再結成以前までは“なかったこと”になってるそうですが、これはこれで聴きやすくていいアルバムだと思いますけど。ちょっと重めのニューロマとして、試しにドゾ。
- デイヴ・グリーンフィールド&ジャン・ジャック・バーネル
『ファイアー&ウォーター』 ('83) LP \1,008
・・・「テクノのススメ」の49ページにも載ってる、ストラングラーズのメンバー2人による共作。もともとは映画のサントラとして製作された音源に、ヴォーカルを被せるなどして実際に使用されたモノとはかなり異なっているらしい。で、サウンドはちょっと実験的なテクノ。だいたいイメージ通りだったかな。BDはアシュラ・テンペルみたいなキラキラしたシーケンス・サウンド。これ好み。
- ジ・アーモリー・ショー 『ウェイティング・フォー・ザ・フラッズ』 ('85) LP \336
・・・「テクノポップ/エレポップ」本の42ページに載ってたレコで、既に持ってるんですがコチラは日本盤でまったくのジャケ違い(メンバーの写真)。日本盤出てたとは知らなかった。ちょっとデュランあたりにも通じる音。イケます。ビリー・カーリーも1曲ヴァイオリン・ソロで参加。実は邪外さんに録音してあげました。
- LUNA TWIST 「LOOK OUT(YOU'RE FALLING IN LOVE
AGAIN)」 ('83) 12" \420
・・・ベルギーの4人組エレポ・バンド(たぶん)。WHO
ARE THEY?のコーナーにちょっと載ってますね。よく知らないんですが、いつまで経ってもVINYL
JAPANのテクノポップ・コーナーで売れ残ってるのが記憶に残っていたので、試しに買ってみました。サウンド、メロともになかなか良し。結構キャッチーです。バンド・サウンドのエレポですね。
第43回
<09/01/01 (土)>
前日の夜には「明日はどこへ行こうかな〜」と思ってたんですが、起きたら夕方だったので(T_T)、しょうがなく近場の「ディスクユニオン北浦和店」へ。
- マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン 『ラヴレス』
('91/'98) CD \1,470
・・・今更ながら、noricoさん&よしのさんオススメのマイブラ初体験。なんせE・A・Rを聴いてた僕チンにとっては、“おぉ、ケヴィン・シールズってマイブラにいた人だったのか〜”てなもんで、まったく不勉強だったのであります。で、最初聴いた感想は“サロンのMASHみたいだ”でした(逆なんだが)。MBVフォロワーってかなり出てきたと思うので、僕チンはどっちかというとフォロワーの方を先に聴いてしまったみたいです(ラッシュなんかも一応そうかな)。“歪んだギターサウンド”と帯に書いてありますが、その歪みが結構すごくて思わずCDプレイヤー壊れたのか?と確認することも度々。短いインストのBも結構好きだったりする。
- ニュー・オーダー 『ゲット・レディー』
('01) CD \2,520
・・・ギター・サウンドに傾倒した久々のアルバム。う〜ん・・・ギター云々はともかく、メロディーそのものもあまり・・・。通して3回聴ききましたが、ほとんど印象に残らんぞ。いいなぁと思った曲はG「サムワン・ライク・ユー」ぐらいっては寂しいでがんす。『リパブリック』は捨て曲を探す方が難しいくらいなのによぉ。あと、インタビューとかプレス用の宣伝写真だと3人しかいないのはなぜ?キーボードの女の人(名前なんだっけ)は辞めちゃったのかな。ジ・アザー・トゥーじゃなくてジ・アザー・ワンになっちゃうではないか。
- ディー・ドーラウス&ディー・マリーナス 『ドーラウの世界旅行(セカンド・アルバム)』
('83/'01) CD \2,415
・・・これは嬉しい再発。世界初CD化。キャプテン・トリップはやっぱりやってくれますなぁ。「モンド・ミュージック2001」にも載ってたドーラウの、CBSから出ていた2nd。ホーンなども取り入れて、かなりパワーアップしています(^_^)。メロディー自体のほのぼの加減は従来通りですが、サウンドはかなり分厚くなってる。ちょっとダレる部分もありますが、かなりいいアルバム。@は、オムニバス『ドライヴ・トゥ・へヴン、ウェルカム・トゥ・カオス』でも再録していた曲。超ポップですねぇ。
- ロキシー・ミュージック 『ロキシー・ミュージック』
('72/'01) CD \2,548
・・紙ジャケ再発。以前ヴァージン・ジャパンから出てたCDは持ってますが、リマスターもされてると言うしとりあえず買いなおし。しかし何回聴いても変なアルバムだ。相当ヘタだし(^_^)。アンディ・マッケイがリズムずれまくって吹いてる部分はヒドいわな。Gとか特に変な曲。後半はライヴ映えしそうもない曲が続きますな。ただ、妙に惹かれるのも事実。そこが狙いなのか。
- a〜ha 『ハンティング・ハイ・アンド・ロウ』
('85) CD \105
・・・実はこれ持ってなかった。中学生当時、友人の家で散々聴いてたけどね。その友人の兄ちゃんがMTV系のLDいっぱい持ってて、「テイク・オン・ミー」も散々見た(^_^)。あのPV見るとロバート・パーマー&モデル姉ちゃんバンドのPVも同時に思い出してしまいます。んでこのアルバム、トニマンがやってると知ったのもかなり後になってから。そう言われればイントロとかに引っ掛かりのある曲が多い。曲自体もいいのが多いね。関係ないけどa〜haというと、「ひょうきん族」の合い間によくやってたギャツビーのCMを思い出すんだわなぁ(^_^)。
<09/03/01 (月)>
(いつの間にかメンバーになってしまっていた)Cyborg80'sのzunbaさんから、Cyborg'80sのデモCD-R(フュートロでも演った曲やmon
murmureさんヴォーカルの「Le Schatte Poseuse」の別テイク、さらにjellyfishのtomokoサマがヴォーカルで参加してる曲も!しかも2曲!)が届く。それと共に、「一緒に送っておくれ」と頼んでおいたCDが届く。
- Zunba Kobayashi 『TECHNO the FUTURE』 ('99) CD (定価は\2,000だそうです)
・・・zunbaさんのソロ・アルバム。一応Cyborg80's用に曲を書いてくれと言われた(というか“かいかぶられた”という方が正しい^^;)ので、氏の音楽的傾向を探るべく購入した次第。結論から言うと、逆にプレッシャーになってしまって困った(T_T)。自分の作る変な曲は合わないのじゃなかろかと。で、このCDの内容はと言うと、宇宙愛に溢れたテクノ盤。数曲で歌っている女性のBebeさんの声は、小川美潮+平野文という感じ(だっちゃ)。zunbaさんの生声Voは、多分に教授の「thatness
and thereness」を意識してるのでは?と思われます。他、インストものではF「La
Petite Paris」が一番いい。ちょっとペリキンあたりのムーグものに近い可愛い曲。Cはウルトラクイズのテーマかと思ったら・・・オリジナルでしたか・・・スマソ。ちなみに、この写真の真ん中のイケメンがzunba氏(左がフュートロ・プロデューサーのMANIAX#2よしの氏、右が総統BUGGLE氏)。可愛いコは気をつけよう。
- 宇宙ヤング 『宇宙ヤング』 ('98) CD (定価は\2,000だそうです)
・・・で、「zunbaさんのソロCDください」とメール送ったら「では宇宙ヤングのCDも一緒に」と送られて来ました。フュートロサンプラーやライヴで知ってはいましたが・・・あの世界をCD1枚分受け止められるかどうか心配でしたが(^_^)、聴いてみたら意外とスンナリ聴けてしまうものです。得体の知れないパワーが充満してるようなアルバムであります。「スパイダンディー」なんて単純に“おぉ、いい曲”と思ったもの(^_^)。それこそヒロミ・ゴーが歌っても全然違和感ないようなキャッチーな曲。あ、これ笹さんの作曲だったのね・・・意外(といっては失礼か)。笹さんってどうも作詞と歌専門のイメージがあったので。とは言え、「念力姫」の歌い出しや「宇宙ブランコ」のサビの“遊び♪”のあたりは、ある意味かなり凄いと思いますが(^_^)。「MISHIMA」は知らないうちに鼻歌歌ってたりして自分でもコワイ。ホーンが良いわね。
同日、GEMMでオーダーしていたレコが到着。最初の2枚はアメリカのVINTAGE RECORDSからで、19日にオーダーしていたモノ。3枚目のシングルはイギリスのMARQUEE MOONというところからで、22日にオーダーしていたもの。
- THE MOVIES 『THE MOVIES』 ('75) LP \2,016
・・・モダン・ポップ・バンド、ムーヴィーズの1st。・・・とは言うものの、後期のアルバム以上にフュージョン色が濃厚でガックシ。ニッチ本では“分裂後の10ccに近い”と書いてありましたが、確かに近いものの、ヒネクレ度はかなり低い。キュインキュインしたギターやリズム・アレンジがちょっと古臭い感じ。あぁ、期待してたのに。3rdの方が好きだな。
- THE MOVIES 『DOUBLE “A”』 ('77) LP \2,528
・・・というわけで全然期待してなかった2nd。こちらはかなり10cc的モダン・ポップで、充分聴けます。低いトーンのヴォーカルがヌッと入ってきたり突然変拍子になったり、結構10ccに似てる部分がチラホラと。サウンド的には『愛ゆえに』〜『ブラディ・ツーリスト』あたりをちょっと薄味にした感じ(^_^)。でも、なかなかイケますよ。
- METAL URBAIN 「HYSTERIE CONNECTIVE」
('78) 7" \1,260
・・・詳しくはFRENCH POPのページ参照。平沢氏も好きだったバンドです。リズム・ボックス+電子音が乗っかってるパンク。途中のギター・ソロがベンチャーズみたいでちょっと腰砕けになりますが(ちょっとプラスチックスの「TOP
SECRET MAN」に似てなくもない)。B面も似た傾向。でもパンク色の方が強めかな。
<09/05/01 (水)>
今日はまたヘルニアの再検査で午前中は病院へ。先生は「荒さん回復早いですよ〜」とビックリして喜んでいる。やっぱり患者が治ると嬉しいものなのだらうか。なのに「じゃ、2週間後また来てください」だって。また行くのかい。で、薬をもらって病院を出、本社の方で会議があるというので飯田橋の方へ行く・・・・はずだったが時間がまだある。ということは?
もちろんレコハンですがな(^_^)。で、池袋で降りて「ディスクユニオン池袋店」へ。中古をチェックしたかったがそこまで時間がない。残念。でもCARAVAN
BOXゲット。やた。
- キャラヴァン 『キャラヴァン&ニュー・シンフォニア(ライヴ)+5』 ('74/'01) CD \2,140
・・・オリジナル・アルバムには未収録だった5曲を加えた完全版ライヴ。オーケストラを従えてのライヴということで、どんな大仰なもんかと思ってたら、オーケストラの比重はそんなでもない。前半には今回新たに加えられた曲が収録されていますが、オーケストラはほとんど出てこない(カットされたのも納得)。でも、「リチャードのために」の後半のオーケストラの大げさな盛り上がりはちょっと暑苦しい。あと、「ミラー・フォー・ザ・デイ」はかなり粗い出来で、なんでこんなの収録したのか理解に苦しむ。特にリズムが不安定だと思うのだが。それらを除けばかなりいいライヴだと思います。意味不明な、ジャケの安っぽいのイラストは謎ですが。
- キャラヴァン 『ロッキン・コンチェルト+3』 ('75/'01) CD \2,140
・・・ヒプノシスのジャケが印象的な、キャラヴァンの7枚目。ジョン・G・ペリーがいなくなってしまったのは残念。音は、初期の繊細な感じから比べるとずいぶんと太く、ロックっぽい音(ヘンな言い方ですが)になってしまった。“しまった”という言い方をしてしまいましたが、個人的には嫌いではないです。でも、どうしても変わっていくものなのですねぃ。タイトル曲ではちょっとハード・ロック的な雰囲気までも。個人的には初期の方が、どちらかと言えば好きですが。
- TAKBAM 「TECHNOMUSIKAB UND ZU Galactik
Pizza Delivery Vol.3」 ('01) CD \1,575
・・・石野卓球とウエストバムの共作シングル。前のは結構良かった記憶があるけど、これはハッキリ言ってつまんない。リミックスのCはまあまあいいけど。
<09/06/01 (木)>
仕事が終わってから、家に帰らずそのまま渋谷へ。某2chの“IDM&ELECTRONICA”、“アンビエント”等のスレッドを見てて欲しくなったものや、マイブラ予備校のnoricoさんのULTRA
7のページ(レコ購入日記)を見て欲しくなったものを探しに行く。ホントはもっともっと欲しいものがあったのだが、渋谷でさえも見つからず(noricoさん、結構コアなトコ行ってるみたいですな)。やはり専門店に行かなくてはダメか。ま、とりあえず「dp・1(ディスクユニオン渋谷店4F)」へ。「FADER」第5号のエレクトロニカ特集号も買う。熟読。う〜ん勉強になるなぁ。
- ANTONELLI ELECTR. 『CLICK』 ('00) CD \840
・・・これまたnoricoさんオススメのアーティスト。BBSで推薦してたアルバムは見当たらなかったので、とりあえずセール・コーナーで発見したのを購入。録音とミックスでピロレーターが参加。音は、基本的にはミニマル・テクノ。ドミナのMaurizioミックスとか思い出したりして。上モノのフレーズには結構グッとくるものがあります。特徴的なのは、裏から入るリズムが多く、どっちが裏か表か分からなくなるというのが多い。幸宏氏も得意なパターンですな。つまり聴いてて結構“イラッ”と来る(^_^)。
続いて「レコファン渋谷BEAM店」へ。ホントなら昼頃に行って、のんびり半日かけて物色したかったところだが。
- MARTIN ANSELL 『THE ENGLISHMAN ABROAD』 ('86) LP \578
・・・たま社長もオススメのアルバム。ルパート・ハインのプロデュースで、元ブルー・ズーのメンバー(らしい)。いや〜メチャメチャ好きです、これ。サウンドも、いかにもルパート・ハイン的な中域を強調したようなエレ・ポップで、メロディー自体もすごく憶えやすくて良いです。ちょっと鼻にかかった声質がすごく誰かに似てる気がするんですが・・・思い出せない。曲によってはルパート・ハインがバック・ヴォーカルでヌッと出てきて嬉しくなります(^_^)。あと、どこで弾いてるのか不明ですがハワード・ジョーンズがキーボード・ソロで参加しています。ん〜、しかしルパート・ハイン・プロデュース作ってホントにハズレがないな。中でもこれは傑作。オススメよ!
- LINER 『LINER』 ('79) LP \367
・・・「ストレンジ・デイズ」2001年1月号のニッチで紹介されていたアルバム。元ブラックフット・スーのメンバーらから成るバンド。プロデュースはアリフ・マーディンで、メル・コリンズやディック・モリシーらが参加。ブラックフット・スーに関しては“地味だなぁ”と思ったぐらいの記憶しかありませんが、このライナーを聴いてもどんな音だったか連想するのは難しいはず。たぶんサウンド的にはほとんど接点は見出せないでしょう。こちらはファンク〜ディスコ〜ソウル〜AORをごっちゃにしたような、ラジオ向けという感じのスカしたサウンド。耳当たりはいいけど残らない、というやつです。しかしBBはエモーションズの「ベスト・オブ・マイ・ライフ」によく似てるわ。
- THE DUKE OF HARRINGAY 「ALROY ROAD TRACKS」 ('95) 12" \367
・・・スクエアプッシャーことトム・ジェンキンソンが変名でリリースした12インチ。以前「MARQUEE」でピチカート特集やったとき、部屋の中にレコ棚があり、そこにこの12インチが正面向いて置いてあったので憶えてました(^_^)。もしかして小西氏オススメなのかと。で、内容は、あまり変名で出した意味が分からないほどスクエアプッシャーな音です。ジャズ・フュージョン・ドラムン・ベースという感じ。12インチですが33回転で結構時間も長い。音はあんまり良くないけど。
最後は「タワーレコード渋谷店」へ。もう夜9時を回っていたものの、ココは10時までやってるので助かる。FELIX
KUBIN探したがどのコーナーにも見当たらず。とりあえず5Fへ。相変わらず変なCD(^_^)がいっぱいで興奮しただよ。
- RYOJI IKEDA AND CARSTEN NICOLAI 『CYCLO』 ('01) CD \2,509
・・・特殊なプラケースによるCD。左上に出ているボタン(とは言えないか)を中にグイッと押すとCDがニュッと横に飛び出す仕組み。楽しい(^_^)。音響派・池田亮司とNOTOことカーステン・二コライとの共作。二コライについては詳しくは知りませんが、本作を聴くかぎりはほとんど池田亮司のソロと言ってもいい感じの音。音数少ないし(^_^)。悪くはないんだけど、そろそろ飽きてきたかな。新機軸プリーズという感じですか。この人、ずっとこの調子でやってくんだろーかね。だとしたらすごいけど。
続いては3F。
- スパークス 『BALLS』 ('00) CD \2,520
・・・これは買おうかどうしようかずっと迷ってたアルバム。でも、こないだ買ったライヴDVDでやってた本作収録曲が結構良かったので買いました。一番買うきっかけになった曲はA。これ好きです。ちょっとラテンのノリで。でもやっぱり、打ち込みにもうひと工夫欲しい気がするわな〜。これじゃ、「ペット・ショップ・ボーイズみたい」っていわれても仕方ないよ(T_T)。せめてギターは入れて欲しいんだがな。あとジャケ。以前のようなアホなジャケ写プリーズ。
- BOARDS OF CANADA 『MUSIC HAS THE RIGHT
TO CHILDREN』 ('98) CD \2,510
・・・いろんなエレクトロニカや音響系モノに関する記事を読んでいく中で、そのほとんどに於いて絶賛されまくっていたのがこのボーズ・オブ・カナダ。スコットランドの二人組というぐらいしか情報がないんですが、とりあえず聴いてみようと思い購入。前半は静謐な感じ。いいなぁと思ったのはI〜Kの3曲。あと一番好きなのはラストのQ。メロディーラインがキレイ。そんなにキャーキャー騒ぐほどではないと思うけど、まぁ悪くはないですね。好きな音ではあります。
- MONOLAKE 『GRAVITY』 ('00) CD \2,404
・・・これは某2chのIDMスレで話題に挙がっていたので、一応某サイトで試聴してから購入。どんな人なのかとか何人組なのかとか全然知りませんが。いや〜、これすごい好きです。気持ち良いです。変に奇を衒ったようなトコもなく、ただただ心地良い電子音楽であります。ところどころB12(懐かし)など、往年のWARPのA.I.シリーズを思わせる部分も。録音も良くて、ボ〜ッと聴くには最適。専らカーステ用。
- CHRIS CLARK 『CLARENCE PARK』 ('01) CD \1,984
・・・21歳の大学生。ボーズ・オブ・カナダ同様WARPからのリリース。多分にエイフェックス的な感じのノイジーなエレクトロニカですが、中ではHの「Lord
of the dance」がかなり良い出来。素朴なメロディーはエイフェックスと言うよりも?-ZIQを思わせる感じ。あと、モロにゲーム音楽というかEXPO(^_^)みたいな「The
chase」がオモロイ。14曲入ってますが、トータルで31分強と短めです。
第42回
<08/18/01 (土)>
1週間くらい前から左肩が痛く、物を持ち上げようとしてもまったく腕が上がらずヘナヘナ〜と地面に挨拶してしまうという状態が続いていて、しばらく接骨院に通って電気マッサージ(電気ビリビリデジタルDG♪)を受けていたんですがまったく良くならず、大型病院を紹介してもらっていたのです。で、この日行って来ました。で、レントゲンを取り、先生が診たところ、「荒さん、あなた首の骨がズレてますね」とのこと。なんじゃそれは。よく生きてるな僕チンは。で、「精密検査が必要ですね。M.R.I.の予約しますけどあいてる日はありますか」ですと。それを聴いて僕が思ったことは、「(M.R.I.・・・ビート二クスの・・・予約しなかったしまだ買ってないな・・・ユニオン行くか・・・)」でした。で、病院を後にして「ディスクユニオン北浦和店」へ。いたたた。
- THE BEATNIKS 『M.R.I.〜Musical
Resonance Imaging』 ('01) CD \3,150
・・・で、話がうますぎるという人もいるでしょうが、M.R.I.買って来ました(^_^)。前評判がイマイチだったのでチョット心配でしたが、すごく好きです、これ。Dみたいな『出口主義』っぽいテクノと、BやEのような『EXITENTIALIST〜』的アコースティック・ポップス、幸宏氏ソロ『THE
DEAREST FOOL』的アンダーワールド系Aなど、安心して楽しめる好盤です。中でも好きなのはドノヴァンのカヴァーC。これはすごくいい曲。原曲知らなかったので、気になって某サイトで原曲聴いたらショボかった(T_^)。ビート二クス・ヴァージョンの方が全然良い。幸宏氏のHのセルフ・カヴァーはどういう理由で取り上げたんだかよく分からんので、そこだけが少し気にかかるのだが。
- 早瀬 優香子 『Love Your LIFE』 ('01) CD
\2,940
・・・祝・復活。シングルでも出てた「Sleepless」の他「雨、窓辺、声」をtomokoサマが、あとjellyfishの2ndに収録されていたアトム氏作曲の「lost
in early summer」が収録されているのが売り(個人的に^_^)。「雨〜」は難しそうな曲ですな〜。優香子サマ歌うの大変そうだ(^_^)。「lost〜」は名曲。歌詞についてjellyfishBBSでミエサマに質問したこともあります。深い詞です。他の曲もかなりレベルが高い。これだけで終わりにせず、次回作もぜひリリースしていただきたいものです。そして旧作の復刻も希望。
- ビョーク 『ヴェスパタイン』 ('01) CD
\2,548
・・・ぅわ〜。なんかすごいアルバムだわよ。聴く前は、“『ホモジェニック』とか『セルマ・ソングス』路線だったらヤだな”と思ってたんですが、エレクトロニカの要素もあるしストリングスも入っており、その点では変化はないんですが、全体的に『ホモ』『セルマ』の暗い感じとは違って、神々しいというかなんというか、曲が解放的な感じがして非常に良いです。リバーブ深いコーラスが印象的。@ABDGあたりは特にオススメ。Bなんかは、マジで泣きそうになりまする。ジャケもいいよね。『ホモ』のジャケはキツかったもの(^_^)。
- スパンダー・バレエ 『THE SINGLES COLLECTION』 ('85/'95) CD
\498
・・・こないだ行ったAmabileさんのイベントでスパンダー・バレエの曲がかかってて、それがかなり良かったので買いました。曲名が分からなかったんですが「ま、ベストなら入ってるだろう」と思って。サビが♪は〜らすと〜♪という風に聴こえたので「“ハート・オブ・ストーン”てタイトルの曲だろーな」と思ってたんですが、それと思しきタイトルは見当たらず。むむ・・。とりあえず最初から聴いてみました。“♪は〜らすと〜♪”
お、あったあった。これか。・・・「ハイリー・ストラング」というタイトルの曲でした(ヒアリングあかんな)。他にも♪おぉおガチャピ〜ンですか〜ぁ♪という空耳で有名な「フライ・フォー・ユー」などが良い。かなりAORなんですが(^_^)。スケコマな歌い方はブライアン・フェリー〜ABC的でもあるな。デビュー曲「早い話が」(この邦題、和訳にかなり苦しんだと見受けられる)は微笑ましいエレ・ポップ。良いね。あと炭鉱労働歌みたいな「マッスルバウンド」はちょっと異色。XTC的というか「花咲く乙女よ穴を掘れ」的。ある意味Amabileさんサンクス!
- ブルー・チアー 『サマータイム・ブルース〜ブルー・チアー・ベスト』 ('88) CD
\1,396
・・・こんなの出てたのか。1st〜6thの中から選曲された入門編的ベスト。発表順に収録されているので、後半ちょっとダレるのは仕方ないか(^_^)。やっぱ「サマータイム・ブルース」は別格だなや。何度聴いても燃えるわ。
<08/27/01 (月)>
GEMMで19日にオーダーしていたレコが到着。1枚目はVINYL
TAP RECORDSからで、2枚目はDESPERADOというトコから。
- MARK KJELDSEN 「ARE YOU READY」 ('80) 7"
\2,640
・・・この人が何者なのかまったく分かりませんが、ロビン・スコットのプロデュースということで買いました。「電子音楽イン・ジャパン」のロビン・スコット特集でチラッと触れられていたので。で、A面はレゲエ。ロビン・スコットがComic
Romance名義で出したシングルもそうでしたが、レゲエ好きだったのでしょうか。B面は思いっきりニューウェイヴ・バンド・サウンド。こっちの方が好き。
- SNIPS 『LA ROCCA!』 ('81) LP \2,119
・・・「ストレンジ・デイズ」No.5で取り上げられていたニッチ。元フリーのアンディ・フレイザーが結成したシャークスというバンドにいた人です(まぶたに目を書いたヒプノシス・ジャケが有名)。プロデュースは同バンドにいたクリス・スペディングで、ビル・ネルソン(シンセ)、デイヴ・マタックス(ドラム)らが参加。「テレパシー」という曲だけはスニップスとミッジ・ユーロの共同プロデュース(邪外さ〜ん♪)。基本的にはロックンロールなんですが、そこにニューウェイヴ的な味付けをした、という感じ。たしかにビー・バップ・デラックスあたりに通じる雰囲気もあります。ん〜、まあまあかな。
<08/28/01 (火)>
またGEMMから、22日にオーダーしていたレコが到着。カナダのFINYL
VINYL RECORDSというトコから。
- PALAIS SCHAUMBURG 「HOCKEY」 ('83) 12" \2,444
・・・noricoさんが自身のレコ購入日記ページ(ULTRA7)で“11年探した”と書いていたシングル(僕もルパート・ハインのLPは8年探した実績アリ)。実はパレシャンは『LUPA』しか持ってないんですが、それとはかなりイメージが違う曲。オールド・ファッションド・ソングというのか、昔のミュージカルで出てきそうな小気味良いおしゃれな曲。指鳴らしてステッキ持って踊りそうな。B面はインスト。こっちはわりとイメージ通り。noricoさんサンクス!(ってかこれは別に特に薦められたわけでもなかったか^_^)
<08/29/01 (水)>
またまたGEMMから、22日にオーダーしていたレコが、デンマークのRVR RECORDSというシンセものやニューウェイヴ専門のレコ屋から到着。2枚目は、MSBR Recordsから(これは日本のレーベル)。
- OUR DAUGHTERS WEDDING 「LAWNCHAIRS」
('80) 7" \1,588
・・・AmabileさんがDJやったときにかけていた曲。アルバムの方には再録ヴァージョンが収録されていて、佐久間英夫氏が「テクノのススメ」で“超いい曲”と書いてたんですが、その再録版を聴いたかぎりでは「・・・そんなにいいかなぁ」と思ってたんです。ですがこのオリジナル。・・・これイイ!!クラブで聴いたときは参りました。すごく簡素でチープなテクノなんですが、これはヤラレた。シビレた。で、GEMMで即効オーダーして、届いて家で聴いたら、ちょっと違った(T_^)。やはり大音量のクラブ魔力でがんすよ。でもいい曲よ。最近ヘビーローテーションです。気乗りしなかったのだが行って良かった(^_^)。大収穫。Amabileさんサンクス!
- V.A. 『PSYKOSCIFIPOPPIA』 ('?) CD \2,400
・・・BBSでnoricoさんに推薦された、エレクトロニカ系コンピ。Electric
Helgoland、Brezel Goring、Felix Kubin、Max
Kleyderstorm、Groenlandorchesterの5組による全20曲+?。これまたアタタック直結というか、ユーモラスなゆるゆるエレクトロニカでかなりオモロイっす。Felix良いです。3曲だけなので、もうちょっと入れてほしかったけど。Electric〜の「Chica(V.T.O.L)」という曲がグンバツ。これオススメ。noricoさんサンクス!
<08/31/01 (金)>
またまたまたGEMMから、22日にオーダーしていたレコが、カナダのCHEAP
THRILLS MAIL ORDER MUSICからまずは到着。2枚目は、19日にオーダーしていたレコで、こちらは有名な、ドイツのFUN
RECORDSから。
※(尚、GEMM等を通して買った輸入盤の値段は、カード会社の明細書を元にして日本円に換算して送料込みの値段を載せています)
- V.A. 『REMIXEN DIE WELTTRAUMFORSCHER』
('00?) LP \3,168
・・・これまたnoricoさんに薦められたコンピ。GAGARINというレーベルから。何の予備知識もナシで聴いてみました。知らんアーティストが多い。知ってるのはMouse
on Mars、Felix Kubin(これもnoricoさんに薦められて知った人ですが)、F.X.Randomizぐらい。アタタック系のゆるゆるテクノやいわゆる音響派などさまざま。中でも気に入ったのはSchlammpeitziger(シュラムパイトチガー)というヨー・ツィマーマンという人のソロ・ユニット。オヴァルの流れにある音なんですが、異常に気持ち良い。ヴォイス・サンプルの入り方とか聴いてると、「・・・もしかして教授なんかの影響受けてるのかな」とも思えますです。あと、さっき挙げたKubinとRandomizも良いねぇ。Minitchevのショボさも逆に味(^_^)。noricoさんサンクス!
- FOREIGN-PRESS 「THE GREAT DIVIDE」
('83) 12" \1,132
・・・これまたAmabileさんがかけていた曲で、初めて聴きました。Amabileさん曰く“サイケ+エレポップ”ということですが、確かに。バンド+打ち込みという感じ。ところどころニュー・オーダー的な匂いも感じられます。サウンドもいいですが、メロディーも結構良いのです。・・・とは言え、やっぱりあのときクラブで聴いてた時ほどは燃えないんだな〜これが(T_T)。クラブの魔力ヒシヒシと胸に染む秋。でもあの時行かなかったらずっと知らなかったであろうな。Amabileさんサンクス!