Snakeman Show(スネークマンショー)
No. 1 Band, The / Snakeman / Radio Heaven
/ New Snakeman Show / Snakeman Show Enfants
/ Seaman / Snakeman Show 21 / Eve, Masato(伊武雅刀)
- Country: Japan
- Genre:Gag, New Wave, Rap
- Members:
- Snakeman Show: Masato Eve(伊武雅刀), Katsuya Kobayashi(小林克也),
Moichi Kuwahara(桑原茂一)
- The No. 1 Band: Katsuya Kobayashi(小林克也)
- Snakeman: Katsuya Kobayashi(小林克也)
- Radio Heaven: Moichi Kuwahara(桑原茂一), Masato Eve(伊武雅刀)
- Affiliates: The No. 1 Band, Snakeman, Snakeman's Band,
Radio Heaven, New Snakeman Show, Snakeman
Show Enfants, Seaman, Radio s21
- Connections:Y.M.O., Sheena & The Rokkets, Sandii, Doctor Kessler - Kazuhiko Kato(加藤和彦),
Melon, Water Melon, The Spoil, You & Me Orgasm Orchestra,
Su'udiah, Klaus Nomi, Rip Rig & Panic,
Naoto Takenaka(竹中直人)
Snakeman Show
- Albums:
- Multiplies「X∞増殖」 [1980] Y.M.O. including Snakeman Show; Alfa
- Snakeman Show「スネークマンショー」 [1981] 1st; Alfa; Japan #8
- Shinuno Wa Iyada, Kowai. Senso Hantai「死ぬのは嫌だ、恐い。戦争反対!」 [1981] 2nd; Released with "Snakeman Show"
as double CD album; Alfa; Japan #6
- Snakeman Show Bootleg「スネークマンショー海賊盤」 [1982] Cassette (condome package); LP released in
1984; Alfa
- Pithecan Thropus No Gyakushu「ピテカントロプスの逆襲」 [1983] With Melon; Alfa; Japan #50
- Cassette Book Snakeman Show [1983] Cassette Book; Kadokawa Shoten
<荒特派員>本は「南海の秘宝」などオリジナルの読み物の他、マンガなど。カセットはA面が中西俊夫中心のウォーターメロンぽい曲が9曲。屋敷豪太、小玉和文らが参加。なぜか風吹ジュンも声で参加。B面は「テーマ・オブ・バリ」という曲(細野さんがミックスしてる)と、ラジオ・ドラマ「お茶の間の見た夢」、それとセカンドに入ってた「ブンダガハリア」を収録。ラジオ・ドラマは、家族で食事中に、父が拾ってきたテープを聴いたら中身がスネークマンショーで、家族にマズイ空気が流れる、というようなもの。ちなみに姉の声は、スパイの佐藤奈々子さんが担当。桑原茂一、伊武雅刀はいるが、小林克也不参加。
- Snakeman Show [1984] 2 LPs; 1st+2nd+Bonus EP; Alfa
- Kawatta Katchi No Ishi「かわったかたちのいし」 [1984] Naoto Takeneka
- Snakeman Show In The 90's [1991] Alfa
- Yankomaritai「やんこまりたい」 [1992] 2 CDs; Compilation; Alfa
- With No Personality Formation「人格なし」 [1993] Alfa
- With No Personality Formation 2「人格なし2」 [1993] Alfa
- Twins Super Best Of Snakeman Show [1997] Compilation from 1st to 3rd; Alfa
- Radio Snakeman Show Vol.01「ラジオ・スネークマン・ショー
Vol.01」 [2001] Warner
- Radio Snakeman Show Vol.02「ラジオ・スネークマン・ショー
Vol.02」 [2001] Warner
- Radio Snakeman Show Vol.03「ラジオ・スネークマン・ショー
Vol.03」 [2001] Warner
先ず9月27日に第一弾リリースとなったVol.01〜Vol.03(初期のラジオ・スネークマンショー)。ラジオでは1976〜78年に流れていたものです。
Radio Snakeman Show Vol.04「ラジオ・スネークマン・ショー
Vol.04」 [2001] Warner
Radio Snakeman Show Vol.05「ラジオ・スネークマン・ショー
Vol.05」 [2001] Warner
Radio Snakeman Show Vol.06「ラジオ・スネークマン・ショー
Vol.06」 [2001] Warner
Radio Snakeman Show Vol.07「ラジオ・スネークマン・ショー
Vol.07」 [2001] Warner
Radio Snakeman Show Vol.08「ラジオ・スネークマン・ショー
Vol.08」 [2001] Warner
Radio Snakeman Show Vol.09「ラジオ・スネークマン・ショー
Vol.09」 [2001] Warner
Radio Snakeman Show Rare Tracks「ラジオ・スネークマン・ショー
Rare Tracks」 [2001] Warner
残念ながら、Vol.04〜Vol.09(応募券を集めて送るともれなくもらえるはずのRare Tracksも)発売未定となってしまいました。
- Singles:
- Sasisaka To Momonai No Gokigen Ikaga 1・2・3「咲坂と桃内のごきげんいかが1・2・3」 c/w Everybody Singing Version「えぶりぼーでい・しんぎんぐ・ばーじょん」
[1981] As You And Me Orgasmus Orchestra(ユー・アンド・ミー・オルガスムス・オーケストラ);
Single; Alfa; Japan #58
B面はカラオケです。
- Ai No Senjo「愛の戦場」 c/w Ai No Arashi「愛の嵐」 [1981] Single; Alfa
アルバムのと同じです。ギャグのシングルなんて・・・。
- Videos:
- Tanoshi-i TV「楽しいテレビ」 [1984] Video; Wonder Kids
<荒特派員>伊武さんの他、竹中直人、伊藤正幸(せいこう)、大竹まこと(ヒゲなし)、そしてなぜか阿藤海などが参加。またしても小林克也不参加。なぜだろう。エンディングでピエロが踊っているシーンがあるんですが、バックに立花ハジメさんの「DAPANPIS」が流れてました。なんかすごく不気味でした。値段は\16,800!!
当時は高かったですね、ビデオは。そういえば、砂原氏も出た「カルトQ」のYMOの回のときに、「シンナーに気をつけろ」のビデオが流れてたけど、これには入ってなかったですね。
No. 1 Band, The
- Albums:
- Momo「もも」 [1982] Victor; Japan #33
- Tokyo Atari「東京あたり」 [1983] Victor; Japan #37
- Radio Show「ラジオ・ショー」 [1984] Victor
- Happa Sui Sui「ハッパスイスイ」 [1985] Victor
- Bad Songs [1986] Compilation; Victor
- Wild De Ikou「ワイルドでいこう」 [1987] As Katsuya Kobayashi & The No. 1 Band;
Kouhaku Label/Crown
- Go Go Boy [1988] As Katsuya Kobayashi; Kouhaku Label/Crown
- Gokuraku Donba「極楽ドンバ」 [1989] Kouhaku Label/Crown
- Masu「ます」 [1993] Victor; Japan #89
- Momonko「ももんこ」 [1993] As Katsuya Kobayashi & The No. 1 Band;
Compilation; Victor
Snakeman
- Albums:
- Snakeman's Rock Show! 1「処女盤」 [1992] MMG; Japan #89
- Snakeman's Rock Show! 2「2回目のオルガズム」 [1992] MMG; Japan #79
- Snakeman's Rock Show! 3「暗闇でドッキリ」 [1992] MMG
- Snakeman's Rock Show! 4「ママモミモミー輝くコカン」 [1993] MMG
- Snakeman's Rock Show! 5「東京人気者」 [1993] MMG
- Snakeman's Rock Show! X'mas [1993] MMG
- Snakeman's Rock Show! 6 Fuckin' Jungle [1995] MMG
- Pink Album「ピンクアルバム」 [1996] MMG
- Come Together「いっしょにイこう」 [1997] As Snakeman's Band; MMG
- Heart Break Body Beats [1998] Snakeman featuring Kei Nakayama; MMG
Radio Heaven
- Albums:
- Radio Heaven [1992] Produced by Moichi Kuwahara; Japan #81
<荒特派員>ギャグと音楽によるCDですが、音楽を担当してるのは、以下の方々です。桜井圭介、工藤昌之、松井寛、ヤン富田、電気グルーヴ、青木秀一、宮本大路、佐々木潤、三宅純、渡辺等、Donkie
& The Family Rocks。歌では、秋吉満ちる、CHAKA、川口昌浩、風吹ジュン等が参加。
New Snakeman Show
- Albums:
- Mandoragora「マンドラゴラ」~ Blue Film [1994] As New Snakeman Show
- The Swing ~ Blue Film 2 [1994] As New Snakeman Show
- Blue Film 3「英会話バイエル」 [1994] As Blue Film
- Blue Film 4 [1994] As Blue Film
- Blue Film 5「スマイルロックでいこう!」 [1995] As Blue Film
Snakeman Show Enfants(スネークマンショーの恐るべき子供たち)
- Albums:
- Ears「シャシの耳」 [1997] 2 CD's; Produced by Moichi Kuwahara
Seaman(シーマン)
- Albums:
- シーマンと20世紀のポテチン [2000] CD; Pioneer
正式には、アーティスト名はなく、桑原茂一プロデュースと書いてあるだけです。1999年の故・ドリームキャストの『モデル;シーマン クリスマスパッケージ』に付録として付いてきたものが、CDとして単独リリースされたわけです。ライナーには、「桑原氏の作品としては、「スネークマンショー」よりも、「シャシの耳」の方がすきだ。」とのっけから書いてある。好き嫌いだからしょうがないけど、「シャシの耳」は「スネークマンショー」ほどの切れはないと思います。伊武雅刀に加え、関連作品にも登場する、松尾貴史やYOUも参加。もちろん、シーマンもね。
Snakeman Show 21 (S21)
- Albums:
- Peace Piece Peach [2001] Club King
「9月11日」のテロに触発された反戦ネタが多いです。
- Does Anybody Really Know What Time It Is?「いったい現実を把握しているものはいるのだろうか?」 [2002]
- So Much To Say, So Much To Give「言いたいことが沢庵」 [2002]
What's This World Comin' To「世界はビッチでいっぱいだ」 [2002]
- Japan Is Not For Sale「出せ一億二千六百万人の底力
純愛日本 もう少し考える」 [2002]
Eve, Masato(伊武雅刀)
- Albums:
- Mon-jah [1983] CBS Sony; Japan #55
- Stand Up! Tokyo [1999] Release cancelled?
- Singles:
- Kodomotachi Wo Semenaide「子供達を責めないで」c/w Papa To Odorou「パパと踊ろう」 [1983]
Single; CBS Sony; Japan #21
- Kodomotachi Wo Semenaide「子供達を責めないで(カラオケ)」c/w Karaoke Sahou Kouza「カラオケ作法講座」
[1983] Single; CBS Sony
この2枚のジャケはほとんど同じです。
- Eve No Mambo De One Two Three「イブのマンボでワン・ツー・スリー」 c/w Nanka Choudai「何かちょうだい」 [1984]
Single; CBS Sony
スネークマンショーは元々ラジオ番組(ラジオ大阪=>TBS)の企画で、Y.M.O.のミニ25cmアルバム『増殖』に挿入されたのきっかけとしてニュー・ウェイヴ少年少女の間でブレイクした。Y.M.O.が『ソリッド・ステート・サヴァイヴァー』で売れてしまった後の企画としては一般人の期待を裏切る会心の作である。桑原茂一がブレインとなり、デスラー総統の声優をしていた伊武雅刀と英語のお上手な小林克也を一気にメジャーな存在とした。
スネークマンショーの始まりについて…。桑原茂一は、70年代初頭に公開されたウルマンジャックの登場する映画「アメリカングラフィティー」に深く傾倒していた。その後、彼はアメリカのカウンターカルチュア誌「ローリングストーン」日本版に関わった。小林克也は、当時のメンズアパレルメーカーVANが経営するBAR「スコッチバンク」のBGMをウルフマンジャックのものまねを武器に制作していた。桑原は、小林のものまねにいたく感動し「ローリングストーン」廃刊後に始めるラジオ番組の主役を小林克也に依頼したとのことである。ラジオ番組を制作する上で架空のキャラクターを模索(ウルフマンに対する憧れ)していた桑原は、小林克也名義ではなく、たまたま小林の干支が蛇年だったこともあってその名をスネークマン、番組名はスネークマンショーとするように小林を説得したとのことである。
伊武雅刀は白井良明や戸田誠司の協力によるニュー・ウェイヴ歌謡のアルバム『MON-JAH』をリリースし、小林克也はナンバー・ワン・バンドを結成しアルバム『もも』をリリースした。ここでスネークマンショーの思い出深いフレーズを。
- Don't worry. I am a rich man.
- Japan is number one. Do you understand Mr.
Ohhira? No.
- 警察だ逮捕する。ここは警察じゃないよ。
- はい、こちらポール・マッカートニー取り調べ係の菊地です。
- Here we go everybody, come on rock'n'roll.
- これなんですか?それコンドームですね。お使いになりますか?いえいえ。
- そんなクリスタルなあなたにホテル・ニュー越谷。
- シンナーに気をつけろ!はい親方。
私の知るスネークマン・ショーはここまでだが、その後スネークマン名義で現在に至るまでアルバムを発表している。誰か詳しいひと追加情報待ってます。スネークマン・ショーのニュー・ウェイヴ・ギャグの流れはS.E.T.、ビックリハウス(音版)、芸者ガールズ、KOJI1200へ、ロケットマンへと受け継がれていく。
■ALL ABOUT JAPANにて『スネークマン症候群』記事を2001年11月14日に掲載。
■ALL ABOUT JAPANにて『